Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

バッファロー版「Blue Track」マウス

2011-05-23 23:59:59 | Digital Devices

 最近、PCデスクを買い換えたことにより、泣く泣くキーボードを交換することになりました。これまで使ってきたNatural Ergonomic Keyboard 4000はお蔵入りになりましたが、どうしてもエルゴノミクスキーボードが使いたかった私は、同じくマイクロソフトのWireless Keyboard 6000を選択。カーブした形状が手に優しくフィットしますが、やはり慣れ親しんだ4000の方が打ちやすいですねえ・・・

 マイクロソフトのハードウェアと言えば、安価なエルゴノミクスキーボードもさることながら、マウスのラインナップも充実しています。中でも、青色LEDを使った独自トラッキング技術である「BlueTrack」をつかったマウスが存在感を放っています。私も職場で一つ使っていますが、使用感は良好。トラッキング性能も高く、満足度は高いです。

 さて、青色LEDを使ったトラッキング技術は、ここしばらくの間はマイクロソフトの専売特許でしたけど、ここに来てバッファローコクヨサプライからも登場しました。売り文句はマイクロソフトとほとんど一緒なのですが・・・

バッファローコクヨ、Bluetooth 3.0/USB接続の「BlueLED」マウス ITmedia

バッファローコクヨサプライは5月23日、ワイヤレスマウス「BSMBB08」シリーズとUSBマウス「BSMBU06」シリーズを発表した。共に青色LEDによる「BlueLED」センサーを搭載していて、従来の光学式/レーザー式マウスでは難しかった透明なガラステーブルなどの上でも操作できるのが特徴だ。6月上旬の発売予定で、価格はワイヤレスモデルのBSMBB08シリーズが3885円(税込み、以下同)、USBモデルのBSMBU06シリーズが1806円。

 マイクロソフトの製品の価格が下落傾向にあるものの、同クラスの製品と比較すれば安価になる価格設定と、エルゴノミクスを強く打ち出したデザインが売りでしょうか。特にBluetooth接続のBSMBB08は単純にカッコイイと思います。PS3用に使っても面白そうですね。

 ところで、この記事を書くために、自分の使っているキーボードとマウスについて改めて調べてみたのですが・・・実は生産終了品だったという事実に気付かされ、何となく悔しい思いをしました。ただ、保障期間の長い製品ですので末永く使っていこうと思った次第です。
 一度買って慣れてしまうと、なかなか交換しない(しにくい)製品なだけに、入力デバイスは慎重に、気に入るものを選びたいものですね。


モンハンがPS3に来る!・・・ただし、PSPの焼き直し

2011-05-22 21:56:47 | Thinkings

 結婚してから自分の時間が大幅に削られてしまい、結果的にゲームも全然出来ていない状態が続いていますが・・・そもそもこのブログの更新もかなり荒れていますので、言わずもがななんですけれど。本当に消防団の操法大会って生活の邪魔だなあ。

 さて、そんな状態でもモンスターハンターポータブル3rdは細々とやっています。ちょっとした空き時間でも、スリープを最大限活用してゲームを進められるのは携帯機ならでは。さすがに多人数でやっていると無理ですが、「いつでも中断できる」というアドバンテージは大きいです。

 でも、「大きい画面でゆっくりプレイしたい」という願望も当然ありまして、そんなときにはPSPの外部出力をつかってテレビに映すわけですけれど・・・画質は当然落ちますし、どうせならコントローラーも良いものを使いたいと思うのは人情です。PSP goならPS3のコントローラーを使えますけれど、そもそもモンハン3rdが(ダウンロード販売されていないので)遊べないという致命的な欠点がありますし。

