少し前に本屋の店頭で文庫本がでていて、読んでみようと思ってた
たまたま図書館にいった時にあったので借りてよみました。
舞台は奥秩父山系の山小屋
場所は甲武信岳と国師が岳の稜線の真ん中あたりから沢に少し
おりたところにある梓小屋
奥秩父は7年前ぐらいにけっこうはまって登ってた山
甲武信岳も3回 金峰山も3回 みずがき山も3回 国師岳も
標高は2300-2600mの間の長野と埼玉と山梨にはさまれた山域
北アルプスみたいな人気やはでさはないけれど、山としての魅力はすごい
山頂付近までの樹林帯、水が豊富な山域
山小屋もあるけれど北アルプスのような営業主義的な小屋ではなくて
小さくて地味な小屋だけど小屋自体の魅力のある小屋
玄人うけする山というところかもしれません。
舞台は都会で研究者をやっていて疲れて故郷に帰り父のあとをついで山小屋
の主人になった享
父の後輩のホームレスから山小屋の手伝いをするゴローさん
大きなショックをうけて山にきて、死ぬかもしれないところを享に助けられ
そのまま山小屋の手伝いをする美由紀
物語は春の荷揚げの歩荷からはじまり
夏山、秋の小屋しまい、また春の山上げ・・・・
読んでいて山に行きたいというか
住んでみたいと思いながら読んでました。
若いころ、山の仕事で何かできないかと考えていた高校生のとき
自然保護員とか林野庁とかとりあえず山と向き合う仕事がしたいと
思ってたころがなつかしいです。
あのころから35年の歳月がたち、山とは関係ない仕事のようですが
山がないと成り立たない仕事をしてることになるな・・・・
山がないと成立しない仕事・・
今年は順番で山域保護の仕事が順番でまわってくるそうです、水源のかんよう
できればその仕事毎日やらせてもらえないだろうか・・・・と思ってます。
本の中で登山道が崩れていくのにダブルストックで山を登るのがあるとあります
石突で地面の端をついて登るダブルストックは欧米の広い山道ではいいが
日本の狭い登山道では道をついて崩していく原因にもなるとのこと・・・・
自分はストックは1本だけ持って山に登ります、石突にはカバーして地面をつかない
ようにしています、ダブルストックは不便ではないかと思いますね
岩場にきた時の邪魔な感じとかストックにたよりすぎて滑落するとか体勢を崩した
時に体の確保に邪魔になるとか
ダブルストックは積雪期だけのものでいいと思います、あきらかにダブルは邪魔
ストックもたないのが一番いいのですが膝がどうしても痛くなるおで1本だけと
いうことにしています。