片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

ノーベル賞受賞の山中さんは、実家のミシン部品工場の在庫管理のプログラムを作っていた

2012年10月09日 | 私の正論
自分のためにプログラムを作る。この経験は非常に重要です。
山中さんは、実家のためにプログラムなので、本当に役に立つソフトを一生懸命考えて作ったはずです。在庫管理と言えばデータベースです。データを、ああでもないこうでもないと検索したり、並べ替えてみたり、集計したりすることが、プログラムさえ書けば瞬時にできます。条件を変えて何度でもできます。この経験を、人のためではなく自分の家族のためにやったのですから、この経験は重要です。
ノーベル賞をもらえた一つの要因として、理化学研究所から提供されたデータを、自分で思うように分析できるプログラミング技術を習得していたこともあるのではないでしょうか。
これを人にやってもらったのでは隔靴掻痒もいいところですし、そもそもコンピュータを使ってあたりをつけようなどど思わなかったかも知れません。

学生時代に、自分の趣味でもアルバイト先のことでもいいからプログラムを作って使ってみる体験をすることをお勧めします。特にデータを操作する経験が大事です。