事件記者のページ

遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

大人のためのファンタジー

2018-06-29 11:28:38 | 本と雑誌
ジョン・コナリー「失われたものたちの本
ソニーでたまたま見かけて出来心でダウンしたんだが、これが意外な拾い物だった、最初こそいささか読むのが辛い、戦争真っ最中の空襲におびえるイギリスで母を亡くした少年が継母との生活になじめず、いつしか異世界からの声を聴くようになる、ある日庭に爆撃機が落ちて来て少年は異世界に迷い込んだのだった、ここ重要な伏線、おっとわざとらしくネタバレ自粛

少年の一家は継母の実家に住んでいた、継母はずっと昔伯父に当たる少年とたまたま家に引き取られた少女がいっしょに失踪した、両親(つまり継母の祖父母)は一生息子たちを探し続けたと語る、これまた重要な伏線、この回収には誰しも納得・・・かどうかはわからんけどネタバレ自粛

迷い込んだ場所はオトギ話の世界だったが何というか知られたお話とは微妙に違う、赤ずきんが生んだ人狼(メチャ残酷なヤツ)が世界征服を狙ってたり、小人たちが白雪姫に虐待されてたり(小人たちは労働者の権利とか主張しながら姫を毒リンゴで殺しそこなって言うがままになってる、救いようなし)、かと思えば突然正直な鬼とウソつきな鬼のクイズを出されたり(私の知ってた答えとはちょっと違ったけどこっちの方がエレガントかな?確か私の聞いた問題ではイエスノーで答えられる質問しかできないんだった)
登場人物が語る「美女と野獣」はいかに何でもヒドい、顔を見ずに恋した女性が「私の顔を見てもまだ愛してくれる?」と言ったら「もちろん、そのままで君はかわいいよ」と言うもんだろ、違う?(彼女の顔が猫科だったなら、もっとおぞましい状況いくらでも考えられるけど)

チャイルド・ローランドは初耳だったけど元ネタは姉さんを探しに行ったとのこと、こちらのローランドは男の恋人を探しに眠り姫の城へ、少年は「それ変態なんでは?」と思う(現実世界で男の子が変質者に殺される事件があった)そら偏見だよ、つかローランドさんイケてたのにアッサリ死んじゃって悲しいな、恋人といっしょになれたからよいってもんじゃないと思うんだが

「三人の軍医さん」には幼稚園の時に聞いて以来の再会、動物と人間の部品をつなぎ合わせるなんて本来の意図じゃなかったのに全く趣味悪い、だけどここで少年が(それまで隠れてた)勇気と才覚を発揮するんだからしかたないかも、この辺から彼は運命に翻弄されるんじゃなく堂々と運命に立ち向かう立派な主人公に生まれ変わるのだ

さてこの世界の黒幕は「子供を奪いに来る妖怪」ルンペルシュティルツヒェン(昔ガタガタの竹馬小僧とか訳されてたなあ)だが(これは言ってもいいと思う)こいつ自身が世界の乱れぶりにいささか手を焼いている、何でこんなことになっちゃったんだと言えば「ヒトのダークサイド」こそ実はどんな邪悪な怪物より邪悪だからなのかも、何せ怪異というヤツは約束を守らなくちゃいけないというお約束に縛られてるから・・・なんてね、そんなん誰が決めたんだ?

あ、わけわからんよね、もしあなたがお話好きの子供だったら今読むのは薦めない、でもお話好きの大人だったらたぶん読んで損ないと思うよ

最後にツッコミ、主人公の弟はどこで戦死したんだろ、まさかベトナムじゃないよなあ・・・

憂うべき事実

2018-06-27 18:30:21 | 事件記者の物語
いなばさがみ様より情報をいただいた(こちら)日活映画「事件記者」第一作の紹介である、これは見てないな、私が見たのはどれだったかしらん、確かめる気にもならん、映画版は私の事件記者じゃないんだもんな

あのさ解説者殿、ちょっとは調べてよ、何でこれが「俳優陣はテレビ版とほぼ同じ」なわけ?データがないとは言わせないよ、私も協力したWikiバッチシ保存されてるじゃないの、実を言えば時々「誰に?」ってツッコミ入れられてる記述ほとんどは私のものでそん時ははっきり記憶あったんだけど今となっちゃ出典の示しやうもない、でも問題はそこじゃない
「俳優陣はTVと同じ」じゃないんだよ!!

