片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

ノーベル賞受賞の山中さんは、実家のミシン部品工場の在庫管理のプログラムを作っていた

2012年10月09日 | 私の正論
自分のためにプログラムを作る。この経験は非常に重要です。
山中さんは、実家のためにプログラムなので、本当に役に立つソフトを一生懸命考えて作ったはずです。在庫管理と言えばデータベースです。データを、ああでもないこうでもないと検索したり、並べ替えてみたり、集計したりすることが、プログラムさえ書けば瞬時にできます。条件を変えて何度でもできます。この経験を、人のためではなく自分の家族のためにやったのですから、この経験は重要です。
ノーベル賞をもらえた一つの要因として、理化学研究所から提供されたデータを、自分で思うように分析できるプログラミング技術を習得していたこともあるのではないでしょうか。
これを人にやってもらったのでは隔靴掻痒もいいところですし、そもそもコンピュータを使ってあたりをつけようなどど思わなかったかも知れません。

学生時代に、自分の趣味でもアルバイト先のことでもいいからプログラムを作って使ってみる体験をすることをお勧めします。特にデータを操作する経験が大事です。




外道を料理屋に卸すビジネスが上げ潮だという

2012年10月08日 | 私の正論
見た目の悪い魚(いわゆる外道)を料理屋へ卸すビジネスが上げ潮だという。
スーパーの魚売り場時は10数種類の魚しかないが、食べられる魚、美味しい魚は他にいくらでもあると「さかな君」が言っていたのを聞いたことがある。
この傾向は何だろうか?
何か大きな時代の変わり目を感じる。
IT業界でもそうだ。あてがいぶちではなく、自らITを駆使してビジネスをやろうという人や会社が増えてきたように感じる。
大量生産大量消費の影で、本物が育ちつつある。

悪相の魚は美味し雪催(ゆきもよい) 鈴木真砂女
務め帰りのサラリーマンが、小料理屋であんこうの煮付けでもいただいてるのでしょうか。外は雪模様。

天声人語より



誕生日に思う

2012年10月08日 | Weblog
昨日私の誕生日だった。
これまでに無いことが起こった。
FB(フェイスブック)で、誕生日おめでとうのラッシュを受けた。
FBはFB仲間の誕生日をおせっかいにも教えてくれる。
私がそれに呼応して「おめでとうございます」と書くことはほとんどない。単なる儀礼になるのが嫌だし相手に迷惑だと思っていたからだ。
しかし昨日次から次へと来るお祝いメールに不思議な感覚を覚えた。
少なくとも個々人の時間を私のために使ってくださったという事実がある。まずは余計な時間を使わせて申し訳ないという気持ちが立つ。それからなんらしかの返信を試みる。するとその方との関係を思い出す。一言添えたいと思う。

昨日は一日のかなりの時間をFB対応に割いた。
終わってみて思う。
FBの戦略は、無理やり友達とコミュニケーションを取らせようとすることだが、それも悪くはないと。
ただ心配なのは、誕生日におめでとうメールを出すのを強制されるような風潮になるのが怖い。
メールをもらうのはありがたいが、メールをくれない人の心遣いも自分に照らして感じる。

結論として思ったことは
誕生日はメール対応のために時間を確保しておくこと。せっかくメールをくださった人にきちんとお礼メールを出すこと。

以上




地域ごとの名産品があるのは日本くらい

2012年10月07日 | Weblog
日本には、それぞれの地域で、そこを代表するような食品やら酒やら農産物がある。たとえばアメリカに行って、こちらの名産はなんですかと聞いてみると、キツネにつままれたような顔をして、ついには「ピザ」などと言う。

日本の地域ごとの特産物、これこそネットで売るのに適したものだ。スーパーや商社が扱うには一般的ではないので無理。楽天ならばたとえ日本に5000人にしか見込み客がいないようなレア物でも売れる。
楽天はこうしして発達してきた。ロングテールこそがビジネス。


優秀なIT人材が採用できない地方の小売業はどうしたらいいでしょうか

2012年10月07日 | Weblog
先日の楽天研究所の森さんの講演のあとで、こんな質問が出た。
つまりデータは山ほどあるが、分析して売上につながるような仕組みを考えられる人材が確保できないというのだ。
森さんの答えは簡単だ。近くの大学の研究室と組めばいいという。大学の研究室はマーケティングや統計学は、理論としては一生懸命やっているが、なにせ生のデータがない。そこで、データを提供すると言えばよだれが出るほどありがたい話のはずだ。

