片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

総務省のxICTビジョンを総務省情報通信経済室長の今川拓郎氏に伺った

2008年08月31日 | 私の正論
社会情報学会の定例研究会が、8月30日東大駒場キャンパスであった。集まったのは20名ほど。総務省が2008年7月3日に発表した「ICT成長力懇親会・最終報告書「xICTビジョン」を、キーマンの今川氏から伺った。目指しているのは、あらゆる産業・地域とICTとの進化した融合だ。とてもよくまとまったビジョンだが、目新しいものはないとの意見も会場からあった。
全国津々浦々ブロードバンドを張り巡らすということが何を意味するか。それは、どこにいても仕事ができる環境の提供ということにほかならない。しかしこれは時間との勝負だ。今田舎は劇的に高齢化が進んでいる。たとえば私が育った群馬県東吾妻町だが、昭和35年は中学生以下の子供が8700人いたのが、今では2500人程度になっている。逆に65歳以上は1800人だったのが5000人近くなっている。たった50年で劇的な変化だ。このままあと10年もすると、かつて人が住んでいたというゴースト地区がいくつもできるだろう。
全国津々浦々ブロードバンドを引いて、都会の人が田舎に移住して仕事を続けるというのを10年くらいで実現しないと取り返しがつかないことになるような気がする。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