片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

JUASスクエア2013の基調講演でソニー生命の嶋岡社長のお話を聞きました。

2013年09月05日 | 私の正論
実に痛快でした。
嶋岡さんは、新卒で当時の共同石油に入られ、情報システム部勤務でした。
その後ソニー生命に入られて情報システム部長をされていました。
そして役員、社長と上り詰められた方です。
そのあたりのことは共同石油時代に先輩だったというソフトウェアパートナーの寺田社長から伺ってました。

カブドットコム証券の齊藤社長もNRIの運用エンジニアでした。
ITの世界に一度どっぷり漬かった人の中で、経営センスのある人が経営者になると、とてつもないシステムができるものだと、お二人の講演をそれぞれ聞いて確信しました。

ソニー生命のファイナンシャルプランナーは、完全ペーパーレス、仕事はすべて現場で完結、オフライン処理、スマホ連携、三世代マネジメント、などなど、こんなことができたらいいなという機能はほぼそろっています。

システム開発に臨む姿勢も、一段落すると技術が停滞するので開発はし続けるそうです。

カブドットコム証券も、100名ほどの社員のうち、85名はITの何らかの資格を持っているということでした。

両社に共通していることは、仕事はシステムありきだということです。
人手でやっていた仕事をシステムで支えるのではないのです。

すばらしい業績です。

カブドットコム証券も、社員1人あたり1億円以上の経常利益をたたき出しています。

物を扱わないビジネス(銀行、保険、株)は情報システムの善し悪しで業績は大きく左右されます。
ですから、ITに長けた人が社長になる必要がどうしてもあります。

CIOではだめなのです。