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春の気まぐれ旅行 その15 ( 金屋子神社 )

2016-06-06 19:54:00 | 不思議紀行
 「菅谷高殿」で降り始めた雨は、「奥出雲たたらと刀剣館」で本降りになり・・・。時間の関係で「絲原記念館」・「角炉たたら」などを断念、雨と時間の関係で「「羽内谷(はないだに) 鉄穴流し(かんなながし)」・「鏡ヶ池」「稲田神社」も断念し、あきらめきれなかった「金屋子神社」に向かいました。

『  金屋子神社(かなやごじんじゃ)

  1200社を数える「金屋子神社」の総本山。
 明治14年の建造で高さ9mの御影石造りの見事な大鳥居は石造りでは日本一と言われています。
 昔の伝統を頑なに守るたたら職人をはじめ、鉄に関わる様々な人々の信仰を集めていて、現在でも製鉄・治金関係者らが数多く参詣しています。
 祭神は金山彦命・金山姫命 

 日照りで困っていた播磨の国に、慈雨をもたらし多くの人を飢餓から救った金屋子神。「これからは西の方へ行き、人々に鉄の製法を教えなければなりません。」と白鷺に乗って飛び去り、この地の桂の木に降り立ち、他の神様たちを導引し人々に鉄作りの技術を教えたとされています。

  永代たたらの建設に加わった75神をはじめ、火災から高殿を守る神、炉に風を送る神、方位を守る神、と「たたら製鉄」には多くの神様たちが参加したと言われています。
 この神様が一緒だと質の良い鉄が産み出される、と「たたら師」たちの間に金屋子信仰が起こり、たたら場には必ず金屋子神が祀られ、「桂の木」が植えられました。
 その後、たたら集団の拡散と共に全国に広まり、現在では1200社を数える金屋子神社の総本山。春秋の大祭には、鉄工関係業者をはじめ県内外の参詣人が多く訪れています。』(安来市観光協会ホームページより)

     
     山道を抜けると大きな石の鳥居が見えてきます。

     
     雨に濡れるニの鳥居 名残りの桜が綺麗でした。

     
     大きな(けら:鉄の塊)が奉納されています。     

     
     池には「金儲神社」 (苦労した氏子さんからの寄進)が祀られています。

     
     雨が激しくなってきました。

      
     逞しい狛犬

      
     階段を上がったところ場所にいた狛犬 今にも飛びかからんばかり・・・。

     
     入母屋造・唐破風付向拝・銅板葺の拝殿

          
          大社造・銅板葺の本殿

 先日、テレビで、「トヨタ自動車」発祥の地(愛知県刈谷市豊田町の豊田自動織機本社)敷地内に豊永神社という神社があり、ご祭神は、金屋子神社(鉄の神)、熱田神宮(武運長久の神)秋葉山神社(防火の神)、毎年安全祈願祭が行われるというニュースを見ました。車は鉄の塊、なるほどと思った次第です。


  神社紹介   金屋子神社  島根県広瀬町西比田 213-2
                     ☎ 0854-34-0700

 奥出雲には、たたらや神話に関係した場所や施設がたくさんあります。いつか何日かかけてどっぷり浸かってみたいと思います。

                                                    つづく