真保裕一さんの中でもローカル線で行こうと同じく少々コミカルな感じの小説
舞台は老舗 百貨店の日本橋本店・・・新宿にもみせがある
鈴善 しかし今 合併話が進んでいる・・・ということはははなるほどあそこがモデルね
話は夕方から朝までの間の真夜中のデパートにうごめく人影
なぜかその日に限っていろんな人々が居場所を失い集まってくる。
家での高校生カップル、あやしい仕事をしている傷をおったおとこ
生きる希望がなくなり住むところもない、ネットカフェからもおいだされた中年男
道を踏み外した元刑事。
そして新宿店の女性店員がよからぬ企みを抱き今夜実行する・・・
複雑に交わり合って奇跡の一夜が・・
痛快、おもしろい、とともに百貨店の闇の部分も面白い。