ノー天気画家の本音生活 

これが私の生き方などとヤセ我慢するよりも、今日の風に流されましょう!

「牛のイラスト」シリーズは、新しい分野を開拓する場です

2008-12-12 17:44:31 | 犬たち

上のバラをくわえ気取っている牛君の絵は「牛のイラスト」シリーズ12枚目の作品です。
強い・かわいい・たくましい・お茶目な12匹の牛の中でお気に入りの牛君がいたでしょうか?

ここで突然問題を出します。
その12点の作品の中で作品ナンバー1.4.5.7.8.12、合計6点に他の作品と違う共通の特徴があります。その特徴とはいったいなんでしょう?「牛のイラスト」をクリックして探し出してください。
ヒント:絵の内容よりも、描き方にご注目ください。

今回の「牛のイラスト」シリーズも、年賀はがきのデザインにお悩みの方のヒントとなり、時にはそのままご利用していただくために企画したものですが、私にとってはもうひとつ重要な目的があります。
絵を描き続けていると、絵が上達するといいますか手馴れていき、要領も覚えていきます。そのうちに得意分野しか描かなくなります。マンネリ化の道を歩む・・・それは画家として危険信号なのです。
そんなときこそ未知の世界に挑戦する勇気といいますか気概が必要なのですが、それがけっこうシンドイのです。
しかし、干支を描く企画は通常時のアクセス数の比ではない数のアクセスがあり、この企画はいわばスポットライトを浴びたスターのような気分で描くことができる企画なのです。
注目されると俄然張り切る私で、なんとか12枚描くことができました。

この「牛のイラスト」シリーズには「へぇ~、私もこんな絵も描けるんだ~!」という新領域に挑戦することだけ意識して描きました。そのチェックポイントは
     ① 1点1点別人が描いたようなまったく違う絵を描くこと
     ② キャラクターやマンガのように「まねた」絵は描かないこと
     ③ たえず新しい描き方、新しいテクニックに挑戦すること

さて、冒頭の質問の回答を発表します。6点の作品に共通する特色は絵の輪郭線が筆で描いてあることです。
「初心者のためのトレース水彩画教室」では線画はカーボン紙を敷いてボールペンでなぞるため、鉛筆の線のような細くて鋭い輪郭線となりますが、筆で描くと柔らかく生き生きとした線が描けると思いませんか。今回の挑戦で筆の線の魅力を発見したことが大きな収穫だったかもしれません。
線を筆で描く方法も今後の「初心者のためのトレース水彩画教室」の中で発表していく予定です。ご期待ください。