子供は親のものではなく天からの預かりものだ。
虐待にしても、過度の期待にしても、子供の人生を親が占有しようとするために生じることだ。
子育てに答えはない。
よい子の育て方、などといっても、私の子供たちは勉強がよくできる訳でもないし、スポーツや芸術もそれほどでもない。
今度の総理大臣のように裕福な家で育ち、さらに名門大学に進み、さらに、学者となり、さらには総理大臣になる様な人が、もっとも“よい子”かもしれない。
夫婦仲もよく、子供さんも優秀だそうだし。友愛という言葉にも文句のつけようがない。
でも、“よい子”の定義は、裕福な家庭でないと育たないか、というとそうではないはずだ。そもそも、あんなお金持ちは日本中、探してもそうそういない。
でも、”幸せな家庭”に育った子供は、よい子に育つ、ように思う。
だから、夫婦仲はよくしていたい。
子供の人権を守ることが第一に重要で、その親を守ることは次に重要だ。子供への支援のお金をすべて遊興に使ってしまう鬼親もいるかもしれないが、そうではない、まじめな親のために支援するのは全く賛成だ。
よい子は社会全体で育てるもので、社会が顧みなければ、よい子は育たない。