片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

PowerBuilder VB Delphi 等で作ったC/SシステムのWeb化に思う

2009年10月05日 | Biz/Browser
1980年代から90年代に作られた優れた業務用パッケージソフトがたくさんある。
パソコンがどんどん変わるので、それらをWeb化しないとメンテナンスが大変になってしまう。
そこで使われてきたのがターミナルサービスの利用。
しかし悩みが4つある。
そもそもC/Sシステムのものを擬似的にWebにしているので無理があるのだ。

1.ユーザ数が増えるとサーバを増強しないといけない。
2.ターミナルサービスのライセンスがばかにならない。
3.古い言語なので、メンテナンスできる人が少なくなってきている。

そこで、いつかは本格的なWebシステムにしなければいけないと内心思っている。
しかしそのきっかけがつかみにくい。
そんな悩みを最近よく聞く。

考えるポイントはランニングコストだ。
Webシステムに切り替える初期費用+ランニングコスト*Nヶ月 と
現在のシステムのランニングコスト*Nヶ月 のバランスするNを求めてみることだ。
N=<12なら1年以内に回収できる計算だからすぐに着手してよい。36だったらターミナルサービスで使い続ける。
問題はこの中間だが、いずれはWeb化しなければ将来はない。
どこで決断するかだろう。

蛇足だが、WEb化すると操作性が変わってしまうとか、応答速度が遅くなるとか思っている方がいたら、そんなことはないのでご心配なく。
C/S資産をWeb化して、操作マニュアルを変える必要がなかったという事例が二つある。

1.大学生協の例
2.通信会社の基幹業務の例

最新の画像もっと見る

コメントを投稿