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可もなく不可もなく

2013-07-11 | 日記

梅雨明けということだけど、蝉の声がまだ聞こえません。不思議、早い梅雨明けに戸惑っているのかも。

急に旅行することになり、宿を探す。もういいのが残っていない。いつものパターン。行った先で「こんなとこ来るんじゃなかった」とか言われそう。自分一人なら、すべては自己責任、どんなにか気楽。

孫娘に折り紙買ってやったら大喜び。

これ全部**ちゃんの~?いろんな色があるう~!! 98円でこんなに喜ぶなんて。

まず金でおうちを作り、次に大好きなピンクでマンションを。この子にとってはマンションは有り触れたアイテム。私が子供の頃はマンションなんてありませんでした。したがって一戸建てという言葉もなかった。

時代は流れる。

次にズボンとトマト。裏に線を引いてやってそれに沿って切らせた。ヘタは祖母作。

昨夜の超手抜きの夕食。ごはんは、もうし掛けてたけど、おかずは6:44start。食べ始めたのは7:05頃。いつもこんな感じ。小さく着るのが面倒だけど、一応鰻重のつもり。

鰻重の容器は、観音の業務用食器のお店で。確か一つが105円だったと記憶している。合成樹脂だけど、梨地仕上げが高級そう。変わった器がいろいろあり、見るのも楽しい。台所道具もプロ仕様がいろいろ。

食器は去年買ったけど、やっと出番となった。次はいつ出すことやら。

その他のおかずは、枝豆とトマト(屋上菜園で)、ワカメ(近くの海で)と、買ったものはないのが嬉しい。ほんとなら鰻も獲りたいところだけど、今となってはかなわぬ望み。

四万十出身の恩師の著作には、川底の砂利の中にいくらでもいた鰻の話が。アユは獲っても、鰻は戦前は獲ることがなかったそうで。それが今や絶滅危惧種になろうとしている。人間のあくなき欲望と狩猟方法の進化で、いつかは幻の魚になるんだろうか。

出かける予定だったけど、宿を探しているうちに出かけそびれた。この暑さ、ちょうどよかったかも。

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夏になった

2013-07-10 | 日記

午前中、風が吹いてカラリと気持ちいい。いよいよ夏本番。

ヤブミョウガ 近所で

シュウカイドウ

ムクゲ。確か韓国の花では?漢字では槿。木の朝顔。涼しげ。

こちらも涼しげ

キョウチクトウ。早く大きくなるので原爆後の緑化に多用された。庭木には育ちすぎるので、今ではあまり見られない。廃院した産婦人科で。

アサとかオクラも似た花。名前は???

緑陰が嬉しい季節。

キスゲの仲間 花は一日でしぼむ。四つほどの花が四日間で終わる。山野草由来の花の潔さ。

カキは秋の準備。なぜか先月生まれた孫息子を思い出した。

さすがのヒャクニチソウも暑そう。

フウセンカヅラ・・・かな?

皇帝ダリアかも。勢いよし。

 

リンゴのようなツバキの実

ムラサキシキブ

夏は、自分で縫った和柄のワンピースを着て、座布団二つ折りで寝転がって本を読む。眠くなったらそのまま眠る。夜もここで寝る。夫は扇風機やエアコン大好き。寒くて、とても一緒に寝られません。

起きて半畳、寝て一畳。夏はシンプルに。

今からドライフラワーになる予定。

本日は納税と経費帳の整理。家の窓という窓は全て開け放ち、風を通す。室温は夕方でも30度。この暑さに慣れて夏を乗り切ろう。明日は外出予定。まあ何とかなるでしょう。夏には夏の暮らしと楽しみ。

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すみません

2013-07-10 | 日記

孫ネタで。

日曜日昼より、昨夜まで孫を預かる。

日曜日、昼前連れてきて、おーソーメン食べさせて、息子と現場で待ち合わせ。夫は所用あり、孫娘を車に積んで出かける。一人で乗せたのは初めて、しっかり固定して慎重に運転する。何かあったら大変。

