ふるさと銀河線 実際にあった第三セクターの鉄道
北海道の池田町と北見市を結んでいた国鉄池北線を引き継いだ路線で2006年に廃止された。
ものがたりは両親を喪って兄と二人、ふるさと銀河線の沿線の陸別町で
くらす少女、演技の才能を認められ周囲の期待を集めるが彼女のふるさとの
愛と夢の想いの間で揺れ動いていた・・・(表題作)
苦難の中で真の生き方を追い求める人々の姿を、美しい列車の風景を
織り込みながら描いた短編集。
印象的だったのは・・・お弁当二つ
リストラされた父が家族には言えず、いつものように出勤するように家を
出て千葉に、そして内房線、外房線を房総半島を二周して時間を潰してる
というのが印象的、たまたま奥さんが会社へお土産以ってあいさつにいったら
すでに退職していた、ご主人さんのあとをつけていったら・・千葉へ・・
鴨川の駅で奥さんの弁当を食べていた・・次の日同じように家を出る主人の
あとをつけて今度は電車の中に奥さん登場、弁当一緒に食べようと・・
房総半島1周の電車の旅もしたことがあったので印象的だった。
私は会社が倒産したとき、
妻に潰れたと真っ先に言いました。
妻は笑ってましたね。
話は変わりますが、久しぶりに北海道の路線図を見て
私の記憶の路線図とずいぶん違うのに驚きました。
かなりの路線が廃線の憂き目にあっていますね。
思い出を辿るにも路線が見つかりません。
沁みる話ばかりでした、なんとなく自分を置き換えて読むことができました。
奥さんが笑っておられたてすごいいい奥さんですね!
北海道廃線ばかりでなんか残念ですね・・・
留萌本線の増毛も廃線になったし、こんど石勝線の
富良野から新得が廃線になるそうです。
やはり国鉄のままの方がよかったように思いますね・・