なるほど、これも目からウロコ。

☆エリィせんせいの今週のお絵かき紹介☆

2012年10月07日 | Weblog
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
お絵かき大好きドットコム・メールマガジン 第31号     2012/10/5

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

☆エリィせんせいの今週のお絵かき紹介☆
----------------------------------------
こんにちは。

秋の長雨ですっかり涼しくなりました。
暑く長い夏もやっと終わりましたね。
終わってみると夏の暑さもなつかしいですが来年までさようなら、ですね。

今回も新しくピックアップされた作品を紹介します。

◆弥生(蘇州)ちゃんのギャラリー「蘇州からの作品です」

ウサギとカメは、日本でもおなじみのお話ですね。
お正月の模様は中国らしくその文化の違いが表れておもしろいですね。
幼いながらしっかりとした作品ですね。



◆leonくんのギャラリー「ショベルカー」

赤一色で表現したショベルカーですがとても素晴らしい作品です。
洗練されたデザインのようですね。
好きでいつもいつも見ているから、シルエットがしっかり描けるのですね。


◆かんな姫ちゃんのギャラリー「パパのパソコン」

子どもの発想って本当に面白い!
段ボールがパパのパソコンに変身してしまうのもすごいし、
それがちょこんと置いてあるのがまたまた
可愛らしいですね。
そんな小さなころの日常の風景を留めでおくのも素敵ですね。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発行元
NPOこどもお絵かきギャラリー「お絵かき大好きドットコム」

━━━

宮田眼科病院の総合電子化システム「HAYABUSA」を堪能

2012年10月05日 | Weblog
中身を話すわけにはいかないが、現場のノウハウの塊の電子カルテの部分を見させてもらった。
一般企業では、データ入力をするのは事務担当だったりするが、病院で一番データ入力をするのはドクター。患者が来たとき、膨大な過去の電子カルテをひっくり返して眺めながら診察し、処置を書き込む。この全体を鳥瞰する部分がノウハウの塊だ。
一般的な病院総合システムはドクター以外の人にとってはそれなりに便利かも知れないが、「HAYABUSA」は明らかにドクターにとって便利だと思った。
ドクターは、一度「HAYABUSSA」を手にしたら「HAYABUSA」の無い病院へは行きたくなくなる。きっとそうなる。
私は確信した。

本番稼動は来年のようだが、すごいシステムができそうだ。
病院のみなさんの努力に最大限の敬意を表します。


ビッグプロジェクトに立ち向かう若者からのメッセージ

2012年10月04日 | 感動したこと
「とにかく成功の為なら嫌われものだろうが何だろうが、やり抜く覚悟でいます。

立ち上がった暁には、祝杯って事で、お願い致します(笑)」

彼はプロマネでもなんでもありません。
言わばただのお雇い外注プログラマー。
それでもこれだけの気概を持って仕事に取り組んでいるのです!!

私はこういう若者をほんとうに大事にしたい。
日本の明日を担うのは気概を持った若者です。
既存組織ではありません。

障害が重すぎて、言葉を理解できないのではないかと思われていた方の世界

2012年10月04日 | Weblog
臼田輝君は、1歳の時5階のベランダから転落して筋肉一つ動かせない身体になった。そんな輝君が國學院大學の柴田保之教授の入力スイッチに出会ったのが中学一年の時だった。
柴田先生が読み上げる50音を聞きながら、該当の文字のところに来るとスイッチを押す。そうやって綴ったものすごい、感動的な世界。

<せかいからせんそうがずっととだえて てきみかたきめずに くらしていけたらいいのに>

<せっかくいろんなこどもたちが ことばをつかっているのに しんじて?


研ぎ澄まされた言葉を使う背景について
<けっしてなにもするわけでもなく だたじっと ことばだけをつかっていきてきた しかし いちどもそのことばを だれにもはなさずに いきてきたので のんふぃくしょんのどらまよりも すさまじいたいけんをしてきたから だから ことばがとぎすまされてくるのは あたりまえのことなのです>

<よもすえというかんがえかたは まちがっていて かのうせいにかけるべきです。にんげんのことを あきらめてはいけないとおもいます。よきひよきときに まぐりあうことを しんじよう>

<きぼうをそらにおもいえがきながら このきれいなとびらをあけて いいみらいにむかって うえをみつめながら くるしみは きのうのものとして あかるいゆめをみながら あるいていこう>
これが絶筆だった。享年16歳。

輝君のことばが本になった。

注文はメールがいいようです。