段ボールで三角のトンネルを作ってやったら大喜び。ステラちゃんと出てきたところ。この日は折り紙遊び、午後はイオンのキッズコーナーに30分350円で預けで大急ぎで買い物、そのあと90分は私がついて無料で遊ばせる。

昨日は絵付けの教室。タイ旅行のお土産にタイシルクのケース入りのお箸をいただきました。ありがとうございました。訳の分からない三歳児、先生と皆さんによくしていただき感謝。ありがとうございました。

小さなお弁当箱のお弁当を食べています。向こう側の方に「ズボンは水玉模様だね」と教えていただいて、帰宅後、私の服を「水たまり模様!!」と喜んでました。

水玉と水たまり、ちょっと似てるが大きく違う。

夜は冷たいご飯に冷たいお茶で、冷たいお茶漬けご飯~

お茶漬け大好き。

冷たくておいしいね。

ひゃあ疲れた。孫をお嫁さん実家へ送り届けた帰り道、助手席で眠りこけた私。帰宅後もそのまま寝てしまい、深夜目が醒めて今こうして楽しかった二日半を振り返っています。


 日曜日以来、エアコンと扇風機で風邪ひいて、葛根湯にしょうがをすりおろして熱湯で服用、やっと治りました。

冬に寒いのはけっこうだけど、真夏の不自然な涼しさに体がついて行かない私、この時期カーディガンは手放せません。電車は寒いので、外出はチャリンコが多いかな。

とは言え、連日の猛暑、皆様、なにとぞお大事に。

 

 

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やれやれ直った

2013-07-08 | 日記

コンピュータのプロパティからシステムを復元すると直った。やれやれ。

原因は昨日DVD=RWから写真のCD=Rを抜くとき、受け皿が(というしかないパソコン音痴)がマウスパットに引っかかってエラーメッセージが出たのを放置していたためと思われます。

ついでにファイルが多すぎるとメッセージあり。動画をメディアに保存して削除するべきですね。やれやれ。

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パソコン不調で泣く

2013-07-08 | 日記

 

孫が来ました。写真省略(木馬に乗る画像)

 

遊んでいます。写真省略(トトロのDVDを見る画像)

私は疲れました。今回はいつまで逗留するか不明。

パソコン不調。症状はデスクトップ上でマウスに反応しない。つまりフォルダが開かないというもの。何度してもダメ。プログラムや下の・・・・なんというんだ・・・帯状に並んだアイコンからだとアクセス可能。

きょうは古いUSBメモリーを差し込んだから?それともホームページビルダーをインストールして昔のサイトを更新したたら転送できるのに反映しないというトラブルのせい?これはウィルス対策ソフトが関係しているらしいけど、この私にわかるわけもなく。

こういうことが続くとめげる。なんか世の中の流れからどんどん取り残される感じ。

買った花がいい感じにドライになったのでリース作りました。

テキトーに差し込んだだけです。土台は以前近所の人にいただいた。

昨日は息子のことで外出。帰りに孫娘を連れて帰る。預けられ慣れているせいか、よく遊ぶ。

ああ、それにつけてもパソコンの不調。孫娘連れて三篠のなんとかいう修理屋へ持ち込みますかね。あそこは駐車場が入れにくくてそれだけでストレス。

 

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「百年前の山を旅する」 服部文祥

2013-07-06 | 読書

2006年5月 滋賀県の武奈ヶ岳山頂付近から若狭街道(鯖街道)を見下ろす。右、小浜方面、左、大原を経て京都方面。

古代から中世の若狭街道は、小浜市内から遠敷川をさかのぼって山中に分け入り、山の稜線をたどったり、小さな盆地の集落を通り、鞍馬から鞍馬口へと出るルートだったとか。

向こう側の山並みの中にその街道があったとは、この時には夢にも思わず。。。。。

こちら鞍馬寺2007年7月


 

