片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

はやぶさに電波を送り、返事が返ってくるまで30数分かかります。

2010年10月13日 | 感動したこと
(西山さんの講演感想続き)
これではリアルタイム処理は不可能です。
はやぶさは自分で判断して行動しなければなりません。
はやぶさからの通信は、800バイトのパケットにして、送ってくるのだそうです。
そこには機器の状態を示すデータがぎっしりつまってます。
しかし、瀕死の状態のときは、こちらからYES/NOの質問だけして、1ビットだけ帰ってくればいいようにしたこともあるそうです。そんな1ビット通信を1ヶ月も続けて、状態を確認し指令を送り続けたのだそうです。

しかし、すごいです。
はやぶさがイトカワに降りるとき、太陽、地球、はやぶさ、イトカワが一直線になる日時を見計らってタッチアンドゴーをしたのだそうです。
そうしないと太陽電池が使えないのと、地球に電波が送れないのだそうです。
化学ロケットもすごいです、0.25mm/secしか動かないようにイトカワの上で静止させることができたのだそうです。

受講者は、この素晴らしい日本の技術に興奮して質問を繰り返していました。
はやぶさ2の計画があり、署名を求めているそうです。