片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

「斜陽への旅」の太宰治と太田静子に感動 (10月4日ETV特集)

2009年10月05日 | こころ
私の年代だと、太宰に接するのは「走れメロス」だと思う。
私も、先生が授業で一気に読んでくれて、感動に打ち震えた記憶が蘇った。

しかし太宰の弱々しさには、社会人になってから、つきあっていられない気持ちがあって、とても読む気はしなかった。

晩年にに書いた斜陽は、太田静子の日記を元に書いたのだが、当初の予定と違って、太田静子が太宰との子供治子と供に力強く生きていくというエンディングに変えたのだそうだ。
子供を宿した静子に太宰は「君とは死ねないね」と言ったという。

こんな背景がこの作品にあったのかと、無知な私としては驚くばかり。
もう一度斜陽を読んでみたくなった。


大田治子さんにとってこの番組は、人生の集大成ではないかと思った。

PowerBuilder VB Delphi 等で作ったC/SシステムのWeb化に思う

2009年10月05日 | Biz/Browser
1980年代から90年代に作られた優れた業務用パッケージソフトがたくさんある。
パソコンがどんどん変わるので、それらをWeb化しないとメンテナンスが大変になってしまう。
そこで使われてきたのがターミナルサービスの利用。
しかし悩みが4つある。
そもそもC/Sシステムのものを擬似的にWebにしているので無理があるのだ。

1.ユーザ数が増えるとサーバを増強しないといけない。
2.ターミナルサービスのライセンスがばかにならない。
3.古い言語なので、メンテナンスできる人が少なくなってきている。

そこで、いつかは本格的なWebシステムにしなければいけないと内心思っている。
しかしそのきっかけがつかみにくい。
そんな悩みを最近よく聞く。

考えるポイントはランニングコストだ。
Webシステムに切り替える初期費用+ランニングコスト*Nヶ月 と
現在のシステムのランニングコスト*Nヶ月 のバランスするNを求めてみることだ。
N=<12なら1年以内に回収できる計算だからすぐに着手してよい。36だったらターミナルサービスで使い続ける。
問題はこの中間だが、いずれはWeb化しなければ将来はない。
どこで決断するかだろう。

蛇足だが、WEb化すると操作性が変わってしまうとか、応答速度が遅くなるとか思っている方がいたら、そんなことはないのでご心配なく。
C/S資産をWeb化して、操作マニュアルを変える必要がなかったという事例が二つある。

1.大学生協の例
2.通信会社の基幹業務の例