田辺聖子「
むかしあけぼの」
角川文庫で読んでるがみつかるわけないのでソニーでダウン
大河ドラマと同じ時期を扱っている、なるほどていねいに書けばこうなるか、ドラマはけっこうハイテンポじゃないかと別に見直してはいない
この本の主人公は清少納言、彼女が宮仕えを始めた時中宮定子は20歳でこの時すでに枕草子は世に知られていたという設定、中宮が25歳で亡くなってそこで納言のキャリアは終わったのだ、この間の事件を丁寧に書かなかったらそら小説じゃあるまい
紫式部のキャリアはほぼそこから始まるんだからもう5月は終りというのにまだ式部が宮仕えを始めてもいないというのはだうなのか、やっぱちょっと違うんでない?と私は思うんだがにゃ(誰もテメエに訊いてないって?まーいーじゃない)
今頃気が付くのもマヌケだが彼女らの没年はわからない、道長(62歳、糖尿病だったにしてはけっこう長生き)より前に死んでた可能性が高いのかも、そっか、いやまあわからんことなんだからトラマでは式部が道長の死を見届けることになるんだろが
ところで・・・田辺さんによれば紫の上のモデルは彰子中宮とのこと、定子中宮の人となりは清少納言の証言があるからよくわかる、彰子のことも残るように書いてくれと道長が頼んだんだという、確かに光源氏は藤原氏の姫(葵上)と死別して紫の上を事実上の正妻にするんだが・・・事実上のってとこがミソなのよにゃ、また紫の上は藤原氏の出じゃないし実子もいないし、今まで(少なくとも私は)そんなん考えもせんかった(誰もテメエに訊いてないって?まーいーじゃない)
ある意味清少納言はわかりやすい、紫式部は一筋縄じゃ行かない女だった、道長に対する思いも複雑だったってことかもね