 そこで、それらの欠点を別次元から回避する方法が、ソニーから提示されました。なんと、PS3への移植です。

PlayStation®3専用の新しいタイトルシリーズ PSP® (PlayStation®Portable) Remaster SCEIプレスリリース

 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、PSP® (PlayStation®Portable)のタイトルをPlayStation®3 (PS3®)向けにカスタマイズした、PS3®専用の新しいタイトルシリーズ"PSP® (PlayStation®Portable) Remaster (PSP®「プレイステーション・ポータブル」リマスター)"を、新たに展開いたします。本シリーズは、まずは日本においてBlu-ray Disc™タイトルとして販売いたします。

 なんでも、PSPのタイトル(+α)をPS3に移植し、セーブデータの共有やアドホックパーティへの対応をするなど、正にPSPの補完的な内容になっています。その第一弾がモンハン3rdで、プロモーション映像がカプコンの公式ページにすでに上がっていましたが、映像を見る限り、新たにモデルやテクスチャを作り直したというわけではなく、単にHD化しただけのベタ移植という印象です。メーターとか文字周りが見えていませんので、その当たりがどうなるかは分かりませんが・・・

 ただ、モンハンがHDで、しかも操作性がいい(と思われる)コントローラーで遊べるというのは、それだけでも十分にメリットです。皮肉にもPS3のソフトの大きな一角を、このPSP Remasterシリーズがしめることになるかもしれませんね・・・プリンセスクラウンも出してくれないかなあ。


モバイルデバイスと高解像度

2011-05-21 23:59:59 | Digital Devices
 だいたい1年前、これまでの4倍にまで解像度を高め、「網膜を超えた」というキャッチフレーズを引っさげて登場したiPhone4のRetinaディスプレイ。日本のケータイとか、ライバルのスマートフォンのハイエンドからはやや遅れ気味ではありましたが、やはりベンチマーク的な機種でありますので、このあたりからモバイルデバイスでもVGA以上の解像度をもつことが当たり前になってきた感があります。

 そして、そのディスプレイの解像度的な進歩はまだ発展途上にあるようです。

東芝、4型1280 x 720画素 367ppi 液晶ディスプレイを開発。年内出荷 engadget
東芝モバイルディスプレイが、対角4インチで画素数 720 x 1280 という高精細な液晶ディスプレイを公開しました。解像度は 367ppi に達し、アップル iPhone 4 の Retina Display (約330ppi) をも上回ります。また高精細だけでなく、高コントラスト ( 1000:1)、広色域 (NTSC比 72%)、広視野角などディスプレイとしての基本性能の高さも売り。

従来は「720p 動画再生が可能」な携帯端末といっても「720p 動画ファイルをデコード可能」という意味であることがほとんどでしたが、このディスプレイでは実際に 縦 720 ピクセルをドットバイドットで表示することが可能です。


 PCの場合は表示解像度の拡大=デスクトップの拡大でしたので、作業効率に直結する大きな問題でした。しかしモバイルデバイスの場合は、アイコンなどが小さくなることで、むしろ操作性の低下を招くなど、解像度=快適さとは一概に言い切れない部分があります。現に、iPhone、Android、さらには普通のケータイに関しても、メインメニューの操作性は解像度に関わらずほぼ一定になるように設計されています。

 となると、解像度の進化がモバイルデバイスにもたらす恩恵は、動画や静止画の表示品質の向上に絞られてくるわけですけれど・・・ 「網膜を超えた」というキャッチフレーズからもわかるとおり、ある一定以上の解像度になると、ドットのガタガタ感というか、粒状感はほとんどなくなってきます。つまり、見た目的にはほとんどかわりなくなるというわけですね。

 以上から考えると、今後は解像度を向上させる方向ではなく、色域であるとか反応速度といった、それ以外の部分にスポットが当たっていくことになりそうです。一時期、競って32インチにフルHDを載せていたものの、最近は720pに落ち着いてきた液晶テレビがそうだったように。

 ・・・が、それらって、パッと見とかプレスの記事ではなかなか伝わりづらい部分なんですよねえ。今後は端末の訴求点という観点からいけば、ディスプレイは不遇の時代を歩くことになるのかもしれませんね。

