事件記者のページ

遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

伊藤整文学賞

2012-05-31 15:57:24 | 本と雑誌

今ごろ気がついたが堀江敏幸ではないか(こちら)
以前「よほどのことがない限りお宅の本は買わないよ(よほどのことって何だろなあ・・・)」と書いた(こちら)

ラジー賞候補に上がったということは「よほどのこと」に入るかな、三島賞(青木淳悟)もそうだけど、だうも気の乗らないモノばかしが受賞するやうな・・・(たぶん偏見)

去年は「魔王の愛」だったね、もう一作の「ツリー・ハウス」は読まなかった、「八日目の蝉」の作者だったから(たぶん)

はて今年はだうするかな?

追記-などと言いつつAzonの評判は悪くないので注文してしまった、読んでもパスする可能性は高い気がするんだが、ともあれ一冊よけいに売れたんだ、ラジー賞に感謝してね、作者殿?


ギャアーーー

2012-05-30 21:56:59 | 本と雑誌
ゲーデル、エッシャー、バッハ―あるいは不思議の環 20周年記念版 ゲーデル、エッシャー、バッハ―あるいは不思議の環 20周年記念版
価格:¥ 6,090(税込)
発売日:2005-10

こんな本を注文したら即届いてしまったのである、やたら重たいのである、でもって即読める著者の序文がついちゃってるのである、いわく
この本は生命のない物質から生命のある存在がどのようにして生まれるかを述べようとするたいへん個人的な試みだ
私とは何なのか(ややこしいから途中略)、生物にしか「私」はないのはなぜなのか?

この私に言わせりゃ「アホか、そらテメエが生物だからだ、生物以外のモノは私なんて言わないんだよ」でしまい・・・・と思ったけどこれじゃ同語反復だね
こういうヒトは大きな機械を作ってたらそのうち機械が「私」って言い出すんじゃなかろうかとあんまし抵抗なく思っちゃうのかも(でもって機械が「オレの方がアンタよりずっと賢い」と反乱を起こす、ああもう古過ぎ・・・)

私「生物でも物質でもない半分生物ってものが歴史のどっかにあったハズだわな」
家人「そら今でもあるでしょう、ウィルス」
私「あれは生物の持つ情報の一部が逃げ出したものなんだよ、情報だけじゃ生物になれない、たぶん生物は発生したその時から情報を交換しあうモノだったってことさ」
家人「今ある機械も本も水だって情報を交換なんかしないでしょう、交換しなかったモノがどうやって交換するモノになったのか、知りたいのはそこなのでは?」

そらその情報を構成する「文字列」が高分子化合物という交換可能な「モノ」だったから

この本はオカルトじゃなかろうかと思うけど通勤途上で読めないこと山尾悠子と大差ないのでしばし保留、あるよなこういうことって・・・


納豆の正しい食べ方2012

2012-05-29 19:15:29 | 食・レシピ

以前こんな記事を書いた、その後家人が納豆に飽きたせいもあってこんなめんどうなことはやめてたのだが最近また始めた、今度は納豆ワンパックをみそ汁に放り込んでかき混ぜるだけ、辛子は入れるがタレは入れない、卵省略、ライス入れたり入れなかったり(時によってピザやパンを別に添える、我ながら趣味悪い)、七味唐辛子もその日の気分

朝は全く食欲ないけどこれならけっこうイケちゃうのである、何のつもりってなぜか書くことない日なんだわな、とりあえず更新


大バカSF

2012-05-27 18:06:08 | SF
ペルディード・ストリート・ステーション (プラチナ・ファンタジイ) ペルディード・ストリート・ステーション (プラチナ・ファンタジイ)
価格:¥ 2,940(税込)
発売日:2009-06-25

というふうに読むヒトもいるわけなんだよな(こちら)、これまたお見事、こんな方がおられるのに私ごときが付け足すことはほとんどない

ただこれだけは言っておかねば、このお話一応「ヒロイック・ファンタジー」の形をとってるのに主人公がどう考えてもヒーローじゃない、性格はともかく戦闘力に問題あり過ぎ、いや腕っぷしがどうこうと言うんじゃなく(別に弱くはない)、はっきり言っていかにお馬鹿SFだろうとバカ過ぎ、仮にも怪獣と闘う「地球防衛隊」のリーダーなんだから、戦術以上に戦略を考える能力が必要なハズなのに、この二つの区別すら定かでない、それこそ先読み能力ゼロどころかマイナスの私ですら「そ、そらマズイんじゃないの?」と思う作戦を平気で実行して戦力を次々失う、全くこんなヤツに何故ゆえ「異次元能力を操るガメラ」が無条件で協力するんだよ、また「機械知性」がアッサリ乗せられた上に復讐もしないんだよ、これがご都合主義じゃなくて何なんだ?
せっかくモスラを倒したのに報われることもなく逃亡を続けるハメになる結末も、まあしゃーないよな、身から出たサビというヤツで(そもあまりと言えばあまりなやり方だった、最後にはモスラがかわいそうになっちゃったぜ、けっこう知的で愛すべきところもあるヤツらだったし)、とは言え彼らこれからどうなるんだろな、いや別に知りたくないよ、こんなんオープンエンディングでけっこうだ

とこんだけ書いたらちょっと気が晴れた、お勧めと言うんじゃないけど、怪獣、怪人、ロボットが好きで、シッチャカ疑似科学が気にならんくて、グチャドロ描写が苦手じゃなくて、お話はハッピーエンドじゃなくても全然かまわないと思うヒトならけっこう愉しめるかもね

そうそうこれだけはホメとこう、いかにも19世紀のロンドンらしく暗躍する「切り裂きジャック」的怪人、この扱いだけは「アッ」と思った、なるほどその手が・・・おっとこの先はネタバレ自粛、文庫も出ることだし買って読んでちょ

ペルディード・ストリート・ステーション (下) (ハヤカワ文庫 SF ミ) ペルディード・ストリート・ステーション (下) (ハヤカワ文庫 SF ミ)
価格:¥ 1,092(税込)
発売日:2012-05-31


RPG小説

2012-05-26 19:00:51 | SF
ペルディード・ストリート・ステーション (上) (ハヤカワ文庫 SF ミ) ペルディード・ストリート・ステーション (上) (ハヤカワ文庫 SF ミ)
価格:¥ 1,092(税込)
発売日:2012-05-31

まだ読み終わってないが昨日ちょっとしたアクシデントがあったおかげでかなり進んだ(どういう意味だって面倒だから省略)
実はベルディードストリートだと思ってて(よく見たらPで始まってるので「アッ」と言った)その文字列で検索したらこんな感想がみつかった、いやあごもっとも、偶然ながら正解
物語視点ではなくキャラクター視点でホント適当に動いてます
だと思う、たとえば主人公はウラの世界を知り尽くした手配師に仕事を頼んで大金をふっかけられる、で「つけとくよ」といってたソイツがまさかのシーンでまさかに殺されちゃうのである、絶対金払えなくなりそうだったから消したに決まってる、映画版の「ジョーズI」を思い出したぜ

あ、わけわからんかったらゴメン、続きは読み終わってからということで

キャ、よく見たらこれ文庫じゃん、これから発売、しまった、ま、いっかまた書くだろうから

ペルディード・ストリート・ステーション (プラチナ・ファンタジイ) ペルディード・ストリート・ステーション (プラチナ・ファンタジイ)
価格:¥ 2,940(税込)
発売日:2009-06-25
これが本物