片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

壊れる日本人  ケータイ・ネット依存症への告別

2006年06月26日 | 私の正論
友人のSさんからのメールです。このあとで更に詳しくコメントしてくれることになっています。Sさんよろしくお願いします。

片貝さん、おはようござます。
今、柳田邦男著の壊れる日本人を読んでいますが、どこもかしこもIT,ITの世の中で日本人というか、人間本来の感性、情緒はどうなってしまうのかという論調です。まだ途中までしか読んでいませんが、立ち止まって考えるには良書でした。
彼の本は25年くらいに読んだ”航空機事故”以来ですが、読みやすい文章で示唆に富んだ本を書く人だと再認識した次第です。



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3 コメント

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関連書籍 (営業マンA)
2006-06-26 17:36:31
昨年ニート対策関連の仕事をしていた時にカウンセラーの人に薦められた本が、正高信男著の「ケータイを持ったサル・人間らしさの崩壊」です。少し暴論気味ですが個人的には面白かったので興味がある方はどうぞ。
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生きるとは殺すこと (片貝孝夫)
2006-06-26 17:25:24
子供の頃ウサギを飼いました。春先に手のひらに載るようなウサギを手に入れて、秋までタンポポの葉っぱなど、やわらかい葉っぱを取ってきて毎日あげます。

秋になるとまるまる太った立派なウサギになります。

包丁の背中で首を叩いて気絶させ、毛皮を剥いで肉を食べます。自分で手を下すことは、さすがにできませんでしたが、見ていました。とても悲しいことですが、生きるとはこういうことかと、思ったものです。

都会人もみな、肉を食べていますが、こういうことです。自分で殺して食べれば優しい人間になれるのではと思います。
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Unknown (杉浦和史)
2006-06-26 15:27:04
先日買った“壊れる日本人”、未だに半分読ん

だ状態で止まったままですが、その範囲内で。



何年か前、主婦の友社から、「テレビに子育て

を任せていませんか?」という育児雑誌編集部

が纏めた本が出版され、幼児の健全な脳の発達

に問題ありと提言があったそうです。今はTV

ではなく携帯、ネットになり、幼児ではなく、

小学生から大人まで病的に浸透している弊害が

でていることへの警鐘が事例と共に紹介されて

います。

マニュアル化された社会の中で、入手できる限

られた範囲での情報で全てを判断してしまう傾

向があるという話しも幾つか紹介されていまし

たが、これらの根っこは同じで、迷いながら道

を覚えるとか、ナイフで鉛筆を削って際に指を

切ったり、放し飼いされている犬と戦いながら

帰ったり、木に登って落ちたりすることから学

ぶということがなくなり、危険が除去された社

会で、痛みを実感できずバーチャルな環境で育

ったことによる諸問題も指摘されています。



大きな工場火災の例では、最初に赤い光をみた

社員が防災センタに一報を入れたが、同センタ

で把握している情報には異常はないので、問題

なしとしたところ、数分後に爆発炎上となり大

火災となってしまったとのこと。

防災センタ要員は把握していない情報(センサ

がない場所だった)あるかも知れないとは思わ

ず、マニュアル通り、火災を知らせるメータに

異常がなかったので問題なしとしたわけです。

現場を見ないでメータを見る、おかしいという

報告を目視せずに、機械から判断する、この様

な事態は明らかに今の拝金主義ならぬ、拝IT

主義のなせる業ではないか、ザッとこんな感じ

です。医療分野の事故も似たような事例があ

り、書かれている内容に同感すること多数あり

ます。



なお、同氏の航空機事故の本にも沢山の事例が

紹介されていました。この本は当時OSの設計

をしていた我々数百名はほぼ全員購入して読み

慣れの中、あるいは思い過ごしによるバグの

発生を抑止、品質向上の一助にしました。





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