サンクチュアリ

美味しい物・綺麗なもの・楽しい事

静岡県の「すごい」巡り その3 ( 旧牛乳処理場 )

2014-10-21 07:13:21 | 富士の国 悠々紀行
 「旧二俣町役場(現本田宗一郎ものづくり伝承館)」の設計をした地元の大工さん「本島亥三郎氏」は、同時期(昭和11年)に町内の「牛乳処理場」も手がけているということなので、そちらにも行ってみることにしました。


     
     屋根以外は役場と同じ仕上げ、今でも現役、明治乳業の販売所です。役場と同じ上げ下げ窓です。


     
     タイルが特徴とか・・・。


     
     溝が施されたタイル


          
          役場のタイル。 少し雰囲気が違うようですが・・・?
 

 現在も牛乳の販売店として使用されているそうで、内部は見ることができません。80年近く経っていますが、まだまだ現役、こちらの建物も立派なものです。    



  施設紹介   旧牛乳処理場(現明治牛乳天竜販売所)  浜松市天竜区二俣町二俣 321 (内部一般非公開)


 < 概要 >  木造平屋建、トタン葺

 < 設計 >  本島亥三郎(もとじまいさぶろう)  <棟梁>  小木太助



     
     国道152号線バイパス 飛龍大橋のライトは、天に向かっていく龍のイメージでしょうか? 素敵ですね。


                                                       つづく
          

静岡県の「すごい」巡り ちょこっと寄り道 ( 諏訪神社と清龍寺 )

2014-10-20 07:12:27 | 富士の国 悠々紀行
 「本田宗一郎ものづくり伝承館」を見学した後は、お隣の「諏訪神社」にお参りすることにしました。
   

     
     「諏訪神社」

『諏訪神社の祭神は、伊弉諾命(いざなぎのみこと)、天照皇大神(あまてらすおおみかみ)、建御名方命(たけのみながたのみこと)、八坂刀売命(やさかとめのみこと)の4神で、昔は諏訪大明神と呼ばれていました。

創立年代は不明ですが、口伝によると神明社が最も古く、明治7年(1874)に諏訪社、熊野社を合祀して諏訪神社としたと言われ、伝承では信州の諏訪神社の神札が二俣川を経て、ここに辿り着き、村人が拾い上げて祀ったのが創始とされています。』(二俣町ホームページより)

     
     ご神木は、樹齢450年の夫婦杉


     
     どんな願いも叶えてくれるという「塩地蔵」


     
     階段を上がると「滝不動尊」


     
     その隣は「大黒天神殿」

      
     屋根の上には、目までしっかり作られた人の顔と何故か貝?の飾り瓦がのせてあります


     
     諏訪神社の境内(というか?このお隣の「清龍寺」の門前というか・・・?)


     
     二俣城の井戸櫓(いどやぐら)(復元)

『井戸が無かった二俣城では、井戸櫓を建てて天竜川から釣瓶を使って、飲み水を確保していたといわれています。
元亀3年(1572年)10月、武田勝頼が徳川軍の二俣城を攻めた際には、上流から筏を流して井櫓を破壊して開城させました。』(静岡観光おでかけガイドより)


     
     家康が、流れる清水を見て名づけた「清龍寺」

『   清龍寺


 浄土宗知恩院(京都)の末寺で、本尊には阿弥陀如来を祀り、信康の霊廟でもあります。

 信康は、徳川家康の長男として永禄2年(1559)に駿府で誕生。戦国時代とはいえ数奇な運命を背負わされ、天正7年(1579)22歳の若さで織田信長により自刃させられました。
 その後、家康の命により信康の菩提寺に指定され、廟、位牌殿、庫裡、方丈、不動堂、山門、鐘楼などが建設され、「信康山長安院清瀧寺」と号すようになりました。』(だいすき 天竜より)

 以前白い藤の花を見に伺った清水のお寺に信康のお墓があったような気がしていたのですが・・・? 江浄寺のことは、以前のご紹介のページを見てね。


     
     本田宗一郎氏が、尋常小学校の頃、正午を知らせる鐘を30分前に突き、早くお弁当を食べたと言われている「梵鐘」


                                                       つづく
 


     



空と風と

2014-10-19 08:58:40 | つれづれなるままに



     


