事件記者のページ

遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

冬に咲く花

2009-01-31 23:59:18 | 植物

数々あれど・・・・
Kiku キクってのはちょっと珍しくは-別にない、けど健気に咲いてくれてる我が庭の花

Sazanka2 これはサザンカ-だよね?

Ume Sikuramen ウメとシクラメン、開花が楽しみ-と今日はこんだけ、あ、日付変わってないかな?


Loveずっきゅん

2009-01-30 23:43:13 | 音楽
シフォン主義 シフォン主義
価格:¥ 1,000(税込)
発売日:2008-05-08

冬樹さんが絶賛された変なグループ、相対性理論(どーでもいーけど何だよ、このネーミング)のアルバム、その中の一曲

「love.mp3」をダウンロード


まいったね、乗っちゃう、まるっきし意味不明の歌詞なのに、「ラブずっきゅん」の音がアタマの中をグルグル回って出て行かない、たぶんこれでメロディあってると思うけど、この程度でも著作権に触れるのかな・・・・・


猫小説

2009-01-28 23:03:30 | SF
gift (集英社文庫) gift (集英社文庫)
価格:¥ 420(税込)
発売日:2007-11

そういうものは絶対あるけど、古川さんのこの掌編小説集は別にそんなつもりじゃないと思う、だけどなぜか猫ネタが多い

妖精の足跡をつかまえようと階段をしかけたら、かかったのは三毛猫-だったのだが・・・・

叔父さんが遺した訳アリの子猫(どんな訳かは読んでのお楽しみ)を引き取った青年、別に不幸じゃないと思ってるよーだけど、猫だって突然家族を亡くしたら、その事情が全く理解できないがゆえに強烈なショックを受けると思うんだがなあ・・・・

猫のために買ったハズのキャットフードを食べちゃって失踪する青年-おいおい、そんな無責任な・・・・

ベトナム料理と猫の関係は?実は私もサッパリわからん、読んでわかったヒト教えてちょ・・・・

そして猫じゃない動物ネタ

アルパカがコンテナ船に乗せられて南米を出航したがその後どうなったのか作者にもわからない

また、そんなとこで都筑さんのマネすんなよ、いや確かにちょっと違うけど・・・・といろいろ楽しい文庫、安くてすぐ読める、御用とお急ぎの方もぜひどうぞ


軍用犬

2009-01-26 12:08:32 | SF

「ベルカ、吠えないのか」のテーマは軍用犬(あ、この文章ネタバラしまくり、だけど必ずしもこれから読むヒトのためにならんことはないと思う)

「ベルカ」は世界で初めて宇宙から生還したソ連のイヌ(これは史実)、いっしょに飛んだメスのストレルカと交配し、生まれた子孫たちは訓練されて軍用犬になる、これは当時の首相フルシチョフが「ほとんどジョーク」で考えたことだったが、天才的な一人の軍人によって間違いなしの現実と化したのだった(もちろんこれはフィクション)

このイヌ集団に太平洋戦争中のキスカ島でアメリカ軍につかまった日本の軍用犬2頭の子孫たちが参加することになった、彼らの運命が朝鮮半島、ベトナム、アフガンで交差するそのプロセスは何ともドラマティックというかファンタクティック(でありながらどこかリアルなこの筆力は何なんだろ?)

ところで、ベトナム戦争の頃だったと思うけど、軍用犬について「殺人兵器になってしまったイヌは危険過ぎて平時には飼えない、彼らは戦地から復員することなく殺処分にされるのだ、けどこれってほんとはヒトも同じなんじゃないか?」という記事を見たことがある(確かにそれ言えるかもね、一旦暴力主義者として教育されてしまったら戦争が終わったからって戻れなくなるのかも、普通の人間を品性下劣にする教育って間違いなしにあるもんね・・・)

ソ連がロシアになった時、軍用犬たちにもその運命がやって来た、アフガン戦争を強引に終わらせた時に使われた(これもフィクション-だろなあ)後「一頭残らず殺処分」の指令が出たのだ
天才軍人の局長はただ一頭残した老犬ベルカとその子供たち、忠実な元部下とその家族、それに日本人ヤクザの娘(何ゆえ彼女を仲間にしたのかいまいち意図がよくわからない)と共に蜂起を企てて鎮圧された、生き残った娘と老婆(部下の母親)とイヌ(ベルカの子供)はカムチャッカ半島を東へ船出する、このお話が始まった島キスカをめざして・・・

アフガン戦争までと違って、この後半部分はリアリティが全くない、ファンタジーというよりほとんどミシカル(神話的)になっている、ここが読者を選ぶというか賛否両論かまびすしいとこなんだろね、私もこの展開にはちょっと抵抗があった、けどそれは前半の名作ぶりをキズつけるものじゃないと思う

エリツィン大統領、このお話知ってたかなあ・・・・・


犬小説

2009-01-25 01:02:27 | SF
ベルカ、吠えないのか? (文春文庫) ベルカ、吠えないのか? (文春文庫)
価格:¥ 570(税込)
発売日:2008-05-09

というジャンルは絶対あると思う、でこれはその名作、とにかくおもしろい、いろんなヒトがいろいろにレビューしておられるから、今さら私ごときがつけたすことは何もないけど、ただこれだけは言える、かくもしっかりと「始まって広がって畳まれ」て、しかも純文学的「閉じた世界」にはなってないエソラゴトってそうそうあるものじゃない、まさに21世紀の山田風太郎-こんなん言われても作者はうれしくないかもわからんけど、私には最大限にほめたつもり-と今日はとりあえずここまで、続きはいずれそのうち・・・・・