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夏休み、気まぐれ旅行 その4 ( 民族芸能伝承館 )

2014-08-17 07:09:22 | 不思議紀行
「赤れんが郷土館」のチケット売り場の方が「民族芸能伝承館(ねぶり流し館)」との共通チケットを勧めてくださり、雨模様のお天気だったので、公園などの散策は無理そうだったこともあり、この共通券を購入しました。
車は、「赤れんが郷土館」に停めたままにさせて頂いて、歩き始めると・・・。


     
     「秋田竿灯まつり」の観覧席がまだ残っていました・・・。この通りの名前も「竿燈大通り」というそうです。


     
     「民族芸能伝承館(ねぶり流し館)」

『   ねぶり流し

 ねぶり流しは、竿燈と呼ばれる以前、昭和前期までの名称でした。ねぶり流しのねぶりは、眠りのことで、秋田では眠いことを「ねふて」「ねぶて」などと言います。全国で見られる眠り流しのことです。
 この眠り流しは、祓(はら)えのために汚(けが)れを形代(かたしろ)などに託して水に流す神送りの行事が、夏季の睡魔を追う行事として発達したものです。
 旧暦の七夕(7月7日)前後に、秋田だけでなく青森、弘前、黒石、能代などでねぶり流し行事を見ることができます。青森の「ねぶた」や弘前の「ねぷた」も同じように「ねむたい」が語源とも言われています。』(竿灯祭り実行委員会ホームページより)


     
     秋田の竿燈(国指定重要無形民俗文化財 昭和55年)


     
     係りの方のお手伝いの元、子供たちが「竿燈」にチャレンジしてます。

 この「竿灯」は、幼若(5kg)・小若(15kg)・中若(30kg)と重さや大きさによって区別されています。高さがあるので、バランスを取るのが難しそうです。町内によって提灯に描かれている絵も違って実にバラエティに富んでいます。
その他のこの地域の民俗行事や芸能などの展示を見学することができます。

     
     梵天祭(広面赤沼)


     
     土崎神明社祭の曳山(国指定重要無形民俗文化財 平成9年)
     

      
     竿燈                               羽川剣ばやし(下浜羽川 市指定無形民俗文化財 昭和54年)

      
     秋田万歳(県指定無形民俗文化財 昭和49年)     黒川番楽(金足黒川 市指定無形民俗文化財 昭和42年)

      
     山谷番楽(大平山谷 市指定無形民俗文化財 昭和42年)   新屋鹿嶋祭り(新屋)

 この施設は、私たちのような観光客が、地域芸能に触れることができるだけでなく、地元の人々が保存伝承していくための施設でもあるようです。提灯のお祭りくらいしかなかった私の知識は、ぐ~んと深みを増しました。
いつかこの「秋田竿燈祭り」を見にこようと思いました。


  施設紹介   秋田市民俗芸能伝承館(ねぶり流し館)  秋田県秋田市大町1丁目3番30号
                                  ☎ 018-866-7091