【カシャリ!ひとり旅】 青森県 国定公園「下北半島」を巡る
若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間か、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。
旅は、時間に追われる現実からの開放、明日への糧となります。
写真は、自分の記録であるとともに、お節介焼き精神から、他の人に情報提供も兼ねてとり続けてきました。
何を思って撮影したのだろうか? 自分も行ってみたい・・・
他の人に、そう思っていただける写真を撮りたいと思って、ライフワークとして、続けられるだけ続けてまいりたいです。
■■ 青森・下北半島
青森県の北部には、二つの半島があります。西側が津軽半島で、石川さゆりの歌にある竜飛岬があります。北海道新幹線も、津軽半島の先端から海底に潜ります。東側の半島が、下北半島(しもきたはんとう)です。
下北半島は、本州の最北端部の半島で、半島全体が下北半島国定公園に指定されています。日本三大霊場に数えられる恐山もあり、仏ヶ浦など有名な観光地も多数あります。
旧斗南藩(「北斗以南皆帝州」から命名)にちなみ「斗南半島」とも呼ばれ、形状が「鉞(まさかり)」に似ているので「鉞半島」「まさかり半島」の別名もあります。
「まさかりの刃」に当たる部分に、下北最高峰の釜臥山(879 m)があり、半島に恐山山地が広がり、平地はほとんど見られません。緑色凝灰岩を主とする恐山山地西部が侵食しされた結果、仏ヶ浦の奇岩群が形成されました。
下風呂温泉郷など、温泉もありますが、全体的に交通の便が悪く、移動は、本数の少ないバスか、レンタカーとなります。
私は、1日のバスツアーを利用しましたので、移動手段には苦労しませんでした。
■ アクセス
新幹線
八戸 - 野辺地 - 下北or大湊 約5時間
飛行機
三沢or青森空港 - 野辺地 - 下北or大湊 約4時間
高速バス
国際興業バス(東京・池袋−八戸・十和田・七戸線(シリウス号)/新宿・大宮−八戸・三沢・むつ線(しもきた号)) 約12時間
八戸発の青い森鉄道から見た東北新幹線
■ 国定公園「下北半島」を巡る
東京は猛暑の天気予報の中、東京09:08発はやぶさ11号に乗って青森県下北半島に向かいました。途中、八戸12:01着、12:10発青森行の二両編成の青い森鉄道ディーゼル車で野辺地1255着、13:00発1両編成のJR大湊線で終点の大湊14:02着で移動しました。ほぼ時刻表通りの移動でした。
野辺地からの大湊線は、年寄りばかりが目立ち、立っている人の数も結構いました。野辺地は、半島の付け根辺りに位置します。(地図よりも南)
ホテルに荷物を置いて、大湊駅の西の方向に向かって散歩に出ました。
右手前方に釜臥山を見ながら、あてもなく海岸線に沿って歩き始めました。明日からの天気予報は雨で、風も5mを超えるという、やや強めでした。しかし、その日は、熱い陽射しで、気温も30度近くになったのではないかと思えるほどの暑さでした。
穏やかな陸奥湾には、あわびの筏の旗も見え、その向こうには津軽半島が霞んで横たわって見えました。1時間ほど歩くと自衛隊基地らしきものが見え、結構大きな艦船が停泊していました。折しものウクライナ侵略の最中でもありますので、万一の時に備えているのかも知れません
運が良ければ、大湊海上自衛隊船内見学や映像、画像などの展示も見られるそうです。基地に隣接する「北洋館」では、旧海軍時代の貴重な資料などが展示されていて、見学ができるそうです。
私は、遠くから写真を撮るだけで、戻ることにしました。
帰途には、むつ市立大湊小学校や兵主神社・上町稲荷神社があり、写真を撮ったりしてからホテルに戻りました。
日曜日ということもあり、駅前のお店はすべて閉まっていました。唯一、地方の駅前にしては珍しくコンビニが一軒あり、万一の時には、そこで買い入れればよいと思うと安心しました。
下北半島の玄関・むつ市大湊の紹介
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/dbaa77ebac61e251839919e87e7ba382
二日目は、大湊駅前より定期観光バス「ぐるりんしもきた号」が7時45分に出発し、期せずして高齢者だけの乗客を乗せて大間崎へ向かいました。
9時20分に、大間崎に到着、本州最北端の石碑の立つ広場を中心に写真撮影をしました。沖の弁天島が霞むほどでしたので、北海道は見えませんでした。25分ほどの短い滞在でしたが、バスガイドさん(村口さん)のアドバイスで、マグロ(大トロ、中トロ、赤身各1枚1,000円)とムラサキウニ(300円×2個)を購入、バスの冷蔵庫で保管してもらいました。
マグロで有名な大間崎
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/3cb41f4be3dc816725d9485eee5c6a27
9時45分に大間崎を出発、右手に大間港を見ながら、佐井村の津軽海峡文化館アルサスに向かいました。
30分ほどで到着、佐井港から仏ヶ浦への遊覧船に乗り換えました。前日、前々日は天候が荒れで、遊覧船の出航はなかっただけに、私が遊覧船で出港できたことはラッキーでした。
しかし、波は高く、船は大きく揺れ、船酔いする人も何人か出るほどでした。仏ヶ浦の浜には、上陸することができず、そのまま反転して佐井港に戻ることになりました。
写真を撮れただけでもよしとせざるを得ない天候でした。12時に佐井を出発、元来た道をむつまで戻り、恐山菩提寺に向かいました。ツアーについてる岩のり弁当に、先ほど大間で購入したマグロとウニを加えた、豪華なランチを車内で食べながらの移動です。
マグロは、いずれも大きく、分厚い切り身で、味も良いのですが、高級寿司店で食べるようなネタですが、雰囲気がない分、味も落ちているのでしょうね。ウニは、通常買えるバフンウニではなく、ムラサキウニですので、ねっとりと、なめらかで、磯の香りがたっぷりでした。
奇岩が並ぶ「仏ヶ浦」
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/500175a8a51915c285581be2d8cc401d
仏ヶ浦から佐井港に戻り、元来た道をむつまで戻りました。むつ市街地から西方向に折れ、恐山には14時前に到着、1時間ほどの参拝時間がありました。
恐山菩提寺のご本尊は、お地蔵様という珍しいお寺さんです。無間地獄という荒涼とした、「地獄」の名にふさわしい場所です。最低でも2時間ほど欲しい場所ですが、バスのスケジュールで1時間だけでしたのが残念です。
恐山菩提寺1 活火山の中に立つ、日本三大霊場のひとつ
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/98edf68e24aa92c3b533deef6b704d1b
恐山菩提寺2 山門の仁王像と共同浴場の湯小屋
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/18c353af5121940ec29380e4b4aa3cea
恐山菩提寺3 ご本尊を祀る地蔵殿と不動明王の奥の院
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/b17e842cadb3bdaa5b3cc20f991bdb14
恐山菩提寺4 恐山「無間地獄」を巡る
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/11841eae90e57782b385ebb4b8ec933a
15時前に、恐山菩提寺から、東方、本州最東端の尻屋埼に向かいました。1時間弱ほどバスで走り、途中、尻屋崎の日本馬・寒立馬を見学、尻屋崎で灯台などを撮影して帰途につきました。
本州最東端の地「尻屋崎」
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/951e2a86234a31002af5739891eece4b
大湊駅には17時30分過ぎに到着、同じホテルに宿泊しました。
リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm