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遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

日常のナゾ

2014-05-15 11:05:09 | ミステリ
花束に謎のリボン (光文社文庫) 花束に謎のリボン (光文社文庫)
価格:¥ 637(税込)
発売日:2012-02-14

ミステリの大きなジャンルだが、これはちょっと勝手が違った、解説にもある通り「正解がない」ナゾなのだ、都筑道夫風とでも言うべきか?(本来作者が答えを知らない問題はミステリになり得ない、昔々佐野さんが「わけわからんヤツを見たら、何してるんですかと直接聞けば済む話」とミもフタもないことをおっしゃったけど、でもそれ正論だよね?)

花屋でブルー、薄いイエロー、グリーンの渋い花束を注文しながらオレンジのリボンをかけてくれという男、露骨にミスマッチだけどどうして?これ私はわかる気がする、切花を貰ったらどうするかと言えば普通は花瓶に挿す、そん時ラッピングは取るハズ、リボンを巻いたまま挿すことはないんじゃないか?そのリボンには他の用途があったのだ、どんなって、たとえばオレンジ色のテディベアにつけてやるとか・・・

アマリリスの歌詞、タハハ、出だしの2行を完全に忘れてた上、3行目は「タリラリラリラ」になっちゃってた、ああ、年はとりたくないぜ、ところでこの少年、鶯谷から有楽町の小学校へ電車で通ってるんだろか、何でわざわざそんなことするのか、そっちの方がよっぽどナゾじゃない?

花屋へ水中花を買いに来た男、そらおいてないよ、でもなぜそんなものがいるの?といえば、松阪慶子に似た(年代もほぼ同じ)奥さんが「一度本物を見てみたい」と言ったから、そんだけのことじゃいけないのかな?

ゴクラクチョウカ(こちら)、へえ、それそういう名前だったんだ、勉強になった、「足がないから一生飛び続けるしかない小鳥」のモデルがゴクラクチョウだったとは、これまた勉強になった・・・・・

有楽町の花屋に九州までクリスマスローズを届けてくれという男、そういうのって通販会社に頼んだ方が無難なハズなのに、なぜ彼は花屋へ頼みに来たのか、ナ、ナゾだ・・・

賢者の贈り物、オー・ヘンリー描く夫と妻はイーブンじゃない、それだけは全く賛成!!