どういうタイトルや?と自分でも疑問なんだが、どっかではやってる「時系列」は使いたくない、これは本来私の大っきらいな数学(いや統計学)の用語で「時間の経過に応じて分布している変量の系列」つまり数値の羅列なんだからね(あんまし役に立つものじゃない、台風の進路も円相場の変動も未来予測はまず「当たらない」ことからすれば)
さて以下は2ちゃん「おさきみどりどう書くの」レスのコピペ
・2003年月刊songsに、2005年ブログに小説第七官界彷徨の解説を掲載。
・上記事により、20歳の頃から尾崎の大ファンであることを表明。
・2005年冬頃、津原泰水氏に尾崎翠を薦められ川上氏、「おさきみどり、どう書くの?」「だいななかんたい?」ととぼける。
どうもあちらではこれが「定説」になってるらしい、津原さんが川上さんに尾崎の本をを薦めたことと、川上さんが「第七官界」を紹介したこととの間に因果関係はない
けどそれってありえないんじゃないか、津原さんがユリイカ編集長の紹介で川上さんに会って「小説の書き方」をレクチュアしたのがいつのことなのか、本人も記憶定かでないらしいし、その時の様子はBBSのあっちこっちに散らばってて、いちいち探してコピペするの面倒だから私の記憶だけで書くけど
1.同席者は津原さん、川上さん、編集長の他数名、中の少なくとも一人は編集者
2.その時、川上さんの肩書きは「歌手」(これは同席者の証言とのこと)
3.みんなで鍋を囲んだ、つまり季節は冬
4.ちくまから文庫版「尾崎翠集成」(02年10月刊)が出ていると編集者が言った
5.津原さんは「瑠璃玉」の仕事を始めたところで布教精神があふれてた
さあ、この会合はいつのこと?これを当てるのに推理力は必要ない、「瑠璃玉」の執筆は担当編集者の死によって一時頓挫し、実際にWeb連載が始まったのは07年なのだ、担当者(奥歯さん)が亡くなったは03年4月!!
さて川上さん(当時26-7歳)は文庫版ではなく旧字旧かなの古本をゲトした(「第七官界彷徨」というタイトルだったらしいのだがウラはとれない*、全集だったかも)、稲垣真実氏の後書きがついていた、これとフォーラムの映画紹介をコラージュして、songsの記事を書いた
なぜ古本と言えるかって、フッフッフ、私はモンキービジネス創刊号(08年)を持ってるのだよ(こちら)、字が小さいというヒトのためにコピペすれは
Monkey Classics: Japan
尾崎翠 第七官界彷徨(抄)
川上未映子 第七官界で、命がけで遊ぶ
もっともほとんど新情報はない、「尾崎本人による解説」を新字新かなで引いてるところから、少なくとも08年には文庫版を持ってたことがわかる程度、最初「第七官界」に会ったのは図書館と書いてるけど、これは津原さんの経験である可能性が高いと思う(「どこの」図書館という記述がないことからの推測)、だが「古本屋で買った」だけは(これも店の名前とかはないが)信用してもいい気がする、たぶん文庫2冊買うより安かったろうし、持ってないと稲垣氏の解説引けないし
もっとも「図書館で全集を借りて解説を写した」が真実かもしれず、それだったらもう「何をか言わんや」だがね
*10/7付記-津原BBSに川上さんの文章は「第七官界彷徨」(1980)の後書きを引いたものでは?との推測あり、まちがいなさげだね、ruleさん、サンクス