【カシャリ!ひとり旅】 東京品川区 尾﨑士郎記念館 小説家 代表作『人生劇場』
若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間か、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。
旅は、時間に追われる現実からの開放、明日への糧となります。
写真は、自分の記録であるとともに、お節介焼き精神から、他の人に情報提供も兼ねてとり続けてきました。
何を思って撮影したのだろうか? 自分も行ってみたい・・・
他の人に、そう思っていただける写真を撮りたいと思って、ライフワークとして、続けられるだけ続けてまいりたいです。
■■ 東京品川区 尾﨑士郎記念館 小説家 代表作『人生劇場』
https://www.city.ota.tokyo.jp/shisetsu/hakubutsukan/ozaki_shiro.html
品川区には、文士を記念する施設や関係物が多数あります。
「尾﨑士郎記念館」は、平成20年5月にオープンしました。昭和29年に建てられた尾﨑士郎の居宅のうち書庫、客間、書斎を再現しています。
彼のエネルギッシュな執筆活動を伝えるために、特に、机周りの雑然とした雰囲気を活かした展示がなされています。豊富な蔵書や原稿用紙をはじめ、いくつもの徳利や調度品までもが展示されています。そこからは、酒と相撲を愛した作家の息づかいが聞こえてきそうだといわれるほどです。
建物の内部には入れませんが、窓などから内部を細かく観られます。庭にはベンチもあり、雨が降っていなければ、ちょっとした休憩をとることもできます。
アクセス
JR大森駅より徒歩10分
JR大森駅または都営地下鉄馬込駅よりバス「山王2丁目」下車徒歩3分
駐車場 身障者用1台。一般向け駐車場はありません。
〒143-0023 大田区山王一丁目36番26号
問い合わせ先 大田区立龍子記念館内 03-3772-0680
開館時間 午前9時から午後4時30分
入館料 無料(建物内には入れません)
休館日 年末年始(12月29日から1月3日)
尾崎 士郎 小説家、社会主義活動をベースにした作品が多い
おざき しろう
1898年(明治31年)2月5日-1964年(昭和39年)2月19日)
小説家で、新聞連載小説『人生劇場』がヒットし、流行作家になりました。
愛知県幡豆郡横須賀村(現西尾市)、1898年に生まれました。
中学在籍中に、雑誌『世界の日本』に論文「いかにして選挙権を拡張すべき乎」を寄稿したことが契機となり、その評者の早稲田大学教授・永井柳太郎の目にとまりました。早稲田大学政治科在学中に、社会主義運動にかかわり、中退後、国家社会主義に身を投じたりしました。
1921年(大正10年)に時事新報の懸賞小説で、大逆事件を取材した『獄中より』が第二席で入選し、以後本格的に小説家として身を立てるようになりました。
1933年(昭和8年)から都新聞に『人生劇場』を連載開始、大ベストセラーとなり、文芸懇話会賞を受賞しました。戦前、雑誌『文芸日本』、戦後に『風報』を主宰したりもしています。
川端康成とは関東大震災の翌年1923年(大正12年)に出会って以来からの変わらぬ親友で、葬儀の弔辞は川端康成が読み哀悼の意を表したそうです。
『石田三成』『真田幸村』『篝火』などの歴史小説も書いたほか、相撲にも詳しく、長編小説『雷電』など相撲関係の著作もあり、横綱審議委員を務めたこともあります。
展示物に徳利などがあり、相当なる酒豪であったそうです。1964年(昭和39年)、大田区山王の自宅で、直腸癌により、66才で死去しました。
尾﨑の功績は、平成20年5月にオープンした「尾﨑士郎記念館」に表されています。
門から見た記念館
正面が玄関、その横が書庫
手前が休憩所
玄関横前にある代表作「人生劇場」の石碑
玄関横の書庫
庭に入る木戸
木戸を入ったところから部屋の中を見学
庭から木戸を見る
窓越しに見た書斎
尾﨑士郎が癌を患い、
その入院中に贈られた寄せ書き
庭に回ったところ、客間が見える
作品の一部
客間
庭
近隣に徳富蘇峰の旧宅「山王草堂記念館」も
徒歩10分ほどのところにあります。
是非、訪れてみてはいかがでしょうか。
山王草堂記念館
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/adb4e888e2e1d9e1e369cf8372c0e7a4
山王草堂庭園
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/4d832d9fa8e8d532216951ce6b812db7
リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm