片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

戦争のつくりかた

2010年10月10日 | 22世紀を目指して
「戦争のつくりかた」という絵本があります。

最後に、こんなふうに書いてあります。

「人の命が一番大切だと教わってきたのはうそになりました。一番大切なのは「国」なのです」


国とは何でしょうか。
宇宙飛行士が、宇宙から、国境線のない地球を見ると、考え方が変わっていくようです。
ここにこんなことが書いてありました。引用します。

「宇宙から見ると国境なんてどこにもない。国境なんてものは、人間が政治的理由だけで勝手に作り出しただけの、もともとは存在しないものなのだ。宇宙から自然のままの地球を見ていると、国境というものがいかに不自然で人為的なものであるかがよくわかる。それなのに、それをはさんで、民族同士が対立しあい、戦火を交え、殺し合う。これは悲しくバカげたことだ。私は軍人として生きてきた人間だから、どの戦争においても政治的歴史的理由があることも・・・わかっている。しかしなお、宇宙からこの美しい地球を眺めていると、そこで地球人同士が相争い、相戦っているということが、なんとも悲しいことに思えてくるのだ。どんなに戦っても、お互いこの地球の外に出ていくことはできない。この地球以外、我々には住むところがないんだ。それなのに・・」(ウォーリー・シラー)彼は肉眼で、ベトナム戦争の戦火を見た経験をしている。それはベトナム上空でパチパチ火花のように光っていたといいます。