片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

電子政府は、番号制度の導入がすべての始まり

2010年12月12日 | 私の正論
韓国では1960年代に北朝鮮のスパイがたくさん入り込んで、それを見つけるために、国民に番号を付けたのだという。国家による国民統制が目的だった。
それが結果として世界一の電子政府を作ることにつながったのだという。
しかし、個人の情報が国家に一元的に集約されることになり、そのセキュリティー管理は非常に重要だ。これまでに何度も事故は起きているという。大学生の成績も一元管理されていたが反対運動が起こり、大学ごとの自主性に任すなど、一部は元に戻すなどして対応してきたという。

韓国の地方自治体の法制度はかつて日本から輸入した。しかし、今では戸籍制度は撤廃され住民台帳しかないという。これには女性の力が強かったという。また、印鑑証明の生後は廃止の方向で検討されているという。見える化が進んで必要性がなくなってきたのだろう。

韓国は2000年当時、電子政府の構築にあたって民間人をトップに据えたという。
大統領の代行としてだ。
それを馬鹿にした省庁の役人が、会議に代理出席をさせるなどしたことがあり、大統領に呼ばれて大いに叱られたことがあるそうだ。
そうやって歴代大統領の強い意志で実現した。
日本でも、民間で大成功している企業のCIOを国家プロジェクトのトップに据えようではないか、大学の先生や公務員では、厳しさをまったく知らないので無理だ。

それにしても最も大事なのが番号制度。
これなくして開始することはできない。
経団連が番号制度を強力に提案している。私はそれを支持する。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (臼井)
2010-12-12 08:29:19
全く同感、一刻もはやく対応しで欲しいですね。加藤寛税制会長時代もこの議論あったように記憶してますがあれから既に何年も経過してますね。
返信する
ありがとうございます (片貝孝夫)
2010-12-12 23:49:52
世論を巻き起こしましょう。
返信する

コメントを投稿