地震対策

「４年以内に７０％の確率で大地震が来る」らしいので、備えの点検をした。

震災で電気と水が止まれば、まず困るのは飲料水なので、自宅の備蓄を増量した。
賞味期限を管理して、先入れ先出しで使えば、備蓄は無駄にならない。

地震では屋内での怪我が多いと聞き、家具の転倒防止も再点検した。
これは食器棚の上面につけた転倒防止。


壁に打ち込んだ木ネジ２本は、長さが１２０ミリ（！）もあって、壁裏の柱に突き通してある。（なぜ１２０ミリかは後述）
漁業用の太いナイロンロープで、金具どうしをつないだ。
ちっぽけなＬ字金具を使うと、ネジを打てる場所が限定され、強度のある部分を選べないので、こんな方法にした。
これなら多少のクッション性もあるから、ガタガタ揺すられても大丈夫だろう。

案外知られていないのだが、木ネジは地震の揺れに弱い。
最初の揺れで木ネジがほんの数ミリ動くと、ネジ山が噛んでいる木材部分が破壊されてしまい、次の揺れで簡単に抜けてしまうのである。
面白いことに、地震の場合はクギのほうが抜けにくい。
クギは少し抜けかけても、保持力があまり落ちないから、粘り腰で頑張ってくれるのである。

重い食器棚が揺すられれば、壁付けの木ネジには、引き抜き方向に、繰り返し大きな力がかかるが、１２０ミリ×２本を使ったから、まあ大丈夫だろう。