     遥か昔に  火山の噴火でできた 湖は   空を映し   風を映し

     魚も 鳥も 樹も 人も   その胸に抱く


                                        ( 秋の一碧湖畔にて )

美味しいもの ( クローバー ラ・フランスのタルト )

2014-10-18 06:30:09 | 美味しいもの
 久し振りに森島の「クローバー」のケーキを買いにいきました。
このお店が富士本町にある頃から、ここの「ラ・フランスのタルト」が大好きなのです。
他のケーキも美味しそうなので、いつもすごく迷うのですが、結局今回もまた・・・。


     
     私の中のゴールデンコンビ? ラ・フランスのタルトとアールグレイ

 うふふっ・・・、美味しい!ご馳走様でした。
ちなみに今回私が迷ったのは、栗の四角いホール(かなり大きい?)のケーキでした。(お誕生日でもクリスマスでもないのに、普通迷うかなあ?)


     
     お店は、中も外もハローウィンのディスプレイでした。


  お店紹介   クローバー  富士市森島 198-18
                     ☎ 0545-62-1088
                営業時間 10:00~20:00
                     10:00~19:00(日・祝・月)
                火曜定休(月一くらいで水曜も) 要確認   

静岡県の「すごい」巡り その2 ( 旧二俣町役場 )

2014-10-17 06:22:39 | 富士の国 悠々紀行
 さて、お次は、「旧二俣町役場」(現在は本田宗一郎ものづくり伝承館)の建物です。


     
     1936年(昭和11)に建てられた木造2階建、スクラッチタイルの外観が印象的な洋館です。


     
     表面に櫛で引いたような浅い平行溝を施したスクラッチタイル

 このタイルは、旧首相官邸・旧帝国ホテルにも使われていたそうですが、独特の雰囲気を持っています。建てられてから80年近くが経っていますが、今でもモダンな感じで、ここが役場だったなんて、素敵!と思いました。
現在は、「本田宗一郎ものづくり伝承館」ということなので、早速入ってみることにしました。


     
     お父様の儀平氏が使っていた道具

 
     
     宗一郎氏が使っていた設計台

 懐かしかったり、珍しかったり・・・、色々なバイクが展示されています。

     

          
    
     

          

     

          

     


 2階は、宗一郎氏が描いた絵や関連の書物などが展示されています。

     
     花や風景など自然のものが多く描かれています。


     
     マン島レース優勝のトロフィーと旗

 『平成10年(1998年)6月、マン島TT・フォーミュラワンレースで1位から3位までを独占し、この年、ホンダはマニュファクチャラーズ・アワードを受賞、17連勝を決めた。』(説明文より)


 こじんまりした造りながら、本田宗一郎氏の人となりに触れることのできる良い伝承館です。

『 当社は絶対に他の模倣をしない  どんなに苦しくても 自分たちの手で 日本一 世界一を 』(宗一郎氏の言葉より)

 ものづくりの国、日本、本当に「すごい!」


  施設紹介   旧二俣町役場(現本田宗一郎ものづくり伝承館)  浜松市天竜区二俣町二俣 1112
                                      ☎ 053-477-4664

 常設展は入場無料   開館時間 10::00~16:30   休館日 月・火曜日(祝日の場合は水曜日)・12/29~1/3

 < 概要 >  木造2階建、寄棟造り、浅瓦葺

 < 設計 >  本島亥三郎(もとじまいさぶろう)         

静岡県の「すごい」巡り その1 ( 旧石神尋常小学校 )

2014-10-16 06:20:34 | 富士の国 悠々紀行
 図書館で「静岡県のすごい産業遺産I」という冊子をお借りしました。調べてみるとこれにはⅡもⅢもあるようなのです。県に問い合わせると、以前に作ったもので、もう全部配布してしまったので、在庫は無いということでしたが、インターネットで見ることができるということなので、早速ちょこっと調べて出かけてみることにしました。
3冊あるこの冊子を見て、何となく行ってみたそうなところをコピーして出発、この日は、天竜から掛川あたりを5,6つ選びました。(実際には、全部は行けませんでしたが・・・。)


     
     信号待ち、曲線が美しい天竜川に架かる「橋」(たぶん鹿島橋?)

