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kenharuの日記

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一条工務店の床暖房

2024-11-10 | 一条の家
室温が22度を下回り始めたので、数日前に床暖房のスイッチを入れた。
毎年のことだが床暖の操作には戸惑う。
トシのせいで忘れるから、毎回マニュアルを読むことから始めなければならない。

わが家の床は5つのゾーンに分かれていて、そのひとつひとつにコレがある。


写真はAゾーンの設定画面。
これを操作して、流す湯の温度を24時間ぶん設定するのだが、これがとんでもなく難しく、半年も操作しないと忘れてしまう。
来年の設定のためにと、自分用の分かりやすいマニュアルを作ったりもしたが、翌年にそれを読んだら、やはり難解だった(笑)。

一条工務店の全館24h床暖房は「室温」ではなく「流す湯の温度」を設定する仕組みになっている。
設定操作も難しいが、設定した結果として室温が何度になるかは、過去の経験値から自分で推測するしかない。

しかも全館暖房だから、スイッチを入れてから安定した室温になるまで3日もかかる。
全館暖房というのは、押し入れの中にある布団類や食器棚の食器など、屋内のあらゆるモノ全部を暖めるという考え方だから、使い始めは室温が安定するまでに長い時間がかかってしまう。
というわけで、ようやく一昨日あたりから部屋の温度が落ち着いてきた。
床暖房のスイッチは、来年の桜が咲く頃まで入れっぱなしになる。


ところで余談になるが、一条工務店の全館24h床暖房はちょっと面白い。
今頃の季節だと、床に通す湯温を27度に設定すると、床の表面温度は24度になり、室温は22度になる。
厳寒期になると湯温を30度ぐらいに上げるが、床面の24度と室温22度はほとんど変わらない。
床面24度というのは、裸足で踏んで冷たくはないが、暖かくもない温度である。
床暖房には「床がポカポカ」というイメージを持っていたので、最初のうちは暖かくない床が不思議だった。
全ての床に床暖房があるから、高い温度にしなくても室温は上がるのだろう。

これに関連して面白いのは、室内空間の温度分布。
わが家は平屋なのに吹き抜けがあり、その天井高さは5メートルもある。
上に2階が無いから、5メートルの天井付近には暖房された暖かい空気が溜まるはずである。
そう思って、釣竿の先端に温度計を付けて、高さごとの室温を計ったことがある。

温度計の重さで、穂先が大きく曲がっている。


驚いたことに、天井付近も床面付近も全く同じ22度だった。
一般に吹き抜けは部屋の暖房効率を著しく落とすものだが、これを見ると一条の家は落とさないようである。

驚きはしたが、良く考えれば理由がわかる。
一条工務店の全館24h床暖房では、上昇するような熱い空気がどこにも存在していないからである。
また逆に、窓を開いて外気を入れたら、重い冷気は床面に拡がって床暖房で暖められるから、低い位置の室温が低くなることもない。
冬の一条の家には、寒い場所は無いが、ポカポカと暖まれるような場所もないのである。




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4 コメント

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Unknown (ふくろうキャンカー)
2024-11-10 16:20:19
どの部屋もどこの高さも同じ温度とは流石一条公務店ですね。
外で冷えた体を温めたいのは納得です。
温度計重くて竿折れそうですよ(笑)
我が家は小さなストーブ1個で全室暖房、
居間以外は寒いです。
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ふくろうさんへ (kenharu)
2024-11-10 17:39:34
はい、一条の家はどこも「生ぬるい」ので、凍えて帰宅した場合に備えて電気ストーブが必要です。
ストーブが心地良いのは背中が寒いからで、寒さと暖かさの両方がある家には季節感があります。
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Unknown (写楽湯遊)
2024-11-11 20:45:29
素晴らしいですね‼️
模倣瓶のような家、そのままですね。
上も下側も温度が一定は、まさに魔法瓶の中ですね。
快適な生活空間で過ごすと、ストレスもなく間違いなく長寿ですよ🎵
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写楽さんへ (kenharu)
2024-11-11 22:47:53
糸鋸盤を置いた屋根裏部屋は、魔法瓶の外にあるので、既にかなり寒いです。
これから糸鋸遊びをする時は、電気ストーブか防寒服が必要になります(笑)
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