2015年刊行された本で、映画化されて有村架純がいとこのウエイトレス役でヒットした作品
この手の感じの本は読まないのだけどなんとなく読んで見た。
あらすじ
とある街で古くからある喫茶店「フニクリフニクラ」は、人気のない路地裏でひっそりと営業していました。
レトロな雰囲気の喫茶店には、まことしやかに囁かれている都市伝説があり、
うわさを聞き付けた人が僅かな望みをかけて店を訪れます。
それは店にある特定の座席に座ると、その席に座っている間は希望する時間へ移動することができる、というもの。
タイムトリップには、めんどくさいルールを守らなければなりません。
喫茶店を訪れたことが無い人には会えない、現実は変えられない、席を立って移動できない、
過去に戻れるのはコーヒーを注いでから冷めるまでの間。いくつも存在するルールを守りながら、座席に座った客は過去へと飛ぶのでした。
第一話 恋人 別れた恋人に一週間前に会いに行く
第二話 夫婦 記憶が若年性アルツハイマー病でなくなる夫と妻の看護師の話
第三話 姉妹 家出した姉とよく食べる妹の話、旅館をついだ妹が姉を迎えに来る・・・が・・・
第四話 親子 この喫茶店で働くオーナーの奥さんが妊娠した、体が悪い奥さんが無事に子供が生まれるか・・未来へ行く。
すべてこころあたたまる物語だった、殺伐としたおまけにコロナ禍の中で心の栄養は必要だね