送料無料は当たり前・・・そういう時代がやってきた

2011-05-18 23:59:59 | Thinkings
 最初、Amazonの「1,500円以上の購入で送料無料」という戦略にすっかりやられてしまいました。何を買うにしろ、1,500円以上になるように余分なものまで購入してしまっていたんです。
 今は1,500円以下でも無料になってしまいましたが、当初の送料無料戦略によって今でもずっとユーザーを続けているみたいなものです。

 通販にはリアル店舗と違って、「自宅までの宅配」という経費がかかります。でも、リアル店舗と同じように商品価格以外にはお金を払いたくないというのは人の常・・・当然、それが大きなセールスポイントになりますので、送料が当たり前にかかっていた一昔前とは、状況が大きく変わってきたようです。

オンライン注文の半数は「送料無料」 TechCrunch
「多くの消費者が、送料無料を当たり前だと思っている」とComScoreのGian Fulgoniチェアマンは言う。たしかに同レポートによると、61%の利用者が、送料が無料でない場合、購入そのものを取り消す「可能性があり得る」としている。今やわれわれは、ガジェットもクリスマスのセーターもクックブックも無料で送ってもらえると期待するようになったということだろうか。

 たしかに、余程のことがない限り、送料がかかる買い物は避ける・・・という心理が働いているのは間違いありません。少なくとも私は。
 でも、それが私だけではないという証明が元記事であり、また、Amazonがプライムサービスを拡大し、ほぼすべての注文を送料無料にした理由でしょう。

 やっぱり、送料無料というのは分かりやすい値引きなんでしょうね。カカクコムでは送料についても比較しますけど、そうでなかったら「とりあえずAmazon」ってなってしまいますから・・・

Windows7”も”使えるi Mode端末が登場

2011-05-16 23:59:59 | Digital Devices
 もともとスマートフォンは、PCの柔軟性や汎用性を備えた携帯電話です。ならばPCを小さくして持ち運べば・・・という方法論も当然考えられますが、スマートフォンのOSはPCをのデスクトップOSとは似て非なるもの。やはりモバイル向けのプラットフォームに合わせた機能性、操作性を併せ持ったスマートフォンならではのOSが求められる・・・と、iOSやAndroidが現在証明中ですが、大方「それは正しい」と思われます。

 中には「デスクトップOS+通話ソフト」というキワモノも存在しましたが、「Windowsが落ちると通話待ち受けも落ちる」「バッテリーの持ちが激しく悪い」という、電話としては致命的な弱点を抱えてたりしました。

 そういう過去を知っているだけに、「もうそういうキワモノは出ないだろう。Androidがあるし」などとすっかり油断していたのですが・・・いやいや、そんなことはなかったようです。

Windows 7とiモードの1台2役を実現したLOOX「F-07C」 ケータイWatch
 F-07Cは、Windowsパソコンとiモード携帯電話が合体したような端末で、それぞれにCPUやストレージがあり、それぞれがほぼ独立して動作しつつ、ディスプレイやキーボードを共有することで、1個の端末としてまとめられている。Windows 7とiモード携帯電話は、側面のキーで画面表示が切り替わり、使い分けることができる。

 画面にWindowsが表示されているときも、iモード端末は独立して動いており、着信やメール受信はバックグラウンドで行われる。逆にiモード端末として利用しているときは、必ずしもWindowsが起動しているわけではなく、Windowsからiモード端末に切り替えた後、しばらくするとWindowsはスリープ状態となる。

 「Windows単体だと電池の持ちも悪いし、待ち受けの問題もあるから、OSを二つ搭載しよう。それぞれ独立して動かしたいから、中にCPUとかストレージとか、両方共ぶち込もう」まさにキワモノ中のキワモノ。驚異のニコイチケータイです。

 ただ、二つのプラットフォームが混在することにより、通話やメールがWindowsの動作に関係なく利用出来ることは某キワモノにはなかったメリットです。携帯電話としての部分とWindows端末の部分をすっぱり分けたことで、得られた利便性は意外と大きいのかもしれません。

 付属のUSBやHDMI端子により、いざという時に据え置き機としてもネットブックとしても使えそうなF-07C。スペック的にはかなりの妥協を強いられるようですけれど、Windows 7が動くというのは、それだけでも結構なセールスポイントになりそうではあります。なんというか、遅れてやってきたUMPCというか、異物的というか遺物的な匂いもしますけれど、尖ったコンセプトはとっても素敵です。

 2時間というバッテリーの持ちはいかんともしがたいですが、携帯一つで文字通り「何でもやりたい」という夢をうっかり叶えられそうな夢の端末・・・になれますかねえ。

HPから世界初のWi-Fiマウス

2011-05-15 23:59:59 | Digital Devices

 PCに接続する周辺機器の接続方法は多岐にわたります。古くはシリアルポートや専用の特殊なコネクタ、さらには長く使われているPS/2ポートやUSB、有線だけではなく無線のものや、最近はBluetoothも徐々に普及してきています。

 マウスやキーボードという入力デバイスに関しては、有線はUSB、無線はUSBかBluetoothで落ち着いてきましたが、ここにきて「モバイルPCはほぼ搭載しているが、誰もそれでマウスを接続しようとは思わなかった」規格での新製品が登場しました。

HPから世界初の WiFi 接続マウス Wi-Fi Mobile Mouse


 HPが業界初をうたうWiFi 接続マウス HP Wi-Fi Mobile Mouse を発表しました。ケーブルやUSBドングルが要らず、また単三電池 2本で「同等のBluetoothマウスの約2倍」という9か月駆動が特徴です。マウスとして両側のサイドボタンを含む5ボタンとチルトホイール、ラバー素材サイドグリップの左右対称デザインなど。発売は米国で6月、価格は49.99ドル。


 最初はWi-Fiアクセスポイントを介して動作するのかと思っていましたが、解説を見る限り、PSPやDSでおなじみのアドホックモードでリンクする模様です。そのためにドライバをインストールするのは手間ですが、USBポートを埋めず、Bluetoothよりも普及しているWi-Fiを無線接続規格に使うのは理にかなっているように思えます。

 まだ使ったことがないのでなんとも言えませんけれど、レスポンスとか接続の手軽さとかはどんな感じなんでしょうね。また、アクセスポイントを介してならデスクトップでも使えたりするのかはちょっと気になるところです。


Chromebookが正式発表・・・ちと高い?

2011-05-12 18:50:07 | Digital Devices

 Androidが絶好調なGoogleのデスクトップOSとして注目を集めるChromeOS。私はAndroidとキャラクターがかぶる様な気がして、最終的にリリースされないんじゃないか?とも思っていたのですが・・・とうとう製品版が出てきましたね。

Googleの「Chromebook」が一般発売へ ITmedia

 米Googleは5月11日(現地時間)、開催中の年次開発者会議「Google I/O 2011」において、Chrome OS搭載のNetbook、「Chromebook」を6月15日に一部の地域で発売すると発表した。韓国のSamsungと台湾のAcer製の製品が、米国ではAmazon.comとBest Buyでオンライン販売される予定。

 6月15日に発売されるのは、米国、英国、フランス、ドイツ、オランダ、イタリア、スペインのみ。数カ月中に販売国を拡大するとしている。

 強調されている点としては、Googleのオンラインサービスとの親和性。Gmail及びカレンダーほかGoogleAppsのオフライン対応の計画もあり、クラウドと常に連携することで、「ローカルデータが壊れてしまった」「PCの移行がやっかい」を無くなることが最大のセールスポイントになっています。・・・逆に言えば、データのローカル保存は大きく制限される訳ですけど。

 スペック的にはほぼ従来からあるネットブックと変わらず・・・クラウドOSを使っていることからSSDは16GBと少なめに押さえられていますけど。気になるお値段は349ドル~499ドルと、これまた従来のネットブックとそんなに変わらない設定となっています。

 ・・・ちょっと高いかなあ。200ドル台に持ってくると思ったんですけどねえ。
 ChromeOSのサービスはWindowsでもそのまま使えるわけですから、「ChromeOSしか使えない」と考えると訴求力が削がれるような。・・・私があんまりGoogleAppsを使っていないからかも知れませんけどね。

 発売は6月15日から。日本での発売は未定。果たして日本のPCベンダーはこの波に乗るでしょうか?


iPhone、何もしなくてもパケット上限になる事実が明らかに

2011-05-11 22:27:18 | Digital Devices

 携帯電話のパケット定額プラン、これが無いことには恐ろしくてスマホなんて使っていられません。「PCのモデムとして数時間使ったら、とんでもない額が請求された」なんて話はもはや「パケット通信は怖い」という話の定番ですが、そのPCと同じくらいのデータ量をやりとりするスマホは、正にパケット通信定額は必須です。

 そのパケット通信定額プランですが、多くの場合上限と下限が設けられています。全然使わない月は下限で、徐々に使っていくと上がっていき、上限になったら加算が止まるというアレです。通常の携帯電話だと、ネットを使わないと本当に下限に納まることも少なくないため合理的なシステムに見えますが、実はiPhoneを初めとするスマートフォンでは意味が無かったという話が波紋を広げています。

未利用 iPhone のパケット問題、総務省実験では4台中3台が上限に到達 engadget

iPhoneがなにもせずともソフトバンクのパケット定額プラン下限を突破する件、事態はもっと深刻でした。NHKニュースによれば、総務省が用意した4台のiPhoneのうち、3台が「インターネットをまったく使っていないのに」パケット定額の「上限」にまで達したとのこと。

 スマートフォンは、ユーザーが何もしなくても、OSが勝手にサーバーとやりとりをしているため、いつの間にかパケット通信量が上限まで達していることがあると言うことですが・・・
 これって詐欺くさいとも思いますけれど、自分の使い方だとどう頑張っても上限に張り付いてしまうため、あんまり関係ないと言えばそれまで。そもそも、常に一定のプランに乗り換えましたし。
 それ以前に、この事態は元々「使ったか、そうでないか」程度のしきい値でしかない上限・下限の設定方法に問題があるのではないですかねえ。他社の後追いでやってきた結果と言えばそれまでですが、通常の携帯電話とはパケット通信量が段違いのスマホにおいて、

ちなみに「パケットし放題 for スマートフォン / 標準プライスプラン」の上限である4410円に達するのは5万2500パケット利用時。ざっくり6.5MBぶんくらい。

高解像度の写真数枚を見たらおしまいくらいの通信量で上限に達してしまう料金体系なら、むしろ設定しない方が良いですよね・・・

 これを見るに、これからは二段階性は段階的に廃止になっていくのではないでしょうか?とりあえず、スマホに関しては「よほど特殊な使い方をしない限り、意味無し」な訳ですしね。


Googleミュージック! Amazonに対抗

2011-05-10 23:59:59 | Digital Devices

 何でも放り込めるフォルダと同じ感覚のクラウドストレージは主流から完全に外れちゃったんでしょうね。今後は、サービス別の「一点豪華主義」なクラウドサービスがモリモリ登場するんじゃないか?と思わせたAmazonの音楽専用クラウドサービスAmazon Driveでしたが、同様のサービスがGoogleからも予想通り登場してきました。

クラウド音楽サービス Google Music 正式発表、本日よりベータ開始 engadget

Google が音楽サービスを正式発表しました。名称は今のところ " Music Beta by Google "。Googleのオンラインストレージにユーザーのライブラリをアップロードしてどこからでも・どのデバイスでも聴けるようにする、いわゆるクラウド音楽サービスです。ベータは本日より開始。

