kenharuの日記

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ウトロ側のマス釣り

2012-08-23 | 旅行記
昨日は知床半島の、羅臼側でカラフトマスを釣った。
そして、今日はウトロ側での挑戦だ。
マスはウトロ側の方に多く集まると言われているが、はたしてどうだろうか。

昨夜は某林道に車中泊した。
いつもは車中泊の車が居るのだが、他に1台もいなかったし、今朝の夜明け前に入って来る車もなかった。
どうやら、みんなが釣りをあきらめたようだ。

早朝4時にケモノ道を通り、渓流に入って、海へと下った。
川はクマの餌場になっているようなので、リュックに熊鈴をぶら下げ、笛を吹き鳴らしながら、こわごわ進む。
釣り場に到着した頃は、ウキがやっと見えるほどの明るさで、これは一番釣れる時間帯に当たるが、浜辺には誰も居ない。

ここは、先日15人ほどが並んで、2本しか釣れなかった場所である。
その2本が釣れたのは、川水が流れ込む、波打ち際だった。
魚影が極端に薄いから、魚が確実に寄るポイントにウキ餌を漂わせて待つのが、確率の高い釣りになると思う。

まだ薄暗いので、竿に取り付けたままになっていたウキルアーを使った。
ウキルアーは、ウキが見えなくても釣りになるからだ。
ごく近くに投げて、リールを巻き、狙いのポイントにルアーを通す。
それを繰り返す。

10数回目に、すぐ目の前の、波が砕ける浅場でヒットした。
魚が居ないとあきらめかけていたので「おお、居たか!」、これは嬉しい。
昨日の獲物と比べれば小ぶりな魚体が、大きく跳ねた。
竿を立て、後ずさりをしながら、一気に引き上げる。
今季の第2本目は、優しい顔をしたメスだった。


小群が入ったのかもしれないので、大急ぎでウキエサ仕掛けに交換して、ピンポイントに浮かべたが、もう2度とアタリは出なかった。
その後、釣り人が増えて浜辺は4人になった。

釣り場の左手に、マスの定置網がある。
大型の漁船が、網に入ったマスの回収にやってきた。
クレーンで持ち上げた網は、遠目に見る限りカラッポ。

去年は、この網が連日のように、何トンものマスでいっぱいになるのを見た。

今朝は1時間半釣ったところで、道具を仕舞った。
結局、引き揚げるまでの釣り場全体の釣果は、僅かにボクの1本だけ。
この大不漁にもかかわらず、オスメスの2本を釣らせてもらえたのだから、ありがたいと思わなくちゃ・・・
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