片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

アジャイル開発の勧め

2013年09月11日 | 私の正論
昨日アジャイルワークショップに参加した。
私なりに理解したこと。

1.やることが明確になっているシステムはアジャイルでやる必要はない。
2.アジャイルは一括請負契約スタイルではほぼ不可能。
3.アジャイルは機能を実現するのではなく価値を実現する。
4.アジャイルは経営者の理解がないとできない。
5.アジャイルは、どうしてもアジャイルでやりたいという信念の人がいないと立ち上がらない。

長年、企業情報システム業界に身をおいてきた自分に見えるものがある。
多くの企業では、情報システム要員が、社員では足りず、ソフトウェア会社から人月いくらという契約で何年も来てもらっているのが普通だ。
そういった人は、社員と違って人事異動がないから担当しているシステムの業務に精通している。事務処理の生き字引だ。

これまで人材派遣的にエンジニアを長期に企業に派遣してきた、地味なソフト会社こそアジャイル開発の旗手になれるのだ。
言われたことをやるのではなく、価値を目指してイテレーションを繰り返し、より付加価値の高い仕事をするのだ。
こうすることでエンジニアに自信がつく!そうすれば企業としても次のステップに進める。

人材派遣型ソフトウェア会社の社員にアジャイル開発の資格を取らせる。そして派遣先に日々の仕事をアジャイルでやりましょうと提案させる。これは活性化と企業の強みになる。