 内容としては、2万曲までアップロード可能なクラウドストレージと、PCでの利用の他、Androidでも専用のアプリを即提供し、自分でアップロードした曲をストリーミング配信で聴くことが可能。Amazonと違って新たに購入は出来ない。・・・クライアントの出来にもよりますが、Google版iTunesですよね。

 ベータサービスは当面の間アメリカ内のみ。しかも招待制と言う事で、日本で使えるようになるのはいつになるかは分かりませんが、スマホの容量を気にしなくても良い、サブマシンにデータを転送する手間を省いてくれるこういうサービスは大歓迎。初回の転送の手間はあるものの、それ以降は何もしなくても良いところは便利そうです。

 気になるのは、「ベータの間は無料」というところ。正式サービスに移行したときに、どれくらいの金額を取られるのか、それいかんによっては利用そのものに関わってくるので・・・
 とりあえず、日本での早期サービスインを期待したいです。Amazonとどっちを使おうかなあ・・・


プロセッサの品質を推測する冴えたやり方

2011-05-08 23:59:59 | Digital Devices

 物理的に存在するものに「永遠」なんてものが存在し得ないように、形あるものはいつか壊れるという言葉通りに、道具はいつか使えなくなります。何らかの兆候があったり、あるいはある日突然に。

 そう、このある日突然にというのが厄介で、例えば今この原稿を書いているPCが「ある日突然」電源が入らなくなった場合とか、旅先に持っていたデジカメが「必要なときに限って」機嫌を損ねてしまったりとかされると困るわけです。

 メーカー側は、その困ったに対応するため、保証期間なるものを定めてクレームに備えるわけですが・・・普段はあんまり気にしませんが、その故障原因としては、これらも当然あるのですよね。

PCの使用条件からCPUの寿命を予測する PC Watch

 マイクロプロセッサを含めた半導体チップの寿命とは通常、製品として動作する期間を示す。標準の試験規格に準拠したストレスをサンプルに与えて試験を実施し、試験をパスすることで一定の寿命を保証する仕組みである。例えば10年の寿命を保証する場合は、通常の使用条件よりもはるかに厳しいストレスをサンプルに与えることで、試験期間を1カ月程度に短くする。いわゆる「加速試験」と呼ばれる手法である。

 これに対してIntelが試みた手法は、「知識ベースの品質保証(KBQ:Knowledge Based Qualification)」と呼ばれる。KBQでは不良モードの物理現象をモデル化し、使用条件を入力し、寿命を予測する。加速試験に比べると、実使用状態に近い条件で寿命を保証できるという利点がある。

 要は、高負荷を短時間でかける「加速試験」だと、実情にそぐわないほどプロセッサにとって過酷な環境にさらされるため、過剰な品質を求められる。だから、実使用状態での故障率のデータを蓄えることで、品質を「適正に」戻したい・・・という話です。

 この話云々よりも、「プロセッサが壊れる」という事自体に対し、変な感動を覚えた自分がいます。実際のところ、PC関係その他のトラブルが発生した場合、真っ先に疑うのはストレージなり電源なり・・・つまり、自分の中ではプロセッサは完全にノーマークだったんです。考えてみると、プロセッサだって壊れることは当然ありますよね。

 今回のネタ元にあるように、加速試験のような過酷な状況にプロセッサを追い込むことはそうそうないと思いますし、そもそも業務用でもない限り、インテルプロセッサを10年以上使うことはまずないと思います。
 ですから、今回の方法によってユーザーが不利益をこうむるよりも、むしろ、品質を下げることでの価格の低下の恩恵をうけとれるかもしれません。企業にしても無駄なお金は使いたくないでしょうし、このやり方が認められればかなりの速度で普及するかもしれませんね。