こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

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心に刺さる本・・・2014年5月の読書記録

2014年06月02日 | 読書、映画、音楽、美術

心にそんなに刺さってこない本なら、三、四冊、さらっと読むこともできようが、村上春樹は一作品だけでも心をからめとられてしまい、なかなか次の別の小説を読もうという気になれない。
以前、文藝春秋のために書いたなどと、村上春樹にも文春にも少々失礼なことを考えたが、どうもそうではなかったらしい。



2014年5月の読書メーター読んだ本の数:2冊読んだページ数:542ページナイス数:114ナイス女のいない男たち女のいない男たち感想村上春樹の女性描写はなぜこうも上手なのだろう。どの女性もきっぱりとした性格のいい女で、ごく自然にセックスも好きだ。だけど許可がなければけっして触れることはできず、失われ易い。まえがきにあるとおり、これまでに多くの美しい女性たちとの巡り会いがあったから書けることなのだろうか。女性とはすべからく素晴らしい存在で、すべての平凡な男にとって、すべての女性はなくてはならないもの。家福、木野、木樽、羽原、渡会、誰も彼も、男というもの、女性がいなくては、いつもくよくよしてさびしい存在。読了日:5月13日 著者:村上春樹


マンガは哲学する (岩波現代文庫)マンガは哲学する (岩波現代文庫)感想20代、私は漫画(青年誌といわれるジャンル)が好きだった。80年代、漫画は質量ともに全盛で、その頃のものが多く引用されている。その後読みたい漫画は激減し、私は漫画を読まなくなった。永井氏の名前とタイトルをみて、漫画好きだった頃を思い出し手に取った。漫画家の多くは、哲学を意識していなかったと思うが、”面白い”と思って読んでいた漫画はなるほど哲学的な読み方もできる。言葉による表現の限界を漫画は絵をもって越えている。萩尾望都の『百億の昼と千億の夜(光瀬龍原作)』がないと思っていたら、解説を書いてたで驚いた。読了日:5月9日 著者:永井均
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