kenharuの日記

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ホタテ釣り

2012-08-27 | 旅行記
以前には、毎年楽しんでいたホタテ釣り。
道庁が「ホタテ釣りは違法」という見解を、各支庁に通達したと聞いてからは、やめてしまった。
ボクの知る限り、ホタテ釣りの事情は、下記のようなものだ。

まず、ホタテ釣りとは
漁港内で、テンビン状の仕掛けを投げて海底を引きずり、ホタテの開いた口に針金を挟ませて釣り上げるものである。
この写真は4年前のもの。

上はカミさんが一度に2枚を釣り上げたところ。
下は数時間の釣果。

次は、法律面
漁港内にホタテの漁業権はないので、誰が獲っても構わないのだが、ホタテ釣りを違法とする根拠は、「遊漁者に認められる漁法」ではないという点にある。
漁業者ではないボクらが魚貝類を獲るには、「遊漁者に認められる漁法」を守らねばならないらしい。
正確な文言では無いが、「遊漁者がやって良い釣りは、餌などで獲物を誘って、口またはその周辺に引っ掛ける漁法」ということになっている。
これは「引っ掛け釣り」の禁止条項である。

数年前、自由にホタテ釣りが出来たころには、某市役所が市民の問い合わせに対して、「ホタテ釣りは引っ掛け釣りとまでは言えない」と回答したことがあったらしい。
しかしその後、道庁が「ホタテ釣りは引っ掛け釣りと見なす」との見解を出してしまった。

ホタテ釣りは「引っ掛け釣り」にあたるとは思うのだが、だからと言って、取り締まる必要があるのだろうか。
杓子定規な法律の、行きすぎをセーブするのが、お上のお目こぼしというものではないか。

それに、わざわざ違法通達を出させた、そのエネルギー源は何だったのだろう?
漁港内でホタテを獲る漁業者など居ないし、ホタテ釣りに目くじらを立てる漁師に出会った経験もない。
ホタテ釣りはマイナーな釣りだから、特に港湾作業の邪魔になってもいない筈だ。
漁港内のホタテは、ホタテ船からこぼれたものや、捨てられた稚貝が成長したものだから、資源保護や生態系保全に関する問題もない。

ほかに思いつくのは、貝毒の問題ぐらいである。
夏になると、ホタテに貝毒が出て、業者の商売を縮小させることがある。
有力者が「ホタテ釣りで貝毒被害が出れば、漁業者の商売に悪影響がある」とでも言ったのだろうか。
もしそうだとしたら、これはやりすぎだ。


今日のメルヘンの丘
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