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静岡県の「すごい」巡り その1 ( 旧石神尋常小学校 )

2014-10-16 06:20:34 | 富士の国 悠々紀行
 図書館で「静岡県のすごい産業遺産I」という冊子をお借りしました。調べてみるとこれにはⅡもⅢもあるようなのです。県に問い合わせると、以前に作ったもので、もう全部配布してしまったので、在庫は無いということでしたが、インターネットで見ることができるということなので、早速ちょこっと調べて出かけてみることにしました。
3冊あるこの冊子を見て、何となく行ってみたそうなところをコピーして出発、この日は、天竜から掛川あたりを5,6つ選びました。(実際には、全部は行けませんでしたが・・・。)


     
     信号待ち、曲線が美しい天竜川に架かる「橋」(たぶん鹿島橋?)

 カーブの多いのどかな集落を抜けてこの日の最初の見学地「旧石神尋常小学校(現天竜ウッドワーク事業協同組合)に着きました。

『   旧石神尋常小学校(現天竜ウッドワーク事業協同組合)

 建物概要  木造2階建、寄棟造り、桟瓦葺
 年代    1927(昭和2)年』(静岡県のすごい産業遺産より)

 
     
     ここに「石神尋常小学校」の看板が掛けられていたのかな?


     
     元気に走り回る子供たちの声が聞こえるような・・・。


     
     二宮金次郎の像もまあるい時計もそのまま残されていました。

 残念ながら、内部は見ることができませんでしたが、尋常小学校という名前の通りの古い建物を見ることができました。現在は木材を使った机や椅子などを作る作業場となっているとのことですが・・・。


  施設紹介   旧石神尋常小学校(現天竜ウッドワーク事業協同組合)  浜松市天竜区石神 1133-1


 帰り道、行く途中に気になった神社の前で車を停めて、ちょこっと参拝しました。

     
     木で作られた大なまずが奉納されている「大なまず神社」

『   大なまず神社 由緒書き

 この阿多古の川には何百年の昔から大ナマズが住んでおった。
いく度か村が大洪水に見舞われたとき村人総出で「これ以上の災害にならぬように」と手を合わせると突然二匹の大ナマズが現われ洪水を飲み込み、村は一瞬にして元の静けさを取り戻したそうな。
また、村中が疫病に襲われた時、村人達が「大ナマズ様。大ナマズ様」と唱え手を合わせると、又々二匹の大ナマズが躍り出て同時に悪病も消え去ったそうな。
しかしある年の夏、突然一匹の大ナマズが川から浮き上がりもがき苦しんでおった。村人達が総出で荒縄をまきつけ引き上げたが、すでにナマズはこと切れておった。
この大ナマズの口から腹からたくさんのあきカンやゴミがあふれ出てきたそうな。
 村人は大人も子供も三日三晩泣き続け悲しんだ。そこで、阿多古川をきれいにするようにと心してここに大ナマズの神をお祭する事にしたそうな。
毎年5月末の御大祭には、どこからかもう一匹の大ナマズが現われ大きな涙を流し、静かに淵に沈んでいくと云ふ。
「川を汚したものは家族みんなが必ず大病に苦しみ後悔する」・・・そうな。』(古文書より) 


      
     ユニークな音がするよ~、やかんだもの。           大きな木はご神木でしょうか?

 道路に沿って流れている「阿多古川」はそれはそれは美しい川で、地元の方が大切にしていることがうかがえる「大なまず神社」でした。
 
                                                      つづく 

 昨日から急に気温が下がって、肌寒いような・・・。皆さん、お身体に気を付けてくださいね。   

     


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