【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 4月15日 徒然なるままに日暮パソコンに向ひて 第一段4 その子・孫までは、はふれにたれど、なほなまめかし
平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。
この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。
日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。
紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。
【 注 】
日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。
■【小説風 傘寿の日記】
私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。
ここで紹介する「徒然草」シリーズは、【心 de 経営】の一環として、数年前に部分的に当ブログに投稿しました。
その内容を追補したり、新規に加筆したりしてお届けして参ります。
「徒然草(つれづれぐさ)」は、吉田兼好による随筆集の冒頭の文章です。作者は、兼好であるという明確な証拠はないようです。おそらく大半の方が、何らかの形で、この文章に接しているのではないでしょうか。
徒然草といいますのは、清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』とならび日本三大随筆の一つといわれています。
高校生時代に戻った気分で、また、社会人として人生を歩み、自分の高校時代には理解できなかったり、誤解していたりすることを発見しながら、独断と偏見に満ちた、老いぼれコンサルタントが、我流の解釈を僭越ながらお付けしました。
徒然なるままに、日暮パソコンに向かいて、よしなしごとを、そこはかとなく書き付けてまいります。
お届けも、徒然なるままにアップロードしますので、読者の皆様も、日暮パソコンに向かいて、末永く、徒然にご覧下さるよう、お願いします。
【 注 】 加筆等再編集して、再掲の原稿を含んでいます。
◆第一段その3 一の人の御ありさまはさらなり、ただ人も、舎人など賜るきははゆゆしと見ゆ。
第一段を分けてご紹介しています。(下図は、前回に同じ)
◆04 その子・孫までは、はふれにたれど、なほなまめかし。それより下つ方は、ほどにつけつつ、時にあひ、したり顔なるも、自らはいみじと思ふらめど、いと口惜し。
【語彙】
はふる: 落ちぶれる
ど: 「~けれども」と逆説表現ではなく、「どんなに~でも」と仮定表現
なほ: やはり
なまめかし: 優雅である
ほど: 程度応じて
時: 時勢、良い時代
時にあひ: 「時に会う」のことで、「時流に乗って」の意
いみじ: 立派
口惜し: 感心できない、同意できない
【現代語訳】
その子や孫の代までは、たとえ落ちぶれても、依然として品があり、優雅さが保たれています。
その人達よりさらに下方の身分の人は、それなりに身分相応で、時代の流れに乗って出世をし、得意満面な顔をしていて、自分自身は立派であると思い込んでいるようですが、あまり感心できることではありません。
【ひと言】
紫式部の源氏物語などに、落ちぶれた貴族についての巻があります。
貴族など、高貴な人達は、たとえ落ちぶれても、それなりのものを持っていることがわかります。
一方で、自分は、高貴な出の人間だから尊いのだと鼻にかけて、鼻持ちならない人もいるのかもしれません。
推理小説などに出て来る、イギリスの貴族に、それが描かれていることがありますね。
■ 「日暮パソコンに向日て」 バックナンバー
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/eb88c477696adc4e2e78376c81b7274b
■【今日は何の日】
当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
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■【今日は何の日】 4月16日 ■ 春土用入 ■ ボーイズビーアンビシャスデー ■ チャップリンデー 【今日の写真】 春の京都 仁和寺 一年365日、毎日が何かの日
■【経営コンサルタントの独り言】
その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
◆ 聖徳太子が歴史から消えてしまう!? 415
4月15日は、わが国文化の祖と言われ、仏教の礎を作った聖徳太子を奉賛する日です。
日本全国、処々を回ってみますと「太子堂」というのを見かけますが、日本人にとって聖徳太子の名は定着しています。
ところが、その聖徳太子の名前が歴史の教科書から、あわや消えさらんとしました。
厩戸皇子が聖徳太子であるという確証がないために「厩戸皇子(聖徳太子)」と、かろうじて、太子の名前が残ることになったそうです。
論争は、今でも続いているようです。
推古天皇の摂政として、蘇我馬子とともに政治を行い、大陸の進んだ文化や制度をとりいれました。
それらの功績が高く評価され、紙幣にまで登場してきました。
日本の歴史は、文書として残っていないものも多く、また史実と神話とが混在したりしているのかもしれません。
私の中学時代の親友が、歴史の研究を続け、最後は某大学の教授にまでなりました。
若き頃は彼の実力からすると不遇とも思える時期がありました。
ひとつのことを永年続けていますと、彼のように社会が評価してくれるようになるのですね。
(ドアノブ)
■【老いぼれコンサルタントのブログ】
ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。
明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
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