事件記者のページ

遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

わー

2015-02-27 23:46:31 | 本と雑誌
また2日空いちゃったじゃないか、とりあえず日付変わる前にアップ
これ、笙野さんの新刊(って去年だけど)、無事本になってよかったね、どっかのアホ(小谷野である)との闘争パート、雑誌に出た時とどこも変わってない(私の記憶が確かなら)言論の自由はかくあるべきだ、え、何のことかわからんって?そら時間がある時にまた、怠け者の節季働きはまだ続いてるのだ、忙しいのは悪いことじゃない・・・んだろな

ベーコンサンド

2015-02-24 22:54:06 | 本と雑誌
こちら、久々で柴田さんの作品、ソニーストアにあったので即購入した

このもの「秘密の花園」のディコンが弁当に持って来てたというんだが全然イメージ浮かばない、そも日本でベーコンと言ったらスーパーでパックされてる超薄切りしかなかろうが、あんなものがイギリスにあるわけはなし、とにかくナゾなのである、とりあえずは日付変わる前にアップ

クロテッドクリーム(ひょっとして血液みたいに固まった牛乳って意味?コワ!!)を塗ったスコーン(確か)をメアリーとコリンが後半で食べてたのは記憶あり(子供向けのリライトではそんなシーンなかったと思う、わりと最近読んだ版)、お子様ならこっちを食べたいと言ってオヤジさんは何のことやらさっぱりわからず当惑するという展開の方がはるかにありうると思うんだがなあ・・・・

クロテッドクリームはすっぱいらしい、つまりヨーグルトに近いのかな?とするとロシア(いやウクライナ)のスメタナは・・・・・何とはなし、その辺らしいと思うのだがすっぱくはなかった(ハズ、でももう一回確かめに行く気はない)

改めてディコンのベーコンサンド美味いと思う?(ホント私は記憶ない、その辺に本みつからない、どうすりゃいいんだ?)、実際は「空き腹に不味いモノなし」の典型じゃないかと思うけどなあ、だけどそんでもちょっと食べたいかもね

改めてマヌエル・プイグ

2015-02-22 18:32:43 | 本と雑誌
70年代半ばのブエノスアイレス、革命を目指す過激派の若い男が捕まった、刑務所では何とかそいつから背後関係を聞き出そうと、乙女心を持つ中年男を同室に送り込む(ネタバレだけどどうせ途中でバラされること)、実はたいしたことを知らないから拷問されても口の割りようがなかったというのが真相じゃないかと推測されるんだが、ゲイのオッチャンとしては情報を引き出せたら仮釈放してやると約束された以上、青年を親身に世話して信頼を勝ち得ようと涙ぐましい努力を重ねるのが当然と思う、その甲斐あっていつしか二人の間には恋愛めいた感情が・・・・・

とストーリーだけ書くと何か不自然というか「そんなんあってたまるかよ」と言いたくなるのは私だけだろか、若い男に全くホモっ気がないんだったらいくら親切にされたって気色悪いだけ、それどころかそいつの下心を疑い始める可能性の方が高いような気がするんだが、そも今となっては同性愛に関する研究者(ここには作者も含まれる)の考察古いよね?ヒトはホモになるのではない、ホモに生まれるのである、天性は変えようがあるまい-というのが今の大勢なんじゃないかな(「女になるのである」というボーヴォワールはもちろん正しい、だけどそんじゃ女が女でないモノになれるかと言えばなれない、せいぜい「変な女」にしかなれない、それがだうした、文句あるか!!)

このお話の魅力はオッチャンが話して聞かせる「存在しない映画」にあるのじゃなかろうか、どれも成就することかなわぬ悲しい愛の物語(あ、久々に言ったこのセリフ)、津原さんも「映画版の方が好み」とおっしゃってるがそら映画なら架空の映画を現実のものとして撮影できるもんね、わあ、何か見たくなっちゃったじゃないか(これまたたぶん買わんけど)

それともう一つ、オッチャンは刑務所長を篭絡して食料を差し入れさせる、ローストチキン、ハム、パン、ミルク、フルーツ、ケーキ(おいおい欲張り過ぎだって)、これには青年も大感激(色気より食い気ってね)、食を書ける作家はうまい・・・これは洋の東西を問わぬ真理なんだろな

というわけでこの作者をもうちょっと知りたいという気になったかも、いつになるかわからんけどね

トルーマン・カポーティ

2015-02-22 14:26:35 | 本と雑誌
これまた津原さん推奨、読み始めたのはちょっと前だったが、「無頭の鷹」の途中、主人公の具合が悪くなった時点で挫折していた、居候の女の子がどうもタダ者じゃないらしい、彼は彼女を追い出そうとするのだが、あれ、どうなってるの?解説によればこれは「ドッペルゲンガーなホラー」とのこと、なるほどそう考えれば・・・全然納得してないけどホラーじゃしかたないね(何がだ?)

これまた解説によればニューヨークが舞台の作品と田舎(アラバマ?)が舞台の作品では作風が違うとのことだが、ニューヨークがホラーならアラバマはバイオレンスってとこじゃあるまいか、どっちも暗いが暗さの質が違う、田舎の事件は恐くないけど(多くの場合ただもう貧乏というだけで)救いがない、16歳で結婚して身内に殺されかけてる(と信じてる)男の子の独白(僕にだって言い分がある)を「コミカル」って・・・いや、作者もここ笑いどころだと思ってたかもわからんけどさ

私的には「最後の扉を閉めて」が好み、主人公はこれまたどうしようもないダメ男だが、でも心配して電話してくれるヒトがちゃんといる、これはドッペルゲンガーじゃない、実は身内だと思うんだがなあ、元気出せって!