【カシャリ!ひとり旅】興臨院 大徳寺塔頭 理想的な蓬萊世界を表す枯山水庭園
若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間か、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。
旅は、時間に追われる現実からの開放、明日への糧となります。
写真は、自分の記録であるとともに、お節介焼き精神から、他の人に情報提供も兼ねてとり続けてきました。
何を思って撮影したのだろうか? 自分も行ってみたい・・・
他の人に、そう思っていただける写真を撮りたいと思って、ライフワークとして、続けられるだけ続けてまいりたいです。
■■ 興臨院 大徳寺塔頭 理想的な蓬萊世界を表す枯山水庭園
https://kyotoshunju.com/temple/daitokuji-kohrinin/
興臨院(こうりんいん)は、京都市北区紫野大徳寺町にある臨済宗大徳寺派の寺院で、大本山大徳寺の塔頭の一つです。ご本尊は釈迦如来で、特別拝観日以外は公開されていません。
大永年間(1521年-1528年、1533年説もある)に、能登国の守護大名・畠山義総が、大徳寺86世の小渓紹怤(「付」の下に「心」、仏智大通禅師)を開山として建立しました。義総の法名をとって寺名を興臨院と命名されました。
以来、能登畠山氏の菩提寺となりました。その後、能登畠山氏は没落し、代わりに能登を治めることになった戦国武将・前田利家により、天正9年(1581年)に改修が行われました。それ以後は、前田氏の菩提寺となり庇護されることになりました。
方丈の床の間は日本で最初のものといわれています。創建当時の姿が残る表門と本堂(唐門を含む)が共に重要文化財指定されています。
■ アクセス
電車・バス
市バス1、12、204、205、206、北8、M1号系統「建勲神社前(けんくんじんじゃまえ)」または「船岡山(ふなおかやま)」バス停にて下車。
市バス206(右回り)号系統 「京都駅前」(A3のりば)約40分弱
山門とエントランス
山門(重要文化財)
檜皮葺の平唐門で、大徳寺でも古い門のひとつに数えられます。
建物と付帯物
本堂(方丈)
方丈は、興臨院の本堂でもあります。桃山時代以降、近世の方丈(本堂)建築より屋根が低いのが特徴です。これによって建物全体が安定感を持ち、優美に感じられるといいます。室町時代の建築様式の特徴をみせる入母屋造・檜皮葺の建物です。
かつて狩野元信や土佐光信などの障壁画を飾っていたといわれますが、幕末から明治維新の混乱期に失われてしまいました。全20面ある襖絵は、福岡県久留米市の水墨画家、村石米齋によって描かれたといわれます。
茶室「涵虚亭(かんきょてい)」
1928年(昭和3年)に山口玄洞による寄進です。蘇軾の詩から名付けられた古田織部好みの四畳台目に隅板を加えた茶室です。床の間は、袖壁が出ているために洞のように見えることから洞床(ほらどこ)と呼ばれています。
方丈庭園 枯山水庭園
方丈庭園
方丈前庭があり、 1978年(昭和53年)に方丈の解体修理完成時に資料を基にして、昭和の小堀遠州といわれた中根金作により復元されました。枯山水庭園で白砂に石組を配し、理想的な蓬萊世界を表しています。
裏方丈庭園
テーブルに映る床紅葉
通常非公開
特別公開日のみ 室内撮影禁止