山歩きが好きで古いことの好きな私には、百年前の山歩きを追体験したこの本はたいそう面白かった。

著者は山岳雑誌「岳人」の編集者で登山家。日本近代登山黎明期の名著、ウェストンの「日本アルプスの登山と探検」、「日本アルプス再訪」、田部重治「山と渓谷」などに触発され、(ちなみにこれらの本は、私もよく北アルプスへ行っていたころ読んでいますとおばさんの見苦しい自慢平にご容赦)、はたまた山で拾った古い山歩き用の携帯コンロを直して実際に使ってみたりする山歩きは、山道具が未発達な時代の山登りが読み手にも想像できて、たいそう楽しい読書体験でした。

殆どは「岳人」に掲載された記事。分けても面白かったのは「鯖街道を一昼夜で駆け抜ける」というタイトルの山旅。

一昼夜とは24時間、「京は遠ても十八里」、つまりは72キロある。それを歩けるのだろうかと著者は2010年7月17日、二回目のチャレンジをする。

おおよその行程は次の通り。

3:30 小浜駅前発 6:45 根来坂 10:30過ぎ 久多中 12:00 オグロ峠 15:00 杉峠 16:00 鞍馬寺 17:30 大原

大原へ行ったのは友人の梶山正氏の家に宿を頼んでいたため。鞍馬寺から京都へは日没前に辿り着けたはず。

若狭から京都まで14時間歩いて着いたことになる。5貫目の荷物を背負い、山の中の道をたどったとして、24時間で京都まで荷物を届けるのは不可能ではないのではないか。著者の結論である。

そうかもしれない。テクノロジーに頼りすぎた現代人は昔の人の能力を見くびっている。久多中の集落で著者は老人に「どこか登ってきたんか」と声を掛けられ、「小浜からきて京都へ行くつもり」と自慢すると、驚くでもなく「あんたなら行けるやろ」と言われただけだったというのが面白かった。

山中のこの地区では、昔は人が往来していたという伝承があり、割と身近な話だったのではと私も思う。

こちら鴨川上流、高野川沿いの手作りの標識。2009年12月

 

 左、若狭街道旧道 右が現在の若狭街道 左京区大原で2009年12月 上の木札は左側の道にかかっておりました。

出町柳にある鯖街道口の石柱。2009年7月。

古代の鯖街道口はここではなく当然鞍馬口ということになるのかな。


 

45年くらい前、大原の奥の阿弥陀寺へ行ったとき、ご住職が「若いときは鞍馬寺に用事があったら京都まで下りて廻らず、直接山道を行った」と話しておられた。それは戦前のことと思われます。

この本の中では京都から大原へのメインルートは、昔は鞍馬経由で山中に入るのではなかったかと類推しているので、ご住職の話と照らし合わせると、そう大変な道でもなかったと思われます。途中には集落もあるし。

ああ、また旅行したくなった。出町柳から京都バスで滋賀県の朽木まで一時間半。ここで民宿か何かに泊まる。あとは歩いて保坂まで約8キロくらい楽勝。保坂からJRバスに40分乗ると小浜駅。帰りは今津までバスで引き返し、湖西線、新幹線で帰宅。

これで鯖街道完全制覇。行ってみたいなあ。。。。

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雨である

2013-07-04 | 日記

月初めの事務も終わり、税金も納めるばかりに計算した。きょうは午前中、柄にもなくドライフラワーでリースを作り、午後から美容院と買い物。帰るころには上がっていた雨も降りだし、今の時刻はかなり降ってる。

雨が好きかと聞かれれば、そう嫌いではない。涼しいし、雨に閉じ込められると、思いが縦横無尽にあちこちへ飛び回る。この歳になると、生きてきた時間も長く、記憶もたくさん。古い引き出しを開けて、昔の千代紙や布を整理するみたいにいろんなとことを思い出すのも楽しい。

