
昨夜は健さんの本を改めて読んでみた。
旅の途中で・・
1997年から2000年まで4年間、ニッポン放送で年末にやっていたラジオ特別番組 高倉健旅の途中で
を本にしたものです。
健さんがいいたかったことは・・・
人生てそんな捨てたものじゃないよということだけだった。
生きる力がわいてくるそんな本です。
しっかりしなきゃな・・・ 男だからしっかりしなければ
と自問自答する感じです。
世の中は軽薄短小、ネット社会、ネットの中では魑魅魍魎がうよめく社会・・
苦労せずに儲けよう うまくネットで儲けよう FaceBookで仲間を増やして成功しようとか
そんな風潮ですね。
これからどんな風になるかと考えれば怖くなります。
こころをこめる・・ 簡単そうでなかなかむずかしいものですね。
昨日考えてました。
健さんのように自分の生業の俳優にこころをこめて向き合う
さあ果たして自分はできていたのだろうかと考えてしまいました。
なんでもネットで買えてしまう便利な世の中になってよかったのか悪かったのか
物の売り買いは基本は人間が媒体となって顔と顔で成立するのが基本ではないかと思います。
すべてがネットになれば、ほんとに心をこめて作った物をその心を伝えられるのかとも思います。
すべてがネットになれば自分のような営業の世界にいる人間は必要なくなるのではと思ったりします。
結局のところわれわれの仕事というのは心を伝えるのが仕事なのかなと思ったりします。
話が脱線しましたが・・
日々の進歩に日本人が忘れてしまったものを健さんが銀幕で演じてくれたのだと思います。
孤独で暗い世界で男らしく義理と人情・・
すべて今の日本とは逆ですね
ハロウインで仮装してばかさわぎするよなものがあれだけいるのですから軽薄短小・・・
本の抜粋ですが・・・・
今僕の中では、緊張と静かなる喜びが満ちています。
皆さんの胸の中に
人間ていいなあ、人生捨てたもんじゃないなあ
という想いが湧き出ることを念じています。
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2000高倉健旅の途中での最後に
新しい世紀が皆様にとって素晴らしい世紀でありますように
心からお祈りしています。
人間ていいなあ、人生て捨てたもんじゃないな
という僕の思いはあなたの心に届きましたでしょうか。
それじゃ、御元気で
また、どこか旅の空の下で、お会いしたいと思います。
END