こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

夜中に書いた手紙をそのまま出したりしないように

2012年05月30日 | 日々思うこと、考えること
物事には言っていいことと、悪いことがある。言って悪いことを言ってしまうと、取り返しがつかなくなる。ツイッター、フェイスブック、ブログに言うべきではないことを書いて、“炎上”ということがよくある。

自分では、これは絶対に正しい、という論をそういうところで主張するわけだが、客観性の無いこと、荒唐無稽なことを声高に主張しても、受け入れられることは無い。
自分の立ち位置があれば、それと反対の立ち位置があることを常に考えて表明しなくてはいけない。それができないのであれば、自分の主張は少し控えめにしておくといい。

自分のブログなりが炎上してしまった人は、なんで自分の意見が批判の対象となっているのか、よくわからないかもしれない。あらためて読み直しても、それほどおかしなことを言っているようには、自分では思えない。

夜中に書いた手紙は、そのまま出すな。

と言う言葉がある。私も昔は、気分に任せて一気に手紙を書て出したり、長文の説教じみたメールを出したりしたことがある。手紙もメールも一度出したら取り戻せない。夜中に書いた手紙、“出す前に”もう一度良く読んでみるといい。よくもまあ、これだけ書いたものだと思えるような悪文、汚文であることがほとんどのハズだ。二度と読みたくなくなる。メールを使いだした頃、いったん出したメールを取り戻したいと思ったことがどれほどあったことか。

手紙やメールですら、出したあと取り消したくなるのだから、不特定多数の人あてに発信した場合、それに対してどのような反応が来るかは火を見るより明らかだ。

考えを発信するということは、とても高度で責任を伴う作業である。
その行為自体を十分考えて実行しないととんでもないことになる。

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