ホントこれって辛いよな、私とて努力せんかったわけじゃないのだ、カメちゃん・セイカイどん・モッちゃん・浅野のダンナ、まだ現役の皆様にネットを通じて取材を試みたのだ、だけど返信一切なし、芸能人の皆様は昔よりずっと一般人に接触しちゃダメらしいのだ、まあ会社なら何とかなるかもと昔公共放送が言ってくれたことがあったけどね、何が何でも個人を相手にするのは絶対にイヤだ!!!!!って、そう一般人のファンにできることってホント何もないのだ、あまりと言えばあまりに悲しい現実なのであった・・・

クドいヤツだとお笑いでしょうが・・・

2018-06-25 15:23:24 | 音楽
CARRERAS「LIVE COMBACK CONCERTS
何日か前、そうそうW杯で日本がコロンビアに勝った夜だから19日である、私は例によってTVを見てないどころかネットで試合をチェックすらせずオンラインで「転送スライム」(どういう省略!)を読み続けていた、するとある時(それまで株の宣伝が入ってた場所へ)タワーレコードという会社がこの板の宣伝を入れて来たのである、なるほどこれが検索連動型広告とやらいうものね、私が買いそうなブツを選んでくれたというわけか、引っかかるのもシャクだがこのジャケットを(正確に言えばカレーラスの歯並びを)見せられたらクリックせずんばあるべからず、日付が変わるのをモノともせず四苦八苦してカード決済を終えたのであった

21日には届いたが(エラい)例によってDynaは何やら文句があるらしくコピーを拒否、しかたないので翌日職場のWin10にやらせた(そう記録されてる、やらせた本人は忘れてたのだが)珍しく歌でない挨拶が聞ける、もちろん内容はわからんけど「皆さん今夜はこんなにたくさんお集りいただき本当にありがとうございます、僕はあんまり感動したので一声も歌えません」・・・じゃないことは確か(当たり前だろってこれ本人が「そんなこと言うわけにいかんよな」と書いてたのだ)
なじみの歌が多いがこれはライブだからカブリじゃない、この時期多くの歌はまだレコーディングされてないハズなのだ(たぶん)、またピアノ伴奏の「誰も眠っては」なんてけっこうレアではあるまいか?

Jose Carreras - Verdi, Donizetti, Rossini
この会社こんなのも薦めてくれたのでクリック、今度はDyna文句を言わずにコピーしてくれたはいいがアルバム情報がデッタラメなのだ、いやよくあることだし別にDynaのせいじゃないんだろうが、だうもこれPure Passionの情報っぽいな、はてどこでまちがったんだろ
例によってグレイテストヒッツ50とカブリまくりだが数少ない新曲(?)の中にドニゼッティの「愛の妙薬」が入ってたのはうれしい、これパヴァロッティのヒッツ50にも入ってるのよな、ドミンゴのないかな?

仮面ライダーWコミック化

2018-06-24 13:01:14 | アニメ・コミック・ゲーム
風都探偵
Azonが薦めてくれてソニーがおいてたので即ダウンして読了、タハもったいないことした、まだ2冊しか出てなくて完結してなかったのに・・・だけど3巻も発売間近らしい、期待しよう

翔太郎、フィリップ、亜希子と夫の竜、ネコのミックに風都署のデカさんたち、レギュラー全員元気そうでまことにめでたい、ミックの使い方が絶妙、1巻ではいなくてどうしたんだと読者が心配してると、2巻の後半でフラッと現れて重要な手がかりを提供する、さすが元怪人(?)・・・・

相変わらずちょっとズレたフィリップの「男同士でも恋愛は可能なのだ」に、おいおい本気かとあわてる翔太郎
本気かもしれん、つまりフィリップは女に興味がなくて翔太郎に特別な感情をもってるかもしれんからコワいのよな、本編で興味を持ってた女性は実の姉さんだったし、おいおいこれホントにお子様番組なの?

あらためてこのフィリップはマーロウなんだろなあ