毎朝すれ違う、ランドセルの小学生。
(心の中で)今日もおはよう!
背格好からすると、君達は小学二年くらいかな?
とすると、今の僕の娘の年まで、あと四年か。
その時、私は五十過ぎ。
だが、気がついたのだが、その4年、私にとっても、彼らにとっても同じ4年。
よく、子供の頃、自分の前の時間が永遠にあるように思ったことはなかっただろうか?
オレンジ色の夕焼けを見ながら、あしたもあさってもおなじことが繰り返されると思っていなかったろうか?
その繰り返しの連続が、子供の頃に感じていた”永遠”の感覚だったのだろうか。
すべての人の上に時間は均等に流れている。
時のたつのは早いように見えるけど、残りの人生が君たちより40年ほど短いだけで、今、流れている時間は同じだ。