雨の音もいろいろな音色で聞き飽きない。今よりずっと若く、30代初めの私はひたすら待つ女だった。

子供たちが寝るのを待つ。夫が帰るのを待つ。昔の友達から手紙が来るのを待つ。この何事もない退屈な日が過ぎて行くのを待つ。日常にまみれた専業主婦の私。

夜中近く、まだ帰らない夫を待つうちに、雨音は人の足音のように錯覚していた。車で通勤だったので、歩いて帰るわけではないのに、待つ人の足音のような、いえ、もう会わなくなった、会えなくなった誰彼を思い出させる雨の音。

その頃は、永遠にこんな日が続くことを予想するだけでうんざりしていた。公園の砂場の縁にしゃがんでわが子を見ながら、いいお母さんの振りをする。。。。いいじゃないの、と今なら言えるけど、その時は訳もなく焦っていた。

まあ、それが若いと言うこと。若い日の残影を引きずっているのはまだ若い証拠、今は思い出しもしないし、若い日には二度と帰りたくない。あんなにいろいろとしんどいことの続く日々をもう一度繰り返すなんて、まっぴらごめん。

今の平穏な日々がなるだけ長く続いてほしい。それだけ。


きょうは初めは、街で見かけた有名人、芸能人というタイトルにするつもりでしたけど、いい年してあまりにミーハー全開なので止めました。

極め付けを一つだけ。数年前、一人で京都旅行しているとき、四条烏丸に近い某ホテルのエレベーターに、某有名男性歌手が若い女性と乗ってきたのにはびっくりしました。テレビで拝見するより、ずっと色白で優しそうな感じ、小柄な方でした。二階で降りて、非常階段使って外出したようでした。

豪華ホテルではなく、ごく普通のホテル。意外でした。

こちらは相手をよく知っている。でも相手は私を知らない。狭いエレベータの中の変な空気。有名人はいつもこんな感じで人に見られてるんだろうなと、少し同情。まああちらさんはその同情さえめんどくさいことでしょうが。

それとももう慣れているのかなと、無名人の私は想像してみるだけ。

 

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「誰かと暮らすということ」 伊藤たかみ

2013-07-03 | 読書

濡れた文庫本。このブログ、編集画面で写真を自由に縮尺できなくなった。クリックしてください。

昼間、急に空が暗くなり、竜巻発生の恐れなんてテレビで言ってたので、夫の仕事場へ避難、移動の途中、文庫本を落とした。

大雨警報も出ていたので、当然ずぶ濡れ、3分の2は未読、一ページずつドライヤーを当て乾かしながら読んだ。うるさい読書。そしてページを持つ手が熱かった。熱い読書。

本を濡らしたのは20年くらい前、愛媛高知県境の笹が森で「四国百名山」を、そして高校二年の今頃、通学途中に高松一高の前で、通学かばんを水たまりに落として古語辞典だったか、英和辞典を落として以来。

本って濡らすと膨らんで読みにくい。今まで三回しか事故がなかったのは少ないと言うべきか、アバウトな性格は墓場までと言うべきか。


感想ですが、なかなか面白かったです。絲山秋子の人物はどれも男気があって、でも小説にとんでもない悲劇が仕組まれていて、その落差に読む方も元気づけられかつ辛いけど、この作家は男で、かつ普通の人の普通の心のひだをうまく書いてると思った。

会社の同期、たまたま近くに住むあまり社交性のない二人、何となく話をするようになり、ぎくしゃくしながらも少しずつ近づいて行く。その話をメインに、離婚や、脱サラや、流産などをする同じ地区の人たちの話を織り交ぜた短編集。

人と暮らすということは相手の良さも悪さも受け入れ、一人でいるよりはいいと寛容になること。幸せとは平凡な暮らしを淡々と続けること。忘れてしまうような一日の中にこそ、生きる喜びがある。

