事件記者のページ

遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

落第忍者乱太郎

2011-03-31 19:36:02 | 映画

職場の事情と家庭の事情が重なって一日空いたので映画に行ってきた(こちら)
いやあ驚いた(また)、この漫画の世界がこれほど広がってたとは、そら実写もありなわけで(とは思わんけど)
何せキャラが増え過ぎて誰が誰だかほとんんどわからない、これじゃプリキュアだよ(違う!!)、パンフ買ってもほとんど説明してくれてないんだから(そん程度だったら言われんでも知ってる、これでも一度は見てたんだ)
ま、多少は思い出せることもあるけどな、山田利吉さんとか滝夜叉丸先輩とか、厚木先生、斜堂先生とか、喜三太、虎若とか、小松田さんてのも確かいたな(ランダムに言ってる、時間軸無視)

さすが元のマンガがしっかりしてるからなんだろな、大長編になってもさほどの問題はない、忍術学園総力挙げての合戦をおおいに楽しめたし、エンディングにはみんなの名前出てたな、雑渡昆奈門(ザットコンナモン)、諸泉損奈門(ショセンソンナモン、字が違うし読み方も違う、モロイズミ尊奈門だった、凝ってるなあ)まで、けどそいだったら、作品理解のためにパンフ買う私みたいな者のことまで考えろよ、そういう文字情報ちゃんと印刷して残せよ、言いたいことはそんだけ

一夜明けて付記-公共放送のサイトはこちら、かなりデータ揃ってるけど声優さんの名前がないね

オマケ-土井先生いわく「出席簿の角でたたかれるとかなり痛い」、その通り!! 何で知ってるかってもちろんやられたことがあるからさ、そういう野蛮な学校へ行ってたんだ


作者を・・・

2011-03-30 23:31:13 | ファンタジー
クリスマスに少女は還る (創元推理文庫) クリスマスに少女は還る (創元推理文庫)
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:1999-09

・・・に何て入れたいかわかる?「殺せ」、いくら何でも不穏当だから伏せた(書いたけど)
「おもしろくない」とは言わないよ、読まされちゃったから、読みながら飲んだくれずにはおれんミステリってこの歳になって初めてじゃなからうか、飲んだくれつつも読み終えねばいられなかったミステリてのも最近ではなかったな(たいていはどうでもよくなって翌日に回してた)、読み終わってさらに飲まずにはおれん、飲みつつレビューを書きたくなるミステリとなると・・・はっきり言って二度と会いたくないよ、私はこういうのキライだ!!

1.ありえん設定-人工照明で樹を生やしてキノコを栽培だと?!(他にもいろいろあるが、私はこれが一番信じられん)
2.読者が知ってることを作中人物は知らずに右往左往(あり過ぎていちいちあげられず)
3.ムダな時間稼ぎ(同上)
4.罪もない子供と動物をいたぶったあげく殺した上、家族をもムダに苦しめる(一夜明けてよく考えたら動物はともかくハッキリ子供をいたぶってから殺すシーンはなかったというかさんざんにいたぶられた子供は生き残ってるんだった-これってもっと悪いんでは、いや何とも言えんか、あ、これネタバレだ)
5.有能な警察官がアッサリ殺され健気な一般人の女の子が一人犯人に立ち向かう(盛り上げたいのはわかるがプロの男どもはアホぞろいか、何人かは賢いって設定だろ?)
6.その犯人お粗末過ぎ(三人のうち誰かであることは最初っから見えてて、ホンボシは消去法により、そん中の一番つまらんヤツ、はっきり言ってこれが一番許せんかも、あ、ネタバレだけど謝らないよ、一番のナゾは「犯人は誰か?」じゃないし)
7.合理的解決に見せかけて実はホラーな超自然的解決(それってある意味サギだろ?!)

まあいい、この作者の本は二度と買わん、二冊も読んでやったことに感謝しやがれ!!

一夜明けて付記-「読者をだますのがミステリ」であるならば文句なしのミステリに違いないわな、解説コミで、この解説者はホントにスゴイよ、見事に読者をだましてる、ま、引っ張りまわされた末にアッと言わされるのが好きなヒトにはどうぞとしか言いようがない、いや私もそういうの好きだと言ったかも、たださうは言ってもやり方が、テンポというかリズムというものがあるのじゃないかと思うのだよな・・・・・


大杉栄/伊藤野枝

2011-03-29 13:56:10 | 本と雑誌
美は乱調にあり (角川文庫)
価格:¥ 525(税込)
発売日:1969-08
諧調は偽りなり (文春文庫)
価格:¥ 581(税込)
発売日:1987-04

前にこの記事を書いた、殺された大杉と伊藤についてもうちょっと知りたいと思ってたのだが、瀬戸内さんのおかげでいろいろとよくわかった、しかし甘粕真犯人説を疑っておられないところが(こっちは佐野さんの本を読んでるから)ちょっと辛い、その後の行動を見てもすごくアタマがよくて冷静だったハズの甘粕が「思いつめ」(誰が言ったか忘れた)で、国家にとって危険と思い込んだ人物(それもおそらくよく知らなかった)を震災のドサクサにまぎれて(いや震災で世の中が混乱してるからこそ危険ということか)強引に消す、それも暴行の末絞殺という蛮行に走るとはどう考えても信じがたいと思うのだが、もっともなぜ彼が鉄砲玉を引き受けたのか、黒幕は誰だったのか、ナゾと言えばナゾのままではあるのだが・・・・

