小選挙区にも比例代表にも全然賛成じゃないので、昔の方が選択範囲が広い分よかったのじゃないかと思ってるのだが、それはさておいてもこんなふうに上下を広くしてみると不公平感が強くなるような気はしないでもない
とは言え2002年以前はもっとひどかったというかタテに広がってたのである(左図)。これでもかなりマシになった方なので2005年の選挙の後にすぐまた区割りを変えようなんて話を始めたら「朝令暮改」のそしりをまぬがれなかったろうと思う、だが首都圏3県の選挙区を増やすために(島根県はともかく)北海道と静岡県にワリを食わせたのは杓子定規で感心しない、この2つは有権者は多くても県(道)内格差が大きい、つまり田舎部分も多い、ある程度1票が高くなくてはいけない地域だなのだ(偏見かなあ?)
はっきり言えば都市部の1票は安くてもよいのである、神奈川県はこれでもまだおもしろくないだろう(と思う)けど、それは有権者の少ない大阪の方が選挙区が多いから(たぶん)で、だとすれば大阪の方を減らす手もありなのじゃないか?
また東京は別格、何も増やすことはない(とお役所も思ったんだろな)
しかしこれ以上各県の選挙区数を変えるのは不可能に近い、できるのはせいぜい線を引きなおして県内格差を調整することぐらいである(それは選挙ごとにやってもよいというか、やらないのは怠慢ではないかと思うが)
隣同士の県をくっつけて「越県選挙区」を作ることは不可能なんだろうか?昔の高校野球方式である(もっともあの頃は県代表を2校ずつ選んで2県でトーナメントをやってたんで、予選段階で2県が混ざってたわけじゃないのだが)
高知県と徳島県で「南四国」(選挙区5、1減)、鳥取県と島根県で「山陰」(選挙区4、増減なし)、佐賀県と長崎県で西九州(選挙区7、増減なし)、福井県と石川県で「北陸」(選挙区7、増減なし)、長野県と山梨県で「甲信」(選挙区8、増減なし)、これで北海道と静岡県を元に戻せたし、何より上下の差がずいぶん縮まった(左図参照)
もちろんこんなんで選挙区の割り振りがうまく行くかどうかはわからない(少なくとも我が岐阜県は三重県と合併して三岐選挙区になんかなりたくない)、けど一考の価値はありなんではないかと思うのだが・・・・机上の空論ってか、かもね