作者は1971年生まれ。2006年には芥川賞受賞。角田光代さんと結婚していたこともあったらしい。


私のささやかな幸せ。その日の用事を片付け、夕方から好きなことすること。

三男のお嫁さんからもらったハーヴティを自分で絵付けした器で飲むことかな。夏なので、テーマは海。金の砂粒もついてます。

こちらはティーバッグ受けに。元々はコースターのつもりだったけど。金の網目模様は金に見える絵具で。ピカピカしてなくて、こっちの方が使いやすいかな。

上の写真と二つ、いずれもずいぶん前に作った。

一人静かにお茶を飲む。。。至福の時かも。

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安売りスーパーの快楽

2013-07-02 | 日記

朝、領収書整理してもう一つの事務やってたらもうお昼前。作る時間とその気がなくなったので、歩いて二分、近所のスーパーでお弁当買ってくる。

こちらは2009年、テレビ朝日のニュースステーションで全国に紹介された超安売りスーパー、本日も頑張っています。

冷やし中華198円、炊き込みご飯129円、いなりずし大57円。全部で384円、素晴らしい。素晴らしすぎる。

私はいなりずし食べて用事で外出、夫があとの二つを食べたけど、おいしかったそうです。冷やし中華にもやしとワカメも入ってます。バランスいいです。

トイレットペーパーは16巻で198円、柔らかく上質です。

「快楽」は竹田青嗣先生の本歌取り。その心は、買い物して初めて自分の中の欠落したものに気が付き、それが充たされる心地よさ。見栄の消費はもう卒業、実質こそ大切。そういう時代とおもうことにしましょう。


むむむむ。何とも。突っ込みどころは多々あれど、というか決定に参加できなかったのが残念かな。

いえいえ口出し無用。それにしても右隣の古家が気になる。

用事の帰り、逆方向から車で行って道に迷った。ナビを使うのは不本意なれど、ナビを頼りに辿り着く。

で、思ったこと。長く住んでいても主な通りしか知らないのだと。少し横道へ入ると訳わからなくなる。迷った時は落ち着いて運転。一方通行をぐるぐる回っても焦らない。で、何とかたどり着きました。

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「福猫小判夏まつり」 佐藤洋二郎

2013-07-02 | 読書

四つの小説から成る短編集。どの作品も、幸せには縁遠い人たちの、寄る辺ない生き方をあくまでも地味に描写している。

初めの「入学式」、細々と小説を書く大学講師と看護師の話。

男には妻も子もあるのに、女との関係を切ることができない。その割り切れなさをしみじみと書く。女は何も求めず、できた子供さえ自分で始末する。なあーーーんか、男に都合のいい女、とむかつき、書き方も古風なので好きになれなかった。

が、表題の「福猫・・・」は老年に差し掛かった二組の夫婦の過去と現在が語られ、やはりうまくいかないところが、こういう人もいるんだろうなあ、ととてもリアリティがあってよかった。諦めの果てにかすかな希望があるということだと思った。

「おろち」は男と女、別々の人生、でもふとしたことで関係を持つ。うーーむ、こんなことってあるんだろうか。あるとしたら、現代の都会のおとぎ話だよな。どんなに世の中が進んで、何もかも便利に立派になっても、生き物としての欲望と寂しさはそれだからこそ一層際立つ。そんな感想を持った。

八月のニュクスは牧場で働く男の話。牛は生き物、生々しい生き物のにおいが充満している。経営者の男は若いフィリッピン人の妻をもらい、こちらも生々しい。男はあちこちにぎくしゃくとぶつかりながら、自分の思いをもて余している。

以上どれも読んで楽しい話ではない。美男美女は出てこないし、冒険譚でも成就する恋愛話でもない。ショートケーキではなくて、噛めば噛むほど味の出る干物のような味わい。

そうそう、人生って誰の人生でもこういうもんだなと。面白いこともないけれど、その中の小さな喜びを飛び石を踏むように辿りながら生きていくもんだなと。

読んだ後、自分がとても地味な人間になったように錯覚した。それも小説の力。

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七月になった

2013-07-01 | 日記

朝九時半頃、お中元第一弾がきた。ああ、もうそんな時期、と言うことで兼ねて準備していたリストを持って注文に。

以前はデパート、今はゆめタウン、品ぞろえはあまりかぶってないが、似たようなものでも今の時期10%オフ、いつの間にかデパートから足が遠のく。

きょうは、四月にした健康診断の補助金申請の書類を書かされた。体重と腹囲の欄がある。ウッやばい。ものすごくやばい。今まで誰にも言ってないのに。泣く泣く正直に書いて、あとで聞いたら補助金は千円ですと。悔しい。千円のために体重が夫にばれた。こんなことなら、私のお金で千円出しておいたのに。

