評判の時代小説を読んだ・・・
神山藩で郡方を務める高瀬庄左衛門。
五十歳を前に妻に先立たれ、俊才の誉れ高く、郡方本役に就いた息子を
事故で失ってしまう。
残された嫁の志穂とともに、手慰みに絵を描きながら、寂しいさと痛恨の
中に生きていた。
しかし藩の政争の嵐に、慎ましく老いていく庄左衛門を襲う・・・
藤沢周平の海坂藩 葉室麟の秋月藩 黒島藩などと同様に架空の藩として
15万石の神山藩 大藩の市藩ということになっているのでおそらく加賀藩
の支藩としておそらく北陸あたりを想定してるのだろうと思う。
話の流れとか文章の表現とかどことなく藤沢周平を彷彿とさせる感じでした。
これからまたシリーズで出版されたらまた読もう・・・