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夏休み、気まぐれ旅行 その3 ( 秋田市立赤れんが郷土館 )

2014-08-15 07:09:18 | 建物紀行
 さて、「赤れんが郷土館」の見学です。


     
     入口近くにある「秋田県里程元標跡」

 「里程元標」って???

『   里程元標

 道路元標(げんぴょう)とは、道路の路線の起点や終点や経過地を表示するための標識のことで、大正9年に設置されました。明治期に設置されたものについては、里程元標と呼ばれています。』


 こんな感じの石をどこかで見た記憶が・・・?


     
     北海道庁前の「札幌市道路元標」 近くに、国道5号線、国道12号線、国道36号線が走っています。


     
     北海道庁前、この右側に上の石が置かれています。

『   秋田市立赤れんが郷土館 

 赤れんが館は、当時の秋田県技師山口直昭が外部を、東京の星野男三郎が内部を設計し、旧秋田銀行本店本館として明治42年6月に着工、明治45年7月に完成しました。建設にあたっては、地盤が軟弱なため、基礎工事は入念をきわめ、これに工期と費用の半分を注ぎ込んだと言われています。過去何回か起こった大地震にもびくともしませんでした。』(頂いたパンフレットより抜粋)

     
     ルネサンス様式 れんが造り二階建て

 土台は灰色の男鹿石の切り石積み、1階は、磁器白タイル、2階は赤れんがという華麗な造りです。


     
     窓口の腰材は深緑色の蛇紋岩を使ってあります。


     
     棟札


     
     美しい装飾の天井


     
     暖炉や扉もきちっと美しい


     
     厚い扉の金庫


     
     白い大理石のゴージャスな階段


          
          階段の手すりのまるみがとても綺麗です。


     
     2階から営業室を望む


     
     貴賓室の内部の扉


          
          重厚な暖炉


          
          当時の秋田銀行のマークと当時としては珍しいキャスター付きのソファ


     
     色のコントラストが素敵ですね。


     
     別館の「勝平特之(かつひらとくし)記念館」 素朴な暖かい版画です。


     
     別館(新館?)は、趣が異なる建物です。


     
     円筒状構造はイギリス・ルネサンス様式とか・・・。


 館内の説明をして下さる方もいらっしゃって、ゆっくり詳しく見学できました。明治時代の建物は、新しいものを受け入れていく勢いがあって、心惹かれます。



  施設紹介   秋田市立赤れんが郷土館  秋田県秋田市大町 3丁目 3-21
                           ☎ 018-864-6851  


                                                 つづく