My Song My Foolish Heart

4月に12年の単身赴任が終わりました!、山が好き、キースジャレットが好き、街道歩きが好き、2012年中山道を完歩しました

高野聖 

2014-04-23 00:09:56 | 読んだ本

以前から読んでみようと思いつつ読まずの本を読みました。

泉鏡花の本は以前夜叉が池を読みましたが

幻想的な描写です。

美濃から山越えてr飛騨の天生峠、高野僧は間違って道をいった薬売りを助けようと

してあえて困難な道を追いかける・・

蛇の群れ・・山ひるのうようよいる山道

想像しただけで足がうずうずする・・

やっと一軒家に着く

白痴の坊と二人で住む妖艶な女

汗を流しなさい・・・

女も一緒に汗を流し・・・

妖艶な幽谷な夜をすごした

山の中の一軒家で女と一晩すごすというすごい設定・・・

しかしながら

その女はみだらな心を抱いて近すく男を畜生にかえてしまう妖怪だった・・・

山の中の幽谷な感じをひしひしと感じる本でした。
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潮騒

2014-04-23 00:00:03 | 読んだ本

三島由紀夫をまた読んでます。

潮騒は三島作品の中でも異質というところの小説です。

むずかしい言葉もなく・・・・

純粋に恋愛小説を書いてるところ、主人公の男と女の子が

どこも性格がストレートな健全な肉体と心をもった男女である

さわやかさを持ち合わせている。

曲折した性格の男女の恋愛ものが多い三島作品だがこの潮騒だけば異質です。

舞台は伊勢湾に浮かぶ歌島。

光り輝く太陽がふりそそぐ島のイメージです。

当時の三島は29歳、30歳になる前に振り返ってこういう恋愛小説を青春の

部分で残したかったのではと思う。

古代ギリシャの憧れという三島の部分がこの小説をギリシャの島にオーバーラップ

して歌島を描いてるようにも思える。

そういえば中学生のころだったか山口百恵が三浦友和と映画 潮騒をとりましたよね

結構百恵ちゃんのきわどい感じが評判にもなりました。
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