さて前に「大杉と伊藤は疑われてもしかたない一面があった」と書いた、瀬戸内さんはもちろん疑っておられない、完全に憲兵隊(いや警察)の事実誤認(というよりただの思い込み)としておられるし、彼女の記述を読む限り大杉はごくまっとうな物書きで、ただ夫婦そろって借金踏み倒しと無銭飲食の名人、身内や友人に迷惑がられつつもやはり愛されていたとしか見えないが、また昭和40年当時は健在だった妹さんその他ご家族の証言など聞けば、まあ実際そうだったのかもとしか言いようないのだが

私が何とも納得行かなかったのは大杉の「金回りのよさ」だった、確かに「書けば売れた」かもしれないが(私は一冊しか読んでないけどおもしろかった)、それ以上に「印刷した途端に発禁」という絶対採算合うわけのない雑誌(ほとんどアジビラ)を性懲りなく出し続けてもいる、その度に金を借りては返さなかったらしいが、そんだけだろか、どっかに資金源があったのでは?これは根も葉もない疑いとは言えないのじゃないか

伊藤の方もかなり理解しがたい女性で、最初の夫、辻潤との間に二人の男の子がいて長男は辻といっしょに暮らしてる(でもって大杉が大好きだった)のだが、次男の方は里子に出されたらしくその後どうなったのかわからない、そう簡単に生んだ子供を手放せるものか、大杉との間には一男四女(全員無事に成人)、大正6年から12年までの6年間で5人である(二番目は妹の養女になったので当時家にいたのは4人)、一番下は12年の8月生まれ、二人が殺されたのは震災直後の同年9月、どんな事情があろうと(震災で焼け出された知人が何人か同居していた、つまり家にはとにかくも人手が-女手も-あった)、小さな子供たちをおいて夫婦二人で出かけるか、普通?

甘粕はこの辺の事情を知らなかったらしい(しょっちゅう見張ってた警官から聞いてなかったんだろか)、たまたまいっしょにいた甥っ子を夫妻の子供と信じて連行している、乳飲み子かいると知ってたら女と子供は帰したのじゃなかろうか、後の行動を考えればその程度の人情を持たない男だったとは思えない、もっとも伊藤本人が「自分も連れてけ、夫とは離れん」って言ったかもね、二人は半端でなく仲がよかった、それが悲劇の元だったのだ、たぶん

ということとは別に関係なくこの本売ってるんだね、私が読んだ大杉の著書はこれ(もちろん大正11年発行の元本)、とっても読みやすい文章なんだが、いかんせんムシの名前が全て学名のままなのでどんなムシなのかほとんどイメージが浮かばないのはちょっと残念、この本には21世紀の解説と学名の和訳がついてるとのことだが、イカにもタコにも高いやな・・・・・と言いつつ注文してしまったのだった

大杉栄訳 ファーブル昆虫記 大杉栄訳 ファーブル昆虫記
価格:¥ 6,300(税込)
発売日:2005-12-15

流通

2011-03-28 12:09:44 | ニュース
昨日のこと、日曜なので家人と共に近所のスーパーへ行った、カップ麺の棚がちょっと空いてる程度で地震の前と大きな差はない、しかし名古屋でこうなら首都圏はかなりものすごいことになってるのじゃあるまいか、時間が何十年も遡ったよーな

レジにいわく「ペットボトル2L一人2本、カップ麺一人3個限り」(他にもあったが忘れた)

家人(なるべくたくさん置いてる)カップうどんを2個選ぶ
私「二人で来とるんだからもっと買えるんだがな、こうなったら意地でもカップ麺とお茶は買わんと決めた」

そんなことして意味があるかどうかはわからんが・・・


ところで、新聞には出てないニュース(こちら)、念のためにコピペすれば

「原子力に詳しい」と吹聴していた菅直人首相(64)が、有識者に「臨界ってなんだ?」と尋ねていたことが分かった。

非常時なればこそ総選挙をやるべきかも
もっとも私とて臨界とは臨界爆発のことだと思ってたし、中性子の出方も知らなかったんだからヒトのことは言えないが


彼岸を過ぎたが

2011-03-27 10:57:45 | 植物

昨日は風が強かった、春の嵐ではない、ほとんど木枯らしな風が北から吹きつけていた(名駅でのこと)、こんな時「原子炉の灰が南へ飛んでるだろな」と思う、やっぱ今は非常時だね
Baimo Baimo2 Aoki アミガサユリとアオキ開花



Jinchoge Sikuramen ジンチョウゲとシクラメンは今こんなん



Boke Yukiyanagi 左はボケ、右はユキヤナギ(たぶん)、花をつけた



ちょっと前のこと、同僚が帰省をとりやめたので「お宅が移動をやめても誰も得せんどころか、世の中が不景気なる一方じゃん」と言ったのだが、そんじゃオマエどっかへ旅行するかと言われれば・・・根が不精なんで映画館ぐらいしか行く予定ない、外食もしないのだった、せめて本とレコードでも買おう