 カーブの多いのどかな集落を抜けてこの日の最初の見学地「旧石神尋常小学校(現天竜ウッドワーク事業協同組合)に着きました。

『   旧石神尋常小学校(現天竜ウッドワーク事業協同組合)

 建物概要  木造2階建、寄棟造り、桟瓦葺
 年代    1927(昭和2)年』(静岡県のすごい産業遺産より)

 
     
     ここに「石神尋常小学校」の看板が掛けられていたのかな?


     
     元気に走り回る子供たちの声が聞こえるような・・・。


     
     二宮金次郎の像もまあるい時計もそのまま残されていました。

 残念ながら、内部は見ることができませんでしたが、尋常小学校という名前の通りの古い建物を見ることができました。現在は木材を使った机や椅子などを作る作業場となっているとのことですが・・・。


  施設紹介   旧石神尋常小学校(現天竜ウッドワーク事業協同組合)  浜松市天竜区石神 1133-1


 帰り道、行く途中に気になった神社の前で車を停めて、ちょこっと参拝しました。

     
     木で作られた大なまずが奉納されている「大なまず神社」

『   大なまず神社 由緒書き

 この阿多古の川には何百年の昔から大ナマズが住んでおった。
いく度か村が大洪水に見舞われたとき村人総出で「これ以上の災害にならぬように」と手を合わせると突然二匹の大ナマズが現われ洪水を飲み込み、村は一瞬にして元の静けさを取り戻したそうな。
また、村中が疫病に襲われた時、村人達が「大ナマズ様。大ナマズ様」と唱え手を合わせると、又々二匹の大ナマズが躍り出て同時に悪病も消え去ったそうな。
しかしある年の夏、突然一匹の大ナマズが川から浮き上がりもがき苦しんでおった。村人達が総出で荒縄をまきつけ引き上げたが、すでにナマズはこと切れておった。
この大ナマズの口から腹からたくさんのあきカンやゴミがあふれ出てきたそうな。
 村人は大人も子供も三日三晩泣き続け悲しんだ。そこで、阿多古川をきれいにするようにと心してここに大ナマズの神をお祭する事にしたそうな。
毎年5月末の御大祭には、どこからかもう一匹の大ナマズが現われ大きな涙を流し、静かに淵に沈んでいくと云ふ。
「川を汚したものは家族みんなが必ず大病に苦しみ後悔する」・・・そうな。』(古文書より) 


      
     ユニークな音がするよ~、やかんだもの。           大きな木はご神木でしょうか?

 道路に沿って流れている「阿多古川」はそれはそれは美しい川で、地元の方が大切にしていることがうかがえる「大なまず神社」でした。
 
                                                      つづく 

 昨日から急に気温が下がって、肌寒いような・・・。皆さん、お身体に気を付けてくださいね。   

     

台風の置き土産?

2014-10-15 06:41:52 | 生き物紀行
 先日、台風18号で近くの川の中州のようなところが崩れてしまったお話をしましたが、応急処置の間、上流の水門を閉めているので、川にはお水が流れていません。水の流れていない川では、普段はお目にかかれない生き物がいたようです。
お向かいでは、小学2年生になったryouちゃんが、発見、モクズ蟹を捕ってきて飼っているようです。


     
     うひゃ~! 大きい!  このあたりのモクズ蟹の王様かな?

 何匹も捕ってきて、甕の中に入れて置いたら、共食いしてしまい、半分になってしまったとか・・・。
ご近所の年配の方は、皆さん、この蟹を食べたことがあるとか、今でも富士川に蟹捕りの道具を仕掛けに行く方がいるとか・・・。
台風18号の置き土産にお話の華が咲いているようでした。
追いかけるようにしてやってきた台風19号は、夜中にやってくる卑怯者でしたが、我が家での被害は、風の音が怖くて寝不足の私のみでした。
 皆さんのところは、大丈夫でしたか?
 台風一過、昨日は美しい姿を見せてくれていた富士山、今朝は・・・。

     
     雪が降ったようです。朝日をあびて輝いています。

 息子が早く出勤するので、早起きしたご褒美かな? 変則勤務や夜勤など慣れない勤務体制、身体を使うお仕事に、どうなることやらと心配していた息子の現場実習も今月いっぱいで終わります。いつもちょっとぼ~っとしている感じの息子ですが、かなり頑張っていたようです。色々な意味で勉強になったと思います。来月一ヶ月の研修が終わると、本配属、まだまだ半人前ですが・・・。

     

ちょこっと散歩 ( 富士市 みなと公園 )

