事件記者のページ

遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

何と言ったらよいのやら

2007-12-31 18:30:06 | 本と雑誌
妖怪変化 京極堂トリビュート 妖怪変化 京極堂トリビュート
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2007-12-14

 という本です。私的には牧野修さんの「朦朧記憶」がメチャメチャおもしろい、なるほど、ものを見るということは大変なことなんだ・・・これを読むだけでも買う価値あり
 だけど原田監督の解説なんかダラダラ読まされても全然おもしろくない、小説は本で、映画は劇場で勝負だと思うよ、違う?

 ま、そんなわけで(どんなわけで?)2007年もおしまいです。
 実はこのノート大晦日に及んで暴走してしまったんですよね、来年早々、サラにしなくちゃいかんかもしれない、そも、この記事をアップできるかどうかもやってみなくちゃわからない。
 では、どちら様もよいお年を、2008年も生きてる限りはよろしく


魍魎の匣

2007-12-30 17:58:47 | ミステリ
魍魎の匣 (講談社ノベルス) 魍魎の匣 (講談社ノベルス)
価格:¥ 1,334(税込)
発売日:1995-01

 映画、見て来ました。思えば読んだのは発行直後だからほとんど13年前。
 連続殺人実行犯の印象が余りにも強烈で-ほんと彼は歴史に残る名犯人だと思う-後半、箱館の秘密が明らかになるSF的展開とかはかなり忘れてたので、とりあえずの感想は「あれ、犯人の扱いがえらく違うじゃないの」ということだけだったけど、帰宅してノベルスを一気読みしたら、改めて「何なんだろなあ、この映画」になってしまったのでした・・・

 いやまああの大長編を2時間にできるわけはない、特に犯人の事情は特殊過ぎて映像化はむつかしそう、こういう扱いもありかもしれない、でもやっぱし違う(役者さんのイメージは決して悪くないからなおさら)・・・結局お気に入り(?)のキャラって実写化されたらまず気に入らないものなのかもね。

 ということとは別に読み直して思ったのは「このシリーズって始まった頃はこんな感じだったのか」ということ。
 特に榎木津、初めはわりとまともに探偵してたのね(下僕が和寅一人だった-関口はちょっと違う-せいもあって)。でもって犯人とまともに顔を合わせて記憶を読みながら何をやったのか気がつかない、そんなんありなの?-と言うほど、かのキャラはシリーズ中でどんどん一人歩きを始めたのでありました・・・
 だけどこの映画ではやっぱ原作通りに行動(つまり二人の人の首吊りを阻止)してもらいたかったかな?
 またラストも原作を生かしてもらいたかった、館は崩壊しなくちゃいけないと決まったものじゃあるまい、そういうのって監督の思い込みだと思う。

 とまあそういうわけで(どういうわけで?)、これから見る人は必ず読んでからどうぞ-って私ごときがわざわざ言うことじゃないですがね。


昨日の続き

2007-12-29 10:19:01 | 学問

 あんまし誰も言わないけど・・・
 地球人が電波を使って通信するようになってから、まだ100年ほどしか経ってない、つまり地球からの電波は100光年先までしか届いてなくて、銀河の反対側へ届くにはまだ数万年かかる、もしどこかの文明がその電波をキャッチして返事をくれたとしてそれが戻って来るのにさらに数万年・・・それまで地球の文明は存在してるんだろか?
 いや、たぶん存在してるハズ、希望的に考えれば生物の種としての寿命は平均100万年、人類は誕生してまだ20万年ほどらしいから。

 とは言え宇宙規模で考えると100万年は短い、太陽が銀河を1周する時間のたった0.5%

 たとえばこの銀河に地球より1億年ほど先輩の惑星があって、1億年前に100万年ほど電波を使える文明が栄えて、その生物が種の寿命を終えて滅びたなら、その文明が発信した電波を地球は感知できるのかな?

 あるいは地球人の文明が数百万年(すごく楽観的な数字)の寿命を終えて滅びた後、銀河のどこかの1億年ほど後輩の惑星に住む生物が、1億年後に電波を使えるようになったなら、その生物は地球人の発信した電波を感知できるかな?

 できないよね、たぶん。1億年前の電波は1億光年先を飛んでいる。その辺のどこかにある銀河(あるかな?よくわからんけど)に住む生物が電波をキャッチして返事をくれたとしても、それが届くのは1億年先。
 まあ、その時にも太陽と地球はまだあって、銀河の反対側へ行ってるだろうけどね。今の地球人にとっちゃまさしく「それだからどうした!!」だよね。


昨日またかくてありけり

2007-12-28 14:54:17 | 学問

今日もまたかくてありなむ
この命なにを齷齪《あくせく》
明日をのみ思ひわづらふ
 (島崎藤村「千曲川旅情の歌」)

 この太陽は約2億年で銀河を一周するらしい。ということは生まれてから20周以上してる、地球上に大型生物が発生してからでもすでに3周ほどしたということになる。

 その間にちょっと先輩で似た環境の恒星とニアミスしたことはないのかな?

 そこの惑星に住む天文学者がこっちへ望遠鏡を向けて地球を発見した-なんてことはなかったのかな?

 いきなり何事って、何も明日ばかりじゃなく、昨日のことだって思ひわづらふことはできるわけだし、こうやって考えてみると、明日にでも地球に似た惑星がみつかるかも-とちょっと希望が湧いたりしない?

 もちろんみつかったからって別にできることはないし、その惑星では遠い昔に文明が滅びた後かもしれないし、逆にまだ大型生物が生まれてもいないかもしれないけど、それでもみつからないよりはみつかったほうがいいな-とどうでもいいことを考えてみる、今日は御用納め。


超ヒモ理論とは?

2007-12-26 20:39:06 | 学問
迷走する物理学 迷走する物理学
価格:¥ 2,730(税込)
発売日:2007-12-13

 たまたまハードカバーじゃなくて読むところが多そうなわりに安かったから何となく買って来てしまった本。
 なるほどねえ、物理なんて学問、絶対私にわかるわけないわ、理解できる文章がほとんどないんだもんね、たまにわかる文章があるとすればこんなの

 陽子、中性子、電子がまとまると組み合わさって金属ができる。同じ数がまとまっても、合体のしかたによって生物になることもある

 ちょっとちょっと、あなた金属も生物も同じものだと思ってるわけ?
 金属は恒星が核融合のとんでもない高温(たぶん何兆度)で作るんだし、生物はその恒星のまわりにある惑星上で、水の沸騰する温度(数百度)以下でないとできないんだよ、それとこれとを同じ数式で表せる理論が存在すると本気で思ってるわけ?

 いやそういう理論、存在するんだろな、金属も生物も目で見て手で触れられる物質であるという点では確かに同じものだし、この宇宙には物質でないものの方が多くあるらしいんだし・・・
 そういうことをわかる人が理論屋というメッチャ頭のいい人種なんだろな、そんな人が経済にかかわると、投機というわけのわからん方法で稼ぎまくったりもするのかもな・・・

 ただ一つ言えること-そんなん私の知ったこっちゃなーーーい!!