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優しげな微笑みに包まれて その1 ( プーシキン美術館展 )

2013-09-01 08:41:33 | 写真・絵画
 夏休みの一晩、だんなさんは、学生時代のお友だちの集まりに出掛けました。その時、横浜美術館で開催されている「プーシキン美術館展 フランスの絵画300年」のことが話題になったそうです。いつもは、私が
「あそこに行きたい。○○を見たい。」
と大騒ぎして出掛けることになるのですが、
今回は、だんなさんが
「行こう、行こう!」
と誘ってくれました。
 父(だんなさんの)の命日にお墓参りに行くついでに(と言いつつ、先に美術館に行ってしまった・・・。お父さん、ごめんなさ~い。)見に行くことにしました。


     
     横浜美術館
     

     
     今回の美術館展の大きなポスター


     
     美術館が開く前に長蛇の列が・・・。この後、私たちの後ろで折り返して・・・、延々と列が伸びていきました。


 第1章(17-18世紀  古典主義、ロココ)、第2章(19世紀前半  新古典主義、ロマン主義、自然主義)、第3章(19世紀後半  印象主義、ポスト印象主義)、第4章(20世紀  フォーヴィスム、キュビスム、エコール・ド・パリ)と66点の作品が並びます。
 中でも、ポスターにもなっている「ジャンヌ・サマリーの肖像」(ピエール=オーギュスト・ルノワール作)は、明るいピンクの色合い、優しげに微笑んでいるような表情、暖かく包み込んでくれるようです。
一番好きな作品は、「ナイルの渡し船を待ちながら」(ウジェーヌ・フロマンタン作)です。「陽だまりのライラック」(クロード・モネ作)も好きです。
たくさんの人々が見に来ていましたが、思ったよりゆっくり見ることができました。
 絵を描くことは、苦手ですが、見ることは大好きです。今までで、一番印象に残った絵は、中学生の頃、叔父が見に連れて行ってくれた美術展で見た「忘れえぬ人」(クラムスコイ作)という絵です。
ざわつく美術館の中で見たはずなのに、一人ぼっちでこの絵と向かい合ったような感覚でした。
題名の通り、私にとっても「忘れえぬ人」となりました。プーシキン → ロシア → 忘れえぬ人の連想でした。



 この美術館には、2月、「ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家」に訪れています。興味のある方は、 以前のご紹介のページ  を見てね。
実は、この美術館はリピーター割引があります。観覧済みのチケットの半券を提示すると、団体料金でチケットを購入できます。(展覧会最終日から1年間1名1回限り有効)


  美術館紹介  横浜美術館  神奈川県横浜市西区みなとみらい 3-4-1
                     ☎ 045-221-0300

 駐車場も10:00からしか開きません。混んでいることを予想した私たちは、お向かいの三菱ビルの地下に車を停めました。


                                              つづく


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