とそれはさておき、昨夜、三男に返信用封筒を入れた手紙書いて出したので、今回のことはけりがついた。これも長い目で見たら、母親の私の終活かも。

出かけたついでに、京橋川の川土手を歩いて駅前福屋まで。服はそう欲しくないけど、軽くて夏らしいバッグが欲しいなとふと思い、いやいやバッグなんて売るほど持ってるから(以前ブックオフにだいぶ売った)もう買うまいと踵を返したのでした。これも終活。ものは増やさない。

取り留めなくくだらない日常の話はこのくらいにして、木と山野草の写真をどうぞ。木と山野草にものすごく癒される私。それと風と水かな。

オカトラノオ。これを見ないと私の夏は始まらない。今年も同じ場所に同じように咲いていた。

小さなつぼみが並んでいるところを見ると、プチプチッとつぶしたくなるけど、もちろんそんな残酷なことはしません。

通路にして東屋。木、土、木材、影、風。誰もいない贅沢。

チガヤ。夏の日、高原に風立ちぬ。飛行機の発着をカメラを構えて待つ人数人。

さっき通ってきた屋根つきの橋。

コウヤボウキの一年目の若葉。葉は互生し、秋に花をつける。二年目には茎が木質化し、葉が増える。草に見えるが木に分類される。

ソヨゴの青い実。葉のフリルが涼しげ。

木陰の道。どちらを歩こうかと考えるのも楽しい。

マンネングサとイワタバコ。三景園で。

ホタルブクロ

石段

ホタルブクロ。こちらは白。

リョウブの花はほぼ終わり。今年は少し早い気がする。

手入れ

ヤハズアジサイと言うらしい。名前は葉の形から?

10代の私は桔梗がめちゃくちゃ好きだった。ペンネームにしてたくらいだ。高校生のペンネームって何書くのよと突っ込まれそうだけど、それはまあその時期なりに。。。。

今こうしてみても、やっぱり好き。たおやかに見えて結構丈夫な多年草。

ギボウシ。これは園芸用に改良されたものらしい。大型のギボウシはヨーロッパに渡り、緑の大きな葉が花壇の縁取りとして重宝されてるらしい。

センノウの仲間?いずれ何かの名前をお持ちでしょうが。

フタリシズカ。いいですねぇ、しびれます。何がって、木陰でひっそり咲くこの控えめな花に。

シモツケ。中部地方の山によく自生している。広島県にはあったかな?これは植えたもの。

水、青紅葉、岩。

滝、青紅葉、岩。


 

夏はまだまだ始まったばかり。体調に気を付けて、暑い夏を乗り切りたいもの。それにつけても体重と腹囲の自己申告・・・フン!!

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毎日いろいろと

2013-07-01 | 日記

先日、お弁当をいただきました。おいしかったです。いただきものなのでなお好し。

スモモが好きです。酸っぱいのが好きです。子供の頃、母の実家へ行くとよく食べさせてもらいました。

遠い郷愁の味。

空港横、中央森林公園。屋根つきの木造の橋。涼しい。こちらからあちらへ、物語の生まれそうな予感。

静かです。聞こえるのは遠くの飛行機の発着の音だけ。たまに人とすれ違います。

静かで広々。これが最高の贅沢。

またしてもアジサイ。隣接の三景園で。

涼しげな色

木陰の散歩道


 

週末孫娘

波が怖い

岩場に咲くハマナデシコ。

雨はちょっと納まったけど、まだまだ一雨二雨ありそう。

あっという間に今年も半分終わった。あとの半分、頑張っていい年にしたいもの。

 

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