こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

息子の高校卒業

2013年03月09日 | 家族のこと
今日は息子の高校の卒業式だった。書き始めてすぐに凡庸なタイトルだと思ったが、私にとっては一生に一度のことなので、結局このままにした。子供の人生は彼ら自身のものであり、私たち夫婦のものではない。でも、神様から預かっている少しの間(「よいこの育て方 エピローグ  子供は親のものではない」)、子供の成長をいろいろな気持ちで見守り、思い出をとどめておきたい。

息子にとっては不本意な高校受験で進んだ進学先だった(「人生いろいろ。」)。だが、3年間で多くのよい友人を得ることができ、卒業式の朝、「この高校でよかった」と言って家を出て行った。そして充実した学校生活のなかで、3年間たゆまぬ努力を続け、近所の公立大学への現役進学を決めた(「僕が三年間してきたこと」)。

挫折しても、くじけずにそれをバネにして、成長する。
私は、そんなこと、実際にあるわけないと思っていたし、息子の将来を悲観的に思ったこともあった(「なにが最善か」)。
だが、目の前で息子がそれをやってのけてくれた。

若いうちの苦労は買ってでもしろ、というが、彼にとってこれがまさしくそうだったということなのだろう。
だが、その”苦労”も本当は、苦労ではなかった。
苦労を苦労と思い、あきらめるから苦労なのであって、苦労は幸せとは表裏一体なのだ。
多くの若者がそれぞれの春を迎えた。不本意な春を迎える若者もいるだろうが、一見不本意のようであっても、その裏には大きなチャンスがある。ものごとを一面的に見てはいけない。

すべての卒業生へ、ご卒業、おめでとう。

・・・って、もうPTA会長じゃないんだから(PTA会長の祝辞 (卒業式および入学式))。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
遅くなりましたが (まる子)
2013-03-11 01:32:28
ご子息様の、御卒業おめでとうございます!!

記事を拝読してましたら、蛍の光の歌が浮かんできました。卒業ですしね♪

あの歌の歌詞の元になってるという、車胤や孫康とは状況は違うけれど、勉強や目標に対する姿勢は共通していたのだろうな。と感じました。一番は本人なんですよね。

私も見習いたいと思います。


そして、なによりも、ご子息様の出掛けの言葉が、充実した3年間を過ごした表れとなって素敵でした。本当に、ご卒業おめでとうございました!!

次は入学式ですね♪
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蛍雪時代 (コロ健 to まる子さん)
2013-03-11 12:56:51
ありがとうございます。
息子にしてみれば、あっという間の3年間だったのではないかと思います。昨年の暮れには「やるだけのことはやった、これ以上(勉強)できない」というほどまでに頑張っていました。幸いにも良い結果となり、嬉しいです。これから6年、充実した学生生活を歩んで欲しいと願っています。
ちなみに、ウィークデイということもありますし、コロ健、子離れを目指しているということもあり、入学式には出ません。
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