2014-10-14 07:11:20 | 富士の国 悠々紀行
 台風19号が近づいているという日曜日の午後、だんなさんとちょこっと散歩に出かけました。
 姉から
「しらす街道の南側が整備されて素敵な公園になっているよ。」
と教えてもらったのですが、なかなか行ってみる機会がなくて・・・。以前、白灯台の近くで釣りをしたことはあったのですが、もうずいぶん前のことなので・・・。
「みなと公園」は、田子の浦港の港湾整備工事で発生した浚渫(しゅんせつ)土砂を利用して整備したそうです。


     
     楽しそうな遊具のある「みなと公園」


     
     山部赤人・富士山を望む万葉歌碑


     
     ピラミッドのような展望台(富士山を模したものかな?)

 残念ながら富士山は見えませんでしたが、晴れていれば、たぶん雄大な富士山の裾野の方まで見えると思います。もちろん私たちもお山のてっぺんまで上ってみました。


     
     田子の浦港の入り口、赤灯台と白灯台


     
     工業都市、富士市

 広々として潮の香りに包まれる・・・、すごく気持ちがいい!
連休の中日ということもあり、たくさんの人々が思い思いに楽しんでいました。

     
     波のオブジェの近くあったラッコの椅子?  手(前足)の部分に耳を近づけると、波と風の音が聞こえてきます。     



     
     空はどこまでも続いています・・・。


  施設紹介   ふじのくに 田子の浦みなと公園  富士市前田地先


 海岸まで下りて行くことはできますが、ここは駿河湾の一番奥にあたる場所で、テトラポットで囲まれていて、泳いだりすることはできません。(テトラポットがなくても、急に深くなっていて特別な流れがあると昔からいわれているので、遊泳禁止だったのですが・・・。)
 駐車場もたくさんあって、ノビノビできるので、お勧めです。

美味しいもの ( 大阪のお土産 )

2014-10-13 07:17:11 | 美味しいもの
 仲良しのkaoの大阪旅行のお土産は、甘いものが苦手なkaoらしい物でした。


     
     寝っ転がってお菓子を食べる「ピンクパンサー」が可愛い!と いかにも大阪?というパッケージの「お好み焼きせんべい」

 みかん味が大好きな私のために「みかんあめ」 小さくてみかんの房の形の濃いお味の飴でした。

     
     パスタを揚げたお菓子(チーズと塩のお味)、かる~い感じのおせんべい「お好み焼き」

 ブログを書きながら、テレビを見ながら・・・、ポリポリ・・・。(お行儀悪い?) 小分けにしてあるので、ちょこっと食べるのにいい感じ。kao、ありがとう~。美味しかったです。ご馳走様でした。

 昨夜、大笑いしながら、「ごめんね青春!」を見ました。ロケは、富士市からも近い「三島」で行われたようで、テレビの画面には、見慣れた場所が・・・。お話も面白い、知った場所も登場、日曜日の夜のお楽しみとなりそうです。


     

     

台風の傷跡

2014-10-12 08:34:09 | 生き物紀行
 台風19号が近づいているという土曜日、だんなさんと買い物に出かけようと外に出てみると、何やら大きなクレーンが近くに来ているようです。お孫さんと外遊びを楽しんでいるお向かいの方とお話をしてみると・・・。
先日の台風18号で、近くを流れる川の中ほどの部分が決壊してしまい、補修に来てくださっているとのことでした。
どうやら、決壊した場所の近くのお宅は、水が流れ込んでしまい、大変なことになっていたようです。
私は、全然知らなくて・・・。
 買い物から帰って車を停めてみると、まだクレーンが活躍中でした。
様子を見に行ってみようと話していると、だんなさんが
「鷺が工事を見に来てるよ~。」
と・・・・。

     

  
      
     巨大なクレーンを見つめる鷺



      
     たいへん! 水の勢いがすごかったのかな?


 次の台風に備えて、大急ぎで補修してくださっているようでした。
鷺は工事を見に来たのではなくて、水量が減った(たぶん上流で止めている)川の中の魚やカニを狙っているのではないかと・・・。
お向かいの甕の中には、どなたかが捕ってきた手にもわっと毛のようなものを付けた大きなカニが入っていました。この水路のような川には、こんなものもいるのか・・・・?
 それにしてもご近所で大変なことになっていたのに、全然気